新語時事用語辞典とは?

2015年4月15日水曜日

上場ゴール株

読み方:じょうじょうゴールかぶ
別名:上場ゴール銘柄

投資家に、株式市場に上場することが最終目的であると見なされた銘柄の俗称。

新規上場した銘柄が上場後すぐに業績の下方修正を行い、株価が下落の一途を辿った場合に、投資家は上場ゴール株と見なすことが多い。また、配当を見送ったり、提携先との解消を発表したりする場合も上場ゴール株と見なされることがある。このようなケース以外には、創業者やステークホルダーの株式売却で株価が下落した場合も上場ゴール株と言われることがある。

保守主義の原則

読み方:ほしゅしゅぎのげんそく
別名:保守主義(安全性)の原則

将来発生するかもしれない危険に備えて、慎重な判断に基づいて会計処理を行わなければならないという原則。

保守主義の原則は、企業会計原則の一般原則において「企業の財政に不利な影響を及ぼす可能性がある場合には、これに備えて適当に健全な会計処理をしなければならない。」と規定されている。

ちなみに、企業会計原則の一般原則には、保守主義の原則の他に、真実性の原則、正規の簿記の原則、資本取引・損益取引区分の原則、明瞭性の原則、継続性の原則、単一性の原則などがある。

変革リーダーシップ

読み方:へんかくリーダーシップ
英語:breakthrough leadership

組織リーダーとしての能力や指導力、統率力に加えて、変革能力を有するリーダーシップの姿、モデル。ハーバード・ビジネス・スクールのジョン・コッター(John P. Kotter)が示した。

従来の組織リーダーに求められるものは、一般的にはプロジェクトの実行力や部下の管理能力などであるとされるが、変革リーダーシップでは、これらに加えて企業競争に打ち勝つための要素としての変革能力が求められるとしている。


関連サイト:
John P. Kotter - Harvard Business School(英語)

特性理論

読み方:とくせいりろん

優れたリーダーに共通する属性や特性などを研究すること。

特性理論では、優れたリーダーには実行力や部下への配慮、公正な立場、広い知識などの特性があるとしている。しかし、優れたリーダーを証明するためには、特性理論では不十分であることがわかり、その後、行動理論、条件適合理論、パスゴール理論などへ発展していった。

選抜教育

読み方:せんばつきょういく

社内の優れた人などを対象に集中的な教育を施すこと。人材育成の一環として行われる。

選抜教育は、特殊な業務や技術の要する業務、高度な業務などに関わる社員に対して研修を実施し教育する。また、経営幹部候補となる人材を選出して選抜教育を行うケースもある。

ちなみに、人材育成の手段には選抜教育の他に、社内全体の業務遂行レベルを上げるための底上げ教育がある。

底上げ教育

読み方:そこあげきょういく
別名:階層別教育

社内全体の業務遂行レベルを上げるために社員への教育を施すこと。人材育成の一環として行われる。階層別教育ともいう。

底上げ教育は、社員全員が一定以上の業務を遂行することを目的として行われる。底上げ教育は、例えば飲食店の場合には、注文の受け方や接客マナー、レジの処理などが挙げられる。

ちなみに、人材育成の手段には底上げ教育の他に、社内の優れた人などを対象に集中的な教育を施す選抜教育がある。