新語時事用語辞典とは?

2014年11月27日木曜日

ターキーパードン

別名:七面鳥への恩赦
別名:七面鳥への特赦
別名:七面鳥恩赦
別名:七面鳥特赦
英語:Turkey Pardon

米国ホワイトハウスで感謝祭(Thanksgiving Day)の直前に行われる、米国大統領が七面鳥に恩赦を告げるという催し。ホワイトハウスに2羽の七面鳥が生かしたまま放たれ、大統領がこれに恩赦を与える。

七面鳥は感謝祭におけるメイン料理として親しまれており、米国では感謝祭シーズンだけで数千万羽という規模の七面鳥が屠殺されている。ターキーパードンに選ばれた2羽の七面鳥は、屠殺されずに飼育される。

ターキーパードンは、ジョン・F・ケネディが感謝祭に贈られた七面鳥を生かしたことを端緒とし、ジョージ・H・W・ブッシュの在任時に行事化されたとされる。以来、クリスマス前の恒例行事として続けられている。

関連サイト:
The Annual Pardoning of the Thanksgiving Turkey - The White House

セクハラやじ

別名:セクハラヤジ
別名:セクハラ野次

セクハラめいた内容のヤジ、性差別を含む内容のヤジ。特に2014年半ばに取り沙汰された、東京都議会や参議院予算委員会における不適切なヤジ飛ばしの騒動。

2014年6月、東京都議会の本会議において妊娠や出産の支援を議題としていた際、壇上の塩村文夏議員に対して「早く結婚した方がいいんじゃないか」というようなヤジが飛んだ。

2014年10月には参議院予算委員会で、山谷えり子国家公安委員長について「(男性との関係が)懇ろだったんじゃないか」というヤジが飛んだ。

2014年11月に発表されたユーキャン新語・流行語対象の候補語50語には「セクハラやじ」が
候補の一つとして挙げられている。

号泣会見

読み方:ごうきゅうかいけん
別名:号泣記者会見

2014年7月に開かれた兵庫県議会議員・野々村竜太郎の記者会見を指す語。2014年ユーキャン新語・流行語大賞の候補にノミネートされた50語のひとつ。

記者会見は政務調査費の使途を釈明する機会として用意された。野々村竜太郎は会見の場で泣きわめく姿をさらし、各メディアにより「号泣議員」の呼び名と共に報じられた。

日本の手漉き和紙技術

読み方:にほんのてすきわしぎじゅつ
別名:和紙 日本の手漉き和紙技術
別名:日本の手漉き和紙

ユネスコ(UNESCO)の無形文化遺産に登録された、日本の伝統技術としての手漉き和紙の総称。石州半紙、本美濃紙、細川紙の3技術を日本の手漉き和紙として包括したもの。2014年11月に正式に登録された。

ユネスコ無形文化遺産には、2009年時点で、石州半紙が単独で無形文化遺産に登録されている。「日本の手漉き和紙技術」は、これを日本の和紙技術を日本全体のものとして捉え直すといった趣旨がある。

関連サイト:
Sekishu-Banshi, papermaking in the Iwami region of Shimane Prefecture - UNESCO

日本バスケットボール協会資格停止処分

別名:日本バスケットボール協会の資格停止処分
別名:日本バスケットボール協会の無期限資格停止処分

国際バスケットボール連盟(FIBA)が日本バスケットボール協会へ下した、日本のバストケットボールチームの国際試合への参加・出場資格を停止する処分。2014年11月に発表された。

日本バスケットボール協会に資格停止処分が下された要因は、日本国内に男子バスケットボールのトップリーグ(NBLおよびbjリーグ)が併存しており、統合すべきとされつつも統合できずにいることへの制裁措置とされる。FIBAからは事前に期限つきの通達がなされており、期限内に統合の見通しがつかなかったことで日本バスケットボール協会の資格停止処分に踏み切ったことになる。

今年の期待びな

読み方:きたいびな
別名:期待雛
別名:期待びな

人形の久月が発表している変わりびな。年の初め頃に、「今年、多くの人が期待を寄せる人物」をあしらった人形として発表するもの。2013年に初めて制作・発表された。

久月では、ひな人形に世相を託した「今年の期待びな」と共に、五月人形(若大将飾り)に期待の人物をあしらった「今年の期待大将」を発表している。共に、リアルな造形に定評がある。

変わりびな

読み方:かわりびな
別名:変わり雛
別名:かわり雛

ひな人形の形式を踏襲しつつ、巷で話題になった人物や出来事をかたどって作られた人形の総称。とりわけ、毎年末に発表されている、その年の世相を反映した変わりびなを指すことが多い。

変わりびなは、おおむね2体1組で作られ、衣装や背景によってその年の事件や事故、流行、記念すべき出来事、話題になった人物などが表現される。複数種類の変わり雛が用意されることが多い。

毎年の暮れ頃には、複数の人形メーカーから変わりびなが発表されている。年末の変わりびなは「新語・流行語大賞」や「今年の漢字」などと共に、年の瀬の風物詩として認知されているといえる。

変わりびなを発表している人形メーカーとしては、真多呂人形、東玉、久月、などが特に知られている。

久月は、ひな人形でなく羽子板の装飾に世相を描いた「変わり羽子板」、あるいは年頭に「今年の活躍が期待される人物」をあしらった「今年の期待びな」などを発表している。

変わりびなと同じく、人形の造形で世相を表現するイベントとしては、神戸市の異人館「うろこの家」における「世相サンタ」などもある。