新語時事用語辞典とは?

2014年9月24日水曜日

昭和天皇実録

読み方:しょうわてんのうじつろく

宮内庁書陵部が編纂した昭和天皇の御一代記。公式記録、および、宮中の側近の日誌など、各種資料から得られた情報に基づき、昭和天皇の降誕から崩御までの生涯にわたる動静、振る舞い、事績などがまとめられている。いわゆる正史。

昭和天皇は歴代の天皇の中でも最も長命であり、在位期間も最も長きにわたった。さらに太平洋戦争と敗戦、戦後の高度経済成長と時代を共にされている。戦争ひいては昭和史を振り返る資料としても昭和天皇実録は重視される。

昭和天皇実録は2014年(平成26年)9月9日に公表された。15分冊となっており、順次刊行を見据え出版社の募集も行われた。2014年11月末まで皇居内書陵部の臨時閲覧室におて写しが公開され、一般人も閲覧できる。

関連サイト:
昭和天皇実録(写し)の特別閲覧の実施について - 宮内庁

アジア競技大会

読み方:アジアきょうぎたいかい
別名:アジア大会
別名:アジアカップ

アジア地域の国々を参加国とする競技大会。1951年にインドで第1回大会が開催され、2014年9月の韓国・仁川(インチョン)大会で第17回を数える。

アジア競技大会は基本的に4年間隔で開催されている。1986年には冬季大会も開催されるようになり、通例として夏季大会の翌年に行われている。アジア競技大会の開催年はオリンピックの開催間隔のちょうど中間にあたっており、来るオリンピックを見据えた国際試合といった意味合いも色濃い。

他方で、アジア競技大会ではオリンピックには見られない競技種目も多数ある。たとえばカバティ、セパタクロー、太極拳、チェス 、ビリヤード、ローラースケートなどが競技種目となっている。仁川大会では36競技が採用されている。

1958年の第3回アジア競技大会は東京で開催された。1994年の第12回夏季大会は広島が開催地となっている。初期の大会では日本が金メダル最多獲得国となることが多かったが、最近では中国がその座を占めることが多いという。

関連サイト:
アジア競技大会 - 日本オリンピック委員会(JOC)