新語時事用語辞典とは?

2015年8月27日木曜日

北戴河会議

読み方:ほくたいがかいぎ

中華人民共和国の北戴河で開催される中国共産党幹部らによる会議の名称。北戴河は河北省に位置する市轄区の名称で避暑地として知られている。

北戴河会議は毎年夏に開催され、国家主席をはじめとする中国共産党幹部が集結し、さまざまな議題について話し合いが行われる。北戴河会議の内容は公表されないが、秋に開催される中国共産党全国代表大会に向けての話し合いであるとの見方が多い。

まち・ひと・しごと創生本部

読み方:まちひとしごとそうせいほんぶ

日本政府が、地方創生を目的として設立した組織の名称。

国立社会保障・人口問題研究所によれば、日本の人口は2008年の1億2808万人をピークに年々減少の傾向にあり、2060年には8674万人、2110年には4286万人まで減少するとの見通しを発表している。これを受けて日本政府は、人口減少は消費力、経済力の低下につながるとして、2060年に1億人程度の人口を確保する中長期展望を発表するとともに、まち・ひと・しごと創生本部を設立した。

まち・ひと・しごと創生本部は、地方公共団体が行う地方創生の施策に対して、財政支援や人的支援、情報支援などを行う。具体的な支援策としては、地方における安定した雇用の創出や地方への新しい人の流れを作ったり、若い世代の結婚や出産、子育て支援などが挙げられる。

関連サイト:
まち・ひと・しごと創生本部

前倒し債

読み方:まえだおしさい
別名:前倒債

翌年度の国債の満期償還のために発行される借換債のこと。

前倒し債は、特別会計に関する法律において「国債整理基金特別会計においては、翌年度における国債の整理又は償還のため、予算をもって国会の議決を経た金額を限度として、借換国債を発行することができる。」と規定されている。

前倒し債の発行により、各年度における国債発行額が平準化され、満期償還が集中する年度の借換債の増加を抑えることができる。近年においては、2008年問題の際の、2005年から2008年にかけての大量の前倒し債の発行が挙げられる。

関連サイト:
特別会計に関する法律 - e-Gov

ドル不足

読み方:ドルぶそく

アメリカ合衆国の通貨であるドルが不足している状態。

ドル不足は、輸入業者などの中値決済によるドル買いが原因である。特に、東京市場のオープン直後の午前10時頃にドル不足になることが多い。ドル不足ではドルが大量に買われるため、例えばドル/円相場は上昇する。

なお、ドル不足は月曜日や金曜日、五十日、月初、月末でもよく見られる。

地域おこし協力隊

読み方:ちいきおこしきょうりょくたい

地域の人口増加や経済力向上を目的として、一般社団法人移住・交流推進機構が行う取り組みの名称。

地域おこし協力隊では、Webサイトを通じて地域おこしを紹介したり、地域おこしのための人材募集を行っている。ちなみに、人材募集に応募して採用された場合は、現地に移住して自治体の嘱託職員として就労できる。

地域おこし協力隊では、主に都市部に居住する20代から40代の人の当該地域への定住、定着を図っている。

関連サイト:
地域おこし協力隊 - 一般社団法人移住・交流推進機構