新語時事用語辞典とは?

2015年3月27日金曜日

アジアインフラ投資銀行

読み方:アジアインフラとうしぎんこう
別名:アジアインフラ投資銀
英語:Asian Infrastructure Investment Bank
英語:AIIB

アジア諸国がインフラ整備の際に必要とする資金の融資を目的として中国が設立構想を掲げた国際開発金融機関(国際開発銀行)。「AIIB」の略称で記述されることが多い。

アジアインフラ投資銀行は、2013年に習近平によって提唱された。以後2015年までに、東南アジアや欧州の各国、計およそ30ヵ国ほどがアジアインフラ投資銀行への参加を表明している。日本およびアメリカは、共に1960年代に設立されたアジア開発銀行の出資国筆頭であり、2015年3月現在、アジアインフラ投資銀行への参加は表明していない。

交互進行ゲーム

読み方:こうごしんこうゲーム
英語:sequential game

双方が順番に行動しながら進めていくゲーム。囲碁や将棋などが挙げられる。

交互進行ゲームでは、自分の行動に対して相手がどのように行動するのか、また、その先はどのような行動に出るのかといったことを予測しながら進めていく。

交互進行ゲームをビジネスに置き換えれば、自社が商品の値下げをした場合、競合他社も値下げをしてくるのか、また、値下げ幅はどのくらいかなどを予測しながら進めていく戦略が交互進行ゲームに相当する。また、競合他社が値下げした際に、自社の次に打つ戦略をどのようにするかといったことも交互進行ゲームの1つである。

マイナスサムゲーム

英語:minus sum game

投資に対する期待値がマイナスになるゲームのこと。

マイナスサムゲームには、宝くじや競馬などが挙げられる。例えば、日本の宝くじの場合には、収益金の53.5%が公共事業や宝くじの印刷費、販売費などに使われ、残りの46.5%が当選金に充てられる。つまり、投資額1000円に対する期待値は、投資額を下回る465円であるため、宝くじはマイナスサムゲームといえる。

ちなみに、マイナスサムゲームに対して、期待値がプラスになるゲームのことをプラスサムゲーム、投資額と期待値が同じになるゲームのことをゼロサムゲームという。

情報非対称ゲーム

読み方:じょうほうひたいしょうゲーム

双方に同一の情報が与えられていないゲーム。ポーカーやババ抜きなどのトランプゲームなどが挙げられる。

情報非対称ゲームは、ゲーム参加者の持つ情報が異なる中で進行される。つまり、プレイヤーの立場を交代した時に、プレイヤーの利得が異なる場合を情報非対称ゲームはという。

ビジネスにおいては、情報非対称ゲームにあてはまるケースが多い。例えば、商品が前のモデルあることや他社商品よりも機能が劣ってことなどを伝えずに、商品の購入を勧める場合、売り手(販売員)と買い手(客)の持つ情報が異なる中での交渉は情報非対称ゲームである。

ちなみに、情報非対称ゲームに対して、双方に同一の情報が与えられているゲームを情報対称ゲームという。

いちご大福騒動

読み方:いちごだいふくそうどう
別名:イチゴ大福騒動
別名:苺大福騒動

菓子「いちご大福」を巡る騒ぎ。特に2015年現在、韓国でいちご大福を販売する事業者2名のいざこざを指す通称として用いられている。

韓国のいちご大福騒動の概要は、日刊サイゾーの2015年3月5日付記事、Focus-Asiaの2015年3月27日付記事などが詳しい。両記事は、2013年頃に韓国人青年2名が協同でソウルでいちご大福屋を開始し、瞬く間に大盛況に至ったが、すぐに2人が権利を巡って仲違いし、訴訟沙汰に発展したことを伝えている。

関連サイト:
韓国“いちご大福ブーム”に、お家騒動!? 2年の時を経て発覚した真相とは…… - 日刊サイゾー 2015年3月5日
韓国の“いちご大福”騒動、日本の“師匠”は教えていない・・韓国ネット「良心はないのか?」「日本から伝授されたと加盟店まで…」 - Focus-Asia 2015年3月27日