新語時事用語辞典とは?

2014年10月30日木曜日

茨城沖

読み方:いばらきおき
別名:茨城県沖
別名:茨城県の沖合
別名:茨城県沿岸沖合
別名:茨城県沖合の海域

茨城県沿岸の東側に位置する、太平洋の海域。地震情報などで用いられることが多い言い方。茨城県沖を震源とする地震は「茨城県沖地震」と総称される。

茨城県沖には三陸沖から房総半島の南東にまたがる日本海溝がある。日本海溝は太平洋プレートと北アメリカプレートの境目であり、大小さまざまな規模の地震の頻発する地帯である。茨城県沖を主な震源とするマグニチュード6から7程度の規模の地震は過去100年でも数回観測されている。

関連サイト:
茨城県付近の地震活動と津波 - 水戸地方気象台

赤ひげ大賞

読み方:あかひげたいしょう
別名:日本医師会赤ひげ大賞
別名:赤髭対象


地域に密着して人々の健康を支えている医師の功績を顕賞する制度。僻地や過疎地において、住民に寄り添う形で地域医療に貢献する、いわゆるかかりつけ医が、主な表彰対象となる。

赤ひげ大賞は2012年に、日本医師会と産経新聞社の共催により創設された。「赤ひげ」の名称は山本周五郎が著した「赤ひげ診療譚」に由来する。黒澤明が「赤ひげ」のタイトルで映画化したことでも知られる。


関連サイト:
赤ひげ大賞

フルーツ魚

読み方:フルーツざかな
読み方:フルーツさかな
別名:柑橘系魚
別名:柑橘系養殖魚
別名:かんきつ系養殖魚

柑橘類などの果物を餌として与え育成した養殖魚。特に高知大学が開発した「柚子鰤王」(柚子ぶり)がフルーツ魚のパイオニアとして知られている。

柚子鰤王はペースト状にしたゆずの果皮をブリに与えている。身にほのかな柑橘の香りがつき、また身が褐変しにくくなる効果も期待できるという。

ゆずの他にかぼす、みかん、レモン、すだち、といった果物を餌に用いたフルーツ魚の開発も九州四国の各地域で取り組まれている。

関連サイト:
柚子鰤王について - 高知大学農学部水族栄養学研究室
柑橘系ぶり - 高知大学農学部水族栄養学研究室

日展

読み方:にってん
別名:日本美術展覧会

公益社団法人日展が主催する総合美術展覧会。明治時代に初めて開催された政府主催の展覧会「文展」を前身とする。2007年に創設100年、2008年に第40回を迎えた。

日展は日本画・西洋画・彫刻にはじまり、工芸や書画も扱う、網羅的な美術展である。コンクール形式で展示作品が選考される公募展である。「二科展」などと並び国内有数の歴史、規模、総合性、そして権威を誇る公募展として知られている。

2010年前後、日展の入選作の選考審査において事前の示し合わせなどの不公平な審査の実態が新聞によって報じられた。これを受けて日展は組織改革を実施、2014年の催しは出直しの意を込めて「新日展」(改組新日展)第1回、と呼称が改められた。

関連サイト:
日展