新語時事用語辞典とは?

2015年3月12日木曜日

マークアッププライシング

英語:markup pricing
別名:マークアップ型プライシング

商品やサービスなどの値段を、仕入原価に一定率を上乗せした金額にする方法。上乗せする率をマークアップ率という。

マークアッププライシングでは、商品やサービスの内容により一定率が異なる。例えば、日用品や雑貨などの安価な商品の場合には、マークアップ率は低く抑えることが多い。一方、宝石や貴金属類などの高価な商品の場合には、マークアップ率を高く設定することが多い。

社内金利制度

読み方:しゃないきんりせいど

企業の各事業部が、使う資産量に応じて金利を負担する仕組み。

社内金利制度は、事業部ごとの評価を公正に行うために導入するケースが多い。

社内金利制度の金利は事業内容や市中金利などを参考に決定され、事業部の利益から控除される。この場合、事業部ごとの財務諸表には計上されるが、企業全体の財務諸表には計上されない。

レベニューセンター

英語:revenue center

企業の事業部門ごとに収益(売上)を算出し、分析や評価などを行う部門のこと。責任センターの1つ。

レベニューセンターでは、収益の評価を行うことを目的とし、利益や収益率、費用などは問わない。

なお、責任センターには、レベニューセンターの他に、利益の評価を行うプロフィットセンター、収益率の評価を行うインベストメントセンター、費用の評価を行うコストセンターなどがある。

コストセンター

英語:cost center

企業の事業部門ごとに費用を算出し、分析や評価などを行う部門のこと。責任センターの1つ。

コストセンターでは、費用の評価を行うことを目的とし、利益や収益率、収益などは問わない。

なお、責任センターには、コストセンターの他に、利益の評価を行うプロフィットセンター、収益率の評価を行うインベストメントセンター、収益の評価を行うレベニューセンターなどがある。

抗日神劇

別名:抗日雷劇

中国で制作されている、第二次世界大戦中の中国が日本に対して戦うさまを描いたドラマの総称。いわゆる抗日ドラマ。荒唐無稽なほどの無茶な設定や極悪非道な日本軍・日本兵の描写などが特徴といえる。

メディア戦略

読み方:メディア戦略

広報・マーケティングの分野において、情報をどのメディア(媒体)を通じて配信するかという部分に焦点を当てた戦略。とりわけ広告配信におけるメディア(広告媒体)の選択を指す。

広告配信のメディアには、テレビ、雑誌、看板、ポスター、インターネット広告など多種多様な形がある。ターゲットとする消費者層に効果的に到達(リーチ)するために媒体の種類や配信エリア、期間あるいは時間帯などが違ってくる。

複数のメディアを組み合わせて利用すると、広告に接する機会や形式が増え、より高い訴求力を得ることが期待できる。複数メディアを使ったメディア戦略はクロスメディア(クロスメディア戦略)とも呼ばれる。

クリエイティブ戦略

読み方:クリエイティブせんりゃく

広告・マーケティング戦略のうち、広告素材(クリエイティブ)をどのように作るかという部分に焦点を当てた戦略のこと。広告を配信するメディアの選択(メディア戦略)と対比される要素。

クリエイティブ戦略では、何を・どのように伝えるかという表現方法・表現形式が中心的課題となる。配信するメディアの制約の中で、的確にメッセージが伝わり、印象に残り、かつ好感が得られるクリエイティブにする必要がある。

ブランディング

別名:ブランド構築
別名:ブランドの構築
英語:branging
英語:brand-building

商品やサービスを他社の競合品と区別し、顧客の信頼性や好感、共感を得ることで商品価値を高める「ブランド」を確立する(ブランドの価値を高めていく)取り組み。

ブランドを設けてその価値を高めていくための指針や計画は「ブランド戦略」と呼ばれる。商品そのものだけでなく事業や企業などもブランドとなり得る。ブランディングはマーケティングにおける最重要の要素のひとつといえる。