読み方:ふんかけいかいレベルよん
別名:噴火警戒レベル四
別名:噴火警戒レベル「避難準備」
火山活動の状況に応じて周辺住民や登山者にとるべき対応を示す「噴火警戒レベル」のうち、危険度が上(最も危険)から2番目に位置する段階。火山周辺の居住地域に対する警報(特別警報)に相当し、避難準備の指示が下される。
噴火警戒レベルは1から5まで5段階に区分されている。噴火警戒レベル4では、山の周辺地域の住民にも重大な被害が及ぶ危険が高まっていることを示す。大規模な噴火が発生すると予想される段階といえる。
山への立ち入りは、噴火警戒レベル4より一段階低い「噴火警戒レベル3」において全面的に規制されている。
避難にあたり援護を必要とする者は、噴火警戒レベル4の段階で避難を始める必要があるとされる。
火山周辺の居住地域に重大な被害を及ぼす噴火活動が切迫していると判断された場合、あるいはそのような噴火が発生した場合、「噴火警戒レベル5」に引き上げられ、危険の及ぶ恐れのある地域の住民に避難指示が出される。
新語時事用語辞典とは?
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噴火警戒レベル3
読み方:ふんかけいかいレベルさん
別名:噴火警戒レベル三
別名:噴火警戒レベル「入山規制」
火山活動の状況に応じ周辺住民や登山者がとるべき対応を示す「噴火警戒レベル」の5段階の指標において、中間に位置する危険度。火口周辺を対象とした噴火警報。
噴火警戒レベルは、平常時を「噴火警報レベル1」から、周辺の住民に避難指示が出される「レベル5」まで、5つの危険度に区分されている。噴火警報レベル3では、火山活動による噴石の飛来などの危険が火口周辺にとどまらず山全体、居住地域の付近までに及んでいる状況を示す。
噴火警報レベル3に指定された山は入山が規制される。登山道だけでなく山を通過する自動車道なども通行止めになる。周辺地域の住民には、避難にあたって援護を必要とする者に対する避難準備が指示される。
警報の区分では、噴火警報レベル1は「予報」、噴火警報レベル2および噴火警報レベル3は「警報」に区分される。噴火警報レベル4以上は「特別警報」に区分され、周辺住民に避難準備もしくは避難の指示が出される。
2014年9月27日に岐阜県・長野県の境に位置する御嶽山が噴火(水蒸気噴火)した。御嶽山は噴火前に特に予兆などが確認されておらず、噴火の発生後に急遽「噴火警戒レベル1」から「噴火警戒レベル3」へと引き上げられることとなった。
別名:噴火警戒レベル三
別名:噴火警戒レベル「入山規制」
火山活動の状況に応じ周辺住民や登山者がとるべき対応を示す「噴火警戒レベル」の5段階の指標において、中間に位置する危険度。火口周辺を対象とした噴火警報。
噴火警戒レベルは、平常時を「噴火警報レベル1」から、周辺の住民に避難指示が出される「レベル5」まで、5つの危険度に区分されている。噴火警報レベル3では、火山活動による噴石の飛来などの危険が火口周辺にとどまらず山全体、居住地域の付近までに及んでいる状況を示す。
噴火警報レベル3に指定された山は入山が規制される。登山道だけでなく山を通過する自動車道なども通行止めになる。周辺地域の住民には、避難にあたって援護を必要とする者に対する避難準備が指示される。
警報の区分では、噴火警報レベル1は「予報」、噴火警報レベル2および噴火警報レベル3は「警報」に区分される。噴火警報レベル4以上は「特別警報」に区分され、周辺住民に避難準備もしくは避難の指示が出される。
2014年9月27日に岐阜県・長野県の境に位置する御嶽山が噴火(水蒸気噴火)した。御嶽山は噴火前に特に予兆などが確認されておらず、噴火の発生後に急遽「噴火警戒レベル1」から「噴火警戒レベル3」へと引き上げられることとなった。
噴火警戒レベル2
読み方:ふんかけいかいレベルに
別名:噴火警戒レベル二
別名:噴火警戒レベル「火口周辺規制」
火山活動の状況に応じて周辺地域の住民等がとるべき対応を示した指標(噴火警戒レベル)のうち、危険度が2番目に低い状態を示す区分。火口周辺への立ち入りが制限される。
噴火警戒レベルは「平常」を示す「噴火警報レベル1」から最も危険な「噴火警報レベル5」まで、5段階に区分されている。レベル1は「平常」とされ、火口内に直接立ち入るのでない限り普段どおりの生活ができる。レベル5では周辺住民に避難指示が出されることがある。
噴火警報レベル2は、火口において水蒸気噴火などの活動が見られ、火口周辺に噴石などが飛来する恐れがある、といった程度の危険度を示す。入山はできても、火口付近への立ち入りは規制される。山の麓で暮らす住民には特別な対応は要求されない。
火口周辺に留まらず山全体、居住地域の付近まで影響が及ぶと判断された場合、「噴火警戒レベル3」へ引き上げられる。レベル3では基本的に入山が禁止される。
別名:噴火警戒レベル二
別名:噴火警戒レベル「火口周辺規制」
火山活動の状況に応じて周辺地域の住民等がとるべき対応を示した指標(噴火警戒レベル)のうち、危険度が2番目に低い状態を示す区分。火口周辺への立ち入りが制限される。
噴火警戒レベルは「平常」を示す「噴火警報レベル1」から最も危険な「噴火警報レベル5」まで、5段階に区分されている。レベル1は「平常」とされ、火口内に直接立ち入るのでない限り普段どおりの生活ができる。レベル5では周辺住民に避難指示が出されることがある。
噴火警報レベル2は、火口において水蒸気噴火などの活動が見られ、火口周辺に噴石などが飛来する恐れがある、といった程度の危険度を示す。入山はできても、火口付近への立ち入りは規制される。山の麓で暮らす住民には特別な対応は要求されない。
火口周辺に留まらず山全体、居住地域の付近まで影響が及ぶと判断された場合、「噴火警戒レベル3」へ引き上げられる。レベル3では基本的に入山が禁止される。
噴火警戒レベル1
読み方:ふんかけいかいレベルいち
別名:噴火警戒レベル一
別名:噴火警戒レベル「平常」
火山活動の状況に応じて周辺地域の住民等がとるべき対応を示した指標(噴火警戒レベル)のうち、最も危険度の低い状態であることを示す区分。
噴火警戒レベルは1~5の5段階に区分されており、数字が大きいほど危険度が高いことを示す。レベル1は平常であることを示し、警報というより予報に近い。火山活動はまだ静穏であり、普段どおりに活動できる。周辺地域の住民にも登山者にも特別な対応は要求されない。
噴火警報レベル1の状態でも、火口内で火山灰の噴出などが起きている場合がある。火口に立ち入った場合は生命に危険が及ぶ場合もあり得る。
火口内だけでなく火口周辺も危険と判断されると、「噴火警戒レベル2」に引き上げられる。入山はできても火口付近へ立ち入ることはできなくなる。
別名:噴火警戒レベル一
別名:噴火警戒レベル「平常」
火山活動の状況に応じて周辺地域の住民等がとるべき対応を示した指標(噴火警戒レベル)のうち、最も危険度の低い状態であることを示す区分。
噴火警戒レベルは1~5の5段階に区分されており、数字が大きいほど危険度が高いことを示す。レベル1は平常であることを示し、警報というより予報に近い。火山活動はまだ静穏であり、普段どおりに活動できる。周辺地域の住民にも登山者にも特別な対応は要求されない。
噴火警報レベル1の状態でも、火口内で火山灰の噴出などが起きている場合がある。火口に立ち入った場合は生命に危険が及ぶ場合もあり得る。
火口内だけでなく火口周辺も危険と判断されると、「噴火警戒レベル2」に引き上げられる。入山はできても火口付近へ立ち入ることはできなくなる。
トムソン・ロイター引用栄誉賞
読み方:トムソン・ロイターいんようえいよしょう
別名:トムソン・ロイター・ノーベル賞有力候補者
英語:Thomson Reuters Predicts Nobel Laureates
通信社トムソン・ロイターが発表している、ノーベル賞クラスと目される卓越した研究者に授与される賞。毎年のノーベル賞発表に先駆けて発表されている。
トムソン・ロイター引用栄誉賞は、学術文献引用データベース「Web of Science」における被引用数(論文に引用された数の多さ)に基づき審査し、各分野において最も注目すべき研究者をノーベル賞候補者として発表している。ノーベル賞の科学系分野に合わせて「医学・生理学」「物理学」「化学」「経済学」の4分野が設けられている。
トムソン・ロイター引用栄誉賞は「近い将来ノーベル賞を受賞する可能性の高い研究者」を発表するものであり、必ずしも当年の(直後に発表される)ノーベル賞の受賞者を予想する催しというわけではない。
トムソン・ロイター引用栄誉賞は2002年に開始され、2014年で第13回を数える。これまでにトムソン・ロイター引用栄誉賞を受賞してから実際にノーベル賞を受賞した研究者は35名に上る。たとえば、2008年にトムソン・ロイター引用栄誉賞の物理学部門に選出されたアンドレ・ガイム、コンスタンチン・ノボセロフの両名は、2010年に実際にノーベル物理学賞を授賞している。
2012年に「iPS細胞」の研究成果によりノーベル医学・生理学賞を受賞した山中伸弥も、2010年にトムソン・ロイター引用栄誉賞を受賞している。
関連サイト:
SCIENCE JAPAN プレスリリース - トムソン・ロイター
トムソン・ロイター引用栄誉賞の受賞者から、実際に2名が今年のノーベル賞を受賞 - プレスリリース 2010年10月19日
別名:トムソン・ロイター・ノーベル賞有力候補者
英語:Thomson Reuters Predicts Nobel Laureates
通信社トムソン・ロイターが発表している、ノーベル賞クラスと目される卓越した研究者に授与される賞。毎年のノーベル賞発表に先駆けて発表されている。
トムソン・ロイター引用栄誉賞は、学術文献引用データベース「Web of Science」における被引用数(論文に引用された数の多さ)に基づき審査し、各分野において最も注目すべき研究者をノーベル賞候補者として発表している。ノーベル賞の科学系分野に合わせて「医学・生理学」「物理学」「化学」「経済学」の4分野が設けられている。
トムソン・ロイター引用栄誉賞は「近い将来ノーベル賞を受賞する可能性の高い研究者」を発表するものであり、必ずしも当年の(直後に発表される)ノーベル賞の受賞者を予想する催しというわけではない。
トムソン・ロイター引用栄誉賞は2002年に開始され、2014年で第13回を数える。これまでにトムソン・ロイター引用栄誉賞を受賞してから実際にノーベル賞を受賞した研究者は35名に上る。たとえば、2008年にトムソン・ロイター引用栄誉賞の物理学部門に選出されたアンドレ・ガイム、コンスタンチン・ノボセロフの両名は、2010年に実際にノーベル物理学賞を授賞している。
2012年に「iPS細胞」の研究成果によりノーベル医学・生理学賞を受賞した山中伸弥も、2010年にトムソン・ロイター引用栄誉賞を受賞している。
関連サイト:
SCIENCE JAPAN プレスリリース - トムソン・ロイター
トムソン・ロイター引用栄誉賞の受賞者から、実際に2名が今年のノーベル賞を受賞 - プレスリリース 2010年10月19日
マルチフェロイック物質
読み方:マルチフェロイックぶっしつ
別名:マルチフェロイズムを示す物質
別名:マルチフェロイック性を示す物質
別名:マルチフェロイックな物質
別名:マルチフェロイックマテリアル
別名:マルチフェロイックス
英語:magnetoelectric materials
英語:multiferroics
同時に複数の強的秩序状態を備える物質の総称。特に強磁性と強誘電性を併せ持った物質を指すことが多い。
いくつかの物質は、粒子や結晶格子の秩序化によって強磁性、強誘電性、強弾性、といった特性(フェロイック)を持つことがある。とりわけ強磁性や強誘電性は電子デバイスの記憶媒体(メモリ)などに応用されており、産業デバイスの分野などにおいて重要な素材となっている。
従来のフェロイック物質は、単一の特性を持つのみだったが、これらの特性を複数同時に持つマルチフェロイック物質が実現されれば、より高度なデバイスの開発につながると期待されている。
科学技術振興機構(JST)によれば、強磁性と強誘電性を併せ持つマルチフェロイック物質は、「電場(電圧)により磁石の強度を制御でき、また、磁場によっても電気分極の強度を制御できるとい画期的な機能を持った物質」になるという。(JSTトピックスより)
米国メリーランド大学の研究チームは2000年代前半の研究においてマルチフェロイック物質をいち早く発見している。ただし、このとき発見されたマルチフェロイック物質はマイナス130度という極端な環境でのみマルチフェロイックの特性を示した。
2008年に科学技術振興機構(JST)は室温で強磁性と強誘電性の特性を同時に示すマルチフェロイック物質を開発したと発表している。JSTはこの発見によって1つのセルに複数の値を記憶できる多値メモリ、あるいはさらに画期的なデバイスの開発が期待できるとしている。
日本の物理学者・十倉好紀もマルチフェロイック物質の代表的な研究者の一人として知られている。十倉好紀は2014年に論文「新しいマルチフェロイック物質に関する先駆的研究」によってトムソン・ロイター引用栄誉賞に選出され、これによってノーベル賞候補と目されることになった。
関連サイト:
室温で働く強磁性・強誘電性物質を開発 - 科学技術振興機構報 第570号(科学技術振興機構) 2008年9月30日
2014年の「トムソン・ロイター引用栄誉賞」(ノーベル賞受賞者予測)を発表。理化学研究所の十倉好紀氏が再受賞 - トムソン・ロイター プレスリリース 2014年9月25日(日本時間)
十倉好紀 博士にトムソン・ロイター引用栄誉賞 - JSTトピックス 2014年9月25日
別名:マルチフェロイズムを示す物質
別名:マルチフェロイック性を示す物質
別名:マルチフェロイックな物質
別名:マルチフェロイックマテリアル
別名:マルチフェロイックス
英語:magnetoelectric materials
英語:multiferroics
同時に複数の強的秩序状態を備える物質の総称。特に強磁性と強誘電性を併せ持った物質を指すことが多い。
いくつかの物質は、粒子や結晶格子の秩序化によって強磁性、強誘電性、強弾性、といった特性(フェロイック)を持つことがある。とりわけ強磁性や強誘電性は電子デバイスの記憶媒体(メモリ)などに応用されており、産業デバイスの分野などにおいて重要な素材となっている。
従来のフェロイック物質は、単一の特性を持つのみだったが、これらの特性を複数同時に持つマルチフェロイック物質が実現されれば、より高度なデバイスの開発につながると期待されている。
科学技術振興機構(JST)によれば、強磁性と強誘電性を併せ持つマルチフェロイック物質は、「電場(電圧)により磁石の強度を制御でき、また、磁場によっても電気分極の強度を制御できるとい画期的な機能を持った物質」になるという。(JSTトピックスより)
米国メリーランド大学の研究チームは2000年代前半の研究においてマルチフェロイック物質をいち早く発見している。ただし、このとき発見されたマルチフェロイック物質はマイナス130度という極端な環境でのみマルチフェロイックの特性を示した。
2008年に科学技術振興機構(JST)は室温で強磁性と強誘電性の特性を同時に示すマルチフェロイック物質を開発したと発表している。JSTはこの発見によって1つのセルに複数の値を記憶できる多値メモリ、あるいはさらに画期的なデバイスの開発が期待できるとしている。
日本の物理学者・十倉好紀もマルチフェロイック物質の代表的な研究者の一人として知られている。十倉好紀は2014年に論文「新しいマルチフェロイック物質に関する先駆的研究」によってトムソン・ロイター引用栄誉賞に選出され、これによってノーベル賞候補と目されることになった。
関連サイト:
室温で働く強磁性・強誘電性物質を開発 - 科学技術振興機構報 第570号(科学技術振興機構) 2008年9月30日
2014年の「トムソン・ロイター引用栄誉賞」(ノーベル賞受賞者予測)を発表。理化学研究所の十倉好紀氏が再受賞 - トムソン・ロイター プレスリリース 2014年9月25日(日本時間)
十倉好紀 博士にトムソン・ロイター引用栄誉賞 - JSTトピックス 2014年9月25日
心肺停止
読み方:しんぱいていし
別名:心肺停止状態
別名:心肺停止の状態
英語:cardiopulmonary arrest
英語:CPA
心臓と肺がいずれも機能停止に陥っている状態。心停止と呼吸停止が同時に起こっている状態、
心肺停止は様々な原因で発生し得る。逆に言えば、さまざまな疾患・外傷その他異常事態の最終局面として発生する。肺と心臓は生命維持に必要な酸素を全身に供給する役割を持つ。心肺機能が停止すれば、まもなく身体は酸素の欠乏によって死ぬ。
心肺の機能は、停止直後に適切な処置を講じれば回復できる可能性がある。そのため、心肺停止状態にあることは死亡と同義ではない。ただし、よほど迅速に処置が取られない限り死は免れない。
心肺停止により酸素が供給されない状態がある程度続くと、脳が回復不可能なダメージを受ける。脳に決定的なダメージを受けてしまうと、そこから心肺機能を回復させることができたとしても、重い後遺症が残る可能性があるとされる。
心肺停止の後、脳がまだ回復可能な状態である時間は、心肺停止から数分程度とされる。
心肺停止から回復させる措置としては、人工呼吸に心臓マッサージ、およびAED(自動体外式除細動器)などがある。心肺停止に陥った人のそばに居合わせた場合には、緊急通報しつつ、適切な手順を踏んでこれら救命措置にあたることが望ましい。
関連サイト:
心肺停止と一次救命処置について - 熊本市立熊本市民病院
別名:心肺停止状態
別名:心肺停止の状態
英語:cardiopulmonary arrest
英語:CPA
心臓と肺がいずれも機能停止に陥っている状態。心停止と呼吸停止が同時に起こっている状態、
心肺停止は様々な原因で発生し得る。逆に言えば、さまざまな疾患・外傷その他異常事態の最終局面として発生する。肺と心臓は生命維持に必要な酸素を全身に供給する役割を持つ。心肺機能が停止すれば、まもなく身体は酸素の欠乏によって死ぬ。
心肺の機能は、停止直後に適切な処置を講じれば回復できる可能性がある。そのため、心肺停止状態にあることは死亡と同義ではない。ただし、よほど迅速に処置が取られない限り死は免れない。
心肺停止の後、脳がまだ回復可能な状態である時間は、心肺停止から数分程度とされる。
心肺停止から回復させる措置としては、人工呼吸に心臓マッサージ、およびAED(自動体外式除細動器)などがある。心肺停止に陥った人のそばに居合わせた場合には、緊急通報しつつ、適切な手順を踏んでこれら救命措置にあたることが望ましい。
関連サイト:
心肺停止と一次救命処置について - 熊本市立熊本市民病院
水蒸気爆発
読み方:すいじょうきばくはつ
別名:蒸気爆発
多量の水が極度の高温にさらされて大量の水蒸気が発生し、その高圧によって爆発が起こること。
水蒸気爆発は、火山活動(噴火)の一形態として、あるいは、原発事故において生じうる現象として、それぞれ言及されることがある。
火山活動における水蒸気爆発は、地下のマグマにより熱せられた地下水が気化して噴出する現象を指す。溶岩を噴き出す噴火(マグマ噴火)との対比で「水蒸気噴火」と呼ばれることも多い。溶岩流出は伴わないが火山灰や火山弾などによる被害が生じる。
原発事故における水蒸気爆発は、燃料棒を構成する金属が炉心溶融(メルトダウン)の熱で溶け、冷却水に落ちた際に発生する。「蒸気爆発」と呼ばれることも多い。炉内の放射性物質が水蒸気に含まれて飛散する、あるいは核燃料の一部が爆発と共に飛散する恐れがある。
火山活動においても原発事故においても、多量の水が気化することにより水を収めていた構造物に急激な圧力が加わり、破壊される、という点は共通している。火山の水蒸気爆発(水蒸気噴火)では火道や火口が爆発によって破壊される。原子炉における水蒸気爆発(蒸気爆発)では原子炉あるいは建屋が破壊される。
別名:蒸気爆発
多量の水が極度の高温にさらされて大量の水蒸気が発生し、その高圧によって爆発が起こること。
水蒸気爆発は、火山活動(噴火)の一形態として、あるいは、原発事故において生じうる現象として、それぞれ言及されることがある。
火山活動における水蒸気爆発は、地下のマグマにより熱せられた地下水が気化して噴出する現象を指す。溶岩を噴き出す噴火(マグマ噴火)との対比で「水蒸気噴火」と呼ばれることも多い。溶岩流出は伴わないが火山灰や火山弾などによる被害が生じる。
原発事故における水蒸気爆発は、燃料棒を構成する金属が炉心溶融(メルトダウン)の熱で溶け、冷却水に落ちた際に発生する。「蒸気爆発」と呼ばれることも多い。炉内の放射性物質が水蒸気に含まれて飛散する、あるいは核燃料の一部が爆発と共に飛散する恐れがある。
火山活動においても原発事故においても、多量の水が気化することにより水を収めていた構造物に急激な圧力が加わり、破壊される、という点は共通している。火山の水蒸気爆発(水蒸気噴火)では火道や火口が爆発によって破壊される。原子炉における水蒸気爆発(蒸気爆発)では原子炉あるいは建屋が破壊される。
水蒸気噴火
読み方:すいじょうきふんか
火山活動のうち、地下水が熱せられて水蒸気となり噴出する現象。火山における水蒸気爆発。
水蒸気噴火では、多量の地下水が下方のマグマの熱によって気化し、高圧によって爆発的に噴出する。マグマが直接に噴き出す噴火ではないため、溶岩による被害は生じないものの、水蒸気爆発の高圧により火道や火口が破壊され、そのつぶてが火山灰や火山弾となって周辺に害を及ぼす。また、火山灰が熱を持ったまま山体を流れ落ちる火砕流を発生させることがある。
通常は「噴火」といえばマグマを噴き出す火山活動を指すが、これを水蒸気噴火と区別する必要がある場合は特に「マグマ噴火」と呼ばれる。マグマ噴火に水蒸気爆発が伴う「マグマ水蒸気噴火」と呼ばれる現象もある。
2014年9月27日に長野県と岐阜県の境に位置する高峰・御嶽山が突如として噴火し、登山客が巻き込まれて死亡するなどの被害が出ているが、この御嶽山の噴火は水蒸気噴火であると見られている。
火山活動のうち、地下水が熱せられて水蒸気となり噴出する現象。火山における水蒸気爆発。
水蒸気噴火では、多量の地下水が下方のマグマの熱によって気化し、高圧によって爆発的に噴出する。マグマが直接に噴き出す噴火ではないため、溶岩による被害は生じないものの、水蒸気爆発の高圧により火道や火口が破壊され、そのつぶてが火山灰や火山弾となって周辺に害を及ぼす。また、火山灰が熱を持ったまま山体を流れ落ちる火砕流を発生させることがある。
通常は「噴火」といえばマグマを噴き出す火山活動を指すが、これを水蒸気噴火と区別する必要がある場合は特に「マグマ噴火」と呼ばれる。マグマ噴火に水蒸気爆発が伴う「マグマ水蒸気噴火」と呼ばれる現象もある。
2014年9月27日に長野県と岐阜県の境に位置する高峰・御嶽山が突如として噴火し、登山客が巻き込まれて死亡するなどの被害が出ているが、この御嶽山の噴火は水蒸気噴火であると見られている。