新語時事用語辞典とは?

2015年9月4日金曜日

エマロ

英語:EMARO

内視鏡外科手術向けのロボットの名称。

エマロは、執刀医の頭部にジャイロセンサーを取り付け、医師が頭を上下左右、前後に移動させることで内視鏡をコントロールするロボットである。

これまでの内視鏡外科手術向けロボットは、電動モーターによって内視鏡が動いていたが、エマロでは、空気圧によって内視鏡が動く。そのため、従来の内視鏡外科手術向けロボットよりもスムースに内視鏡を動かすことができるという特徴がある。

エマロは、東京工業大学と東京医科歯科大学によるベンチャー企業によって開発され、医療機器メーカーのホギメディカルから販売されている。

関連サイト:
ホギメディカル

イスラム債

読み方:イスラムさい
別名:スクーク
英語:sukuk

イスラム法に則して発行される債券。スクークともいう。

イスラム債は、発行体が投資家に対して配当や手数料などを支払うという特徴がある。これは、イスラム法において利子の受け取りを禁止しているためである。

イスラム債の発行体は、不動産などの資産や事業プロジェクトを裏付けとして、そこから発生する収益を配当という名目で投資家に支払う。イスラム債の償還満期の際には、資産や事業プロジェクトを売却し、投資家へ元本を返済する。

イスラム債は中東諸国やアジアのイスラム教諸国を中心に発行されており、日本でも発行されている。なお、日本国内で発行されるイスラム債の配当は非課税となっている。

産業競争力強化法

読み方:さんぎょうきょうそうりょくきょうかほう

企業の産業競争力の強化を推進するための、国による支援策を規定した法律。

産業競争力強化法は、アベノミクスの第3の矢である「日本再興戦略」に盛り込まれているもので、2013年12月に成立、2014年1月に施行された。

産業競争力強化法では、起業促進や設備投資や事業再編、ベンチャー企業への投資、事業再生などを推し進めることで産業競争力の強化を図るとしている。

関連サイト:
産業競争力強化法 - e-Gov

マックス方式

読み方:マックスほうしき
別名:MAX方式
別名:両建てマックス方式
別名:両建てMAX方式

外国為替証拠金取引(FX)において、同一通貨を両建てした場合に、建玉の多いほうの必要証拠金額を採用する方式。

例えば、USD/JPYの1万通貨あたりの必要証拠金が4万円だとする。売り建玉1万通貨、買い建玉2万通貨を保有している場合は、買い建玉の2万通貨に対する必要証拠金が発生するため、マックス方式での必要証拠金額は8万円になる。

また、売り建玉2万通貨を保有している時に、買い建玉1万通貨を新規に保有した場合は、新たな必要証拠金は発生しない。一方、買い建玉1万通貨を保有している時に、売り建玉2万通貨を新規に保有した場合には、必要証拠金額は8万円になる。

ちなみに、マックス方式に対して、売り建玉、買い建玉それぞれに必要証拠金が発生する方式を積み上げ方式という。

積み上げ方式

読み方:つみあげほうしき
別名:両建て積み上げ方式
別名:積上げ方式
別名:両建て積上げ方式

外国為替証拠金取引(FX)において、同一通貨を両建てした場合に、売り建玉と買い建玉のそれぞれに必要証拠金額が発生する方式。

例えば、AUD/JPYの1万通貨あたりの必要証拠金が2.5万円だとする。売り建玉2万通貨、買い建玉1万通貨を保有している場合は、3万通貨分として必要証拠金額は7.5万円になる。

また、買い建玉1万通貨を保有している時に、売り建玉3万通貨を新規に保有した場合は、新たに7.5万円の必要証拠金が発生し、合計で10万円の必要証拠金が必要になる。

ちなみに、積み上げ方式に対して、売り建玉、買い建玉の多いほうの必要証拠金額を採用する方式をマックス方式という。