読み方:ざおうのおかま
別名:蔵王の御釜
別名:蔵王山のお釜
別名:蔵王連峰のお釜
蔵王山(蔵王連峰)にある円型の火口湖。直径およそ360メートル。過去の大規模な火山活動における主要な噴火口の跡。「御釜」とのみ呼ばれることも多い。
蔵王連峰は宮城県と山形県にまたがる、東北有数の名山である。蔵王のお釜は東北屈指の景勝として知られている。
蔵王のお釜には常時水が湛えられており、季節や天候によって微妙に色合いを変える。そのため「五色沼」との呼称もある。基本的には淡いエメラルドグリーンの色をしている。水質は強酸性であり生物は生息していない。
蔵王連峰は数十万年前から数万年前頃にかけて活発に火山活動を繰り返したとされる。お釜も噴火と噴火に伴う山体崩壊によって形成された。現在でも火山活動は続いており、過去1000年間で記録に残っているだけでも十数回以上は噴火、噴煙が観測されている。
関連サイト:
御釜(おかま) - 宮城県・蔵王町観光協会
新語時事用語辞典とは?
▼
脱細胞化
読み方:だつさいぼうか
別名:脱細胞処理
別名:脱細胞
生体組織の構造を保ったまま、組織から細胞を取り除くこと。臓器移植手術などにおいて用いられる技術。
慶應義塾大学医学部が2012年に発表したプレスリリースの補注では、脱細胞化は次のような記述によって説明されている。
関連サイト:
大動物を用いた肝臓の脱細胞化骨格の作成と体外で肝細胞機能の維持に成功 - 慶應義塾大学 プレスリリース 2012年9月24日(PDFファイル)
別名:脱細胞処理
別名:脱細胞
生体組織の構造を保ったまま、組織から細胞を取り除くこと。臓器移植手術などにおいて用いられる技術。
慶應義塾大学医学部が2012年に発表したプレスリリースの補注では、脱細胞化は次のような記述によって説明されている。
(注3)脱細胞化細胞の外側には細胞の「細胞外マトリックス」と呼ばれるタンパク質の構造がある。これは細胞の足場・骨格に例えられる。脱細胞処理によって細胞を除去して、この細胞外マトリックスのみ残すことで、臓器移植に伴う拒絶反応を抑えるなどの効果が期待できるという。
組織から細胞傷害性の薬剤を循環することで、細胞を除去し細胞外蛋白のみを残す手法。
関連サイト:
大動物を用いた肝臓の脱細胞化骨格の作成と体外で肝細胞機能の維持に成功 - 慶應義塾大学 プレスリリース 2012年9月24日(PDFファイル)
マグマ由来レアアース鉱床
読み方:マグマゆらいこうしょう
別名:マグマ由来のレアアース鉱床
別名:マグマに由来するレアアース鉱床
別名:マグマ活動に由来するレアアース鉱床
レアアースを豊富に含む場所(鉱床)のうち、地中深部のレアアースがマグマの長期的な活動によって地表付近に運ばれてできた鉱床。主に「イオン吸着型鉱床」との対比で用いられる区分。
レアアース鉱床は世界各地に存在するが、その大部分はマグマ由来鉱床である。イオン吸着型鉱床は2010年代前半時点では中国南部でしか見つかっていいない。
関連サイト:
広報誌特集:レアアースの通説 正と誤 - 独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOMEC)
別名:マグマ由来のレアアース鉱床
別名:マグマに由来するレアアース鉱床
別名:マグマ活動に由来するレアアース鉱床
レアアースを豊富に含む場所(鉱床)のうち、地中深部のレアアースがマグマの長期的な活動によって地表付近に運ばれてできた鉱床。主に「イオン吸着型鉱床」との対比で用いられる区分。
レアアース鉱床は世界各地に存在するが、その大部分はマグマ由来鉱床である。イオン吸着型鉱床は2010年代前半時点では中国南部でしか見つかっていいない。
関連サイト:
広報誌特集:レアアースの通説 正と誤 - 独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOMEC)
イオン吸着型鉱床
読み方:イオンきゅうちゃくがたこうしょう
別名:イオン吸着型の鉱床
別名:イオン吸着型のレアアース鉱床
別名:イオン吸着型レアアース鉱床
レアアースを含む花崗岩が風化して粘土層となり、レアアースが粘土鉱物に吸着する形で堆積・高密度化してできた鉱床。重レアアースを多く含み、採取が比較的容易である、といった特徴がある。
レアアース鉱床は、大きく「マグマ由来鉱床」と「イオン吸着型鉱床」に区分される。マグマ由来鉱床は、地中深部のレアアースがマグマの活動によって地表付近に押し上げられた鉱床である。
マグマ由来鉱床は放射性元素を濃縮しやすく、採掘・削り出しのコストに加えて放射性元素の処理コストも嵩むという難点がある。他方、イオン吸着型鉱床は風化の過程で放射性元素が流されているため処理コストがかからず、レアアースの抽出も粘土鉱物を酸に浸すだけでできるという手軽さが特徴となっている。
レアアース鉱床は世界各地に散在しているが、イオン吸着型鉱床は特に中国に集中して存在しているとされる。2010年代前半の時点では中国南部でのみイオン吸着型鉱床が発見されている。
別名:イオン吸着型の鉱床
別名:イオン吸着型のレアアース鉱床
別名:イオン吸着型レアアース鉱床
レアアースを含む花崗岩が風化して粘土層となり、レアアースが粘土鉱物に吸着する形で堆積・高密度化してできた鉱床。重レアアースを多く含み、採取が比較的容易である、といった特徴がある。
レアアース鉱床は、大きく「マグマ由来鉱床」と「イオン吸着型鉱床」に区分される。マグマ由来鉱床は、地中深部のレアアースがマグマの活動によって地表付近に押し上げられた鉱床である。
マグマ由来鉱床は放射性元素を濃縮しやすく、採掘・削り出しのコストに加えて放射性元素の処理コストも嵩むという難点がある。他方、イオン吸着型鉱床は風化の過程で放射性元素が流されているため処理コストがかからず、レアアースの抽出も粘土鉱物を酸に浸すだけでできるという手軽さが特徴となっている。
レアアース鉱床は世界各地に散在しているが、イオン吸着型鉱床は特に中国に集中して存在しているとされる。2010年代前半の時点では中国南部でのみイオン吸着型鉱床が発見されている。
関連サイト:
広報誌特集:レアアースの通説 正と誤 - 独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOMEC)