新語時事用語辞典とは?

2015年6月15日月曜日

伊勢志摩サミット

読み方:いせしまサミット
別名:第42回先進国首脳会議
英語:42nd G7 summit

2016年開催の先進国首脳会議の通称。開催地が三重県志摩市の賢島で開催されることから伊勢志摩サミットと呼ばれる。

伊勢志摩サミットは、日本をはじめ、アメリカ合衆国やドイツ、イギリスなどG7の首脳が一同に会し、決められた議題について話し合われる。安倍晋三・第96代内閣総理大臣は伊勢志摩サミット開催に向けて、「議長国として、世界の平和と繁栄のため、世界のリーダーたちと率直に話し合いたい。」、「伊勢神宮を始め、日本の伝統や文化、美しい自然を存分に味わっていただきたい。」などと述べている。

先進国首脳会議は、2013年のロック・アーン・サミット(第39回主要国首脳会議)まではロシアを含むG8参加国によって開催されていたが、2014年のクリミア危機以降は、ロシアを除いたG7参加国により開催されている。

関連サイト:
経済外交 - 外務省
内外記者会見-平成27年6月8日 - 内閣府大臣官房政府広報室

24時間子供SOSダイヤル

読み方:にじゅうよじかんこどもエスオーエスダイヤル
別名:24時間子どもSOSダイヤル
別名:24時間こどもSOSダイヤル

文部科学省が、子どもの悩みや不安を受け止めるために開設した相談窓口。昼夜、祝祭日に関係なく24時間対応可能な体制をとっている。

24時間子供SOSダイヤルは、子どもがいじめに遭っていると見たり感じたりした時、自分や友人の安全に不安があると感じた時などに、容易に相談できる窓口として開設された。電話番号は、0570-0-78310(なやみ言おう)となっている。

24時間子供SOSダイヤルに電話を掛けると、電話の所在地の教育委員会の相談機関に接続され、担当者が子どもの対応をする。また、教育委員会では警察や児童相談所との連携協力する体制が敷かれている。

関連サイト:
子供のSOSを受け止めるポスター - 文部科学省(PDF)

大学入学希望者学力評価テスト

読み方:だいがくにゅうがくきぼうしゃがくりょくひょうかテスト

2020年度から導入される大学入試の学力試験の名称。大学入学希望者学力評価テストの導入にともない、大学入試センター試験は廃止される。

大学入学希望者学力評価テストでは、大学入試センター試験で採用されていたマークシート方式に加えて、小論文などの記述式や面接などが追加される。また、試験日は、大学入試センター試験と同じ時期に2回実施される。

大学入学希望者学力評価テストは2015年6月現在、文部科学省の有識者会議などを通じて議論、検討が重ねられている。

高等学校基礎学力テスト

読み方:こうとうがっこうきそがくりょくテスト

2019年度から導入される高校生向けの学力テストの名称。年2回、夏と秋に実施される。

高等学校基礎学力テストは、高校在学中に、高校で身につける知識をどのくらい習得しているかを確認するために実施される。

高等学校基礎学力テストは、大学のAO入試や推薦入学などに用いられたり、高卒者を採用する際の企業の判断材料にも用いられる。

ストロンボリ式噴火

読み方:ストロンボリしきふんか
別名:ストロンボリ型噴火
別名:ストロンボリアンエラプション
英語:Strombolian eruption

火山の噴火のうち、比較的低粘性のマグマや、勢いよく噴出される噴石・火山弾などに特徴づけられる噴火を指す区分。イタリアのストロンボリ山を典型とする。

ストロンボリ式噴火で地表に噴出するマグマはサラサラの溶岩流となるが、ハワイ式噴火よりは粘性がある。火山灰の量は少ないが、火山噴出物を強い勢いで噴出する。噴出物は高さ数キロまで吹き飛ばされることがあるという。

ストロンボリ式噴火とほぼ同様の特徴を持ち、いっそう大規模に発生する火山噴火は、プリーニ式噴火と呼ばれる。

ヘメロカリス

別名:デイリリー
英語:Day-lily

ユリ科の植物の一種。小柄で美しく短命の花を咲かせることで知られる。咲いた花は1日足らずで萎れてしまうとされ、学名や英語名もこれに因んでいる。

ガストフロント

別名:突風前線 英語:gust front

大規模な積乱雲(スーパーセル)の下で冷やされた空気が、下降気流となって積乱雲の周囲へ流れ出し、周囲の温かい空気とぶつかって突風が発生するという現象。

ガストフロントが発生すると、積乱雲を中心とする(外に流れ出た)冷たい空気と、周囲の温かい空気の境目には、一時的に前線が生じる。はっきりとした温度差、気圧の上昇、上昇気流と、それに伴う特徴的な雲の発生が伴う。

ガストフロントは竜巻やダウンバーストと同じく突風被害をもたらすおそれのある気象現象と位置づけられる。とはいえ、ガストフロントによって生じる突風の強さは基本的にはさほど強くなく、構造物を損壊させるほどの被害は生じにくい。

関連サイト:
竜巻などの激しい突風とは - 気象庁

山体膨張

読み方:さんたいぼうちょう
別名:山体の膨張

山そのものが膨らむこと。地下のマグマが増加している、マグマが地表近くに上昇しつつある、といった現象を主な要因として発生する。山体膨張は大規模な火山活動(噴火)の予兆とみなされ、遠からず噴火する可能性を含め注意・警戒を払う必要があるとされる。

低周波地震

読み方:ていしゅうはじしん
別名:長周期地震
別名:low-frequency earthquake

地震のうち、地震動の周期が長い(地震動の周波数が低周波領域に位置する)という特徴を持つ地震の総称。地震そのものの規模は大きくないが、地中の大きな変動を伴うことがあり、地震の規模とはかけ離れた大規模な津波や火山のマグマ噴火を誘発させる要因となることがある。

プレートがごく緩慢に滑って動く「スロースリップ」も、低周波地震を特徴とする現象である。スロースリップにより発生する地震はスロー地震(ゆっくり地震)と呼ばれている。

ヘルマン・ファン・ロンパイ

別名:ファンロンパイ
別名:ファン・ロンパウ
別名:ヘルマン・ファン・ロンパウ
別名:ヘルマン・ヴァンロンプイ
別名:ファンロンパイ大統領
英語:President Van Rompuy

欧州連合(EU)の意思決定機関である欧州理事会の初代議長を務めた政治家。1947年ベルギーの生まれ。2008年にベルギーの第66代首相に就任。2009年に、欧州理事会の議長を(それまで各国の首長が兼務する形で務めてきた形から)常任の理事会議長を置く体制に変更するに伴い、ヘルマン・ファン・ロンパイが初代議長として任命された。

EUが2009年に常任の理事会議長をおいたのはリスボン条約に基づくものである。ファンロンパイは大統領に就任するため、首相を退任している。EU議長の役職は「大統領」とも通称され、ヘルマン・ファン・ロンパイも「初代EU大統領」のように呼ばれることがある。

欧州理事会議長の任期は2年半あり、任期満了後に1度だけ再任が可能となっている。ヘルマン・ファン・ロンパイは2期5年にわたる職務を全うして2014年に退任した。後任(第2代欧州理事会議長)にはポーランドのドナルド・トゥスクが就任した。