新語時事用語辞典とは?

2015年4月3日金曜日

回収期間法

読み方:かいしゅうきかんほう
英語:Payback Period
別名:ペイバック法
別名:PP法

投資額を何年間で回収できるかを見積り、目標年数より少なければ投資を行い、多ければ投資を行わないという手法。投資の評価技法の1つ。

回収期間法による回収期間は、次の計算式で求めることができる。

回収期間=初期投資額÷将来の年間キャッシュフロー

回収期間法では、投資額に対する金利は考慮されず、貨幣価値は変わらないものとして計算される。また、回収期間後のキャッシュフローも考慮しない。

ちなみに、投資の評価技法には、回収期間法の他に、ARR法やIRR法、NPV法などが挙げられる。

授かり効果

読み方:さずかりこうか
英語:endowment effect

自分の所有している物への評価は、他人の評価よりも高くなる傾向にあるということ。

授かり効果は、自分の所有している物を手放したくないという心理によるものである。もし、他人からその所有物を譲ってほしいと言われると、購入した金額よりも高い金額を要求する傾向にあるとされる。例えば、5000円で購入したコンサートチケットを、他人から譲ってほしいと言われた時に「8000円なら売る」と言うことが授かり効果に当たる。

事業特性

読み方:じぎょうとくせい

その事業特有の戦略になりうる要素。

事業特性には、顧客特性やサービス特性、競合特性、技術特性、流通特性などが挙げられる。例えば、スマートフォン向けのゲームを開発する事業においては、10代から30代までをユーザーの対象とし、操作方法がわかりやすいこと、画面がきれいなこと、処理速度が速いこと、簡単にダウンロードできることなどの特性が挙げられる。企業では、これらの事業特性を調査し充実させることにより、差別化を図った商品を開発するケースが多い。

顧客特性

読み方:こきゃくとくせい

商品を購入した客の一人ひとりが持つ特性。主に、商品の販売戦略のために用いられることが多い。

顧客特性には、年齢や性別、出身地、居住地、出身校、職業などが挙げられる。例えば、ある弁当屋に買い物に来る客の多くは20代から30代のOLだったとする。このような顧客特性をもつ店の場合には、ヘルシー志向の弁当を充実させたり、総菜のパッケージを1人分にするといった販売戦略を立てることができる。