新語時事用語辞典とは?

2015年9月9日水曜日

黒田緩和

読み方:くろだかんわ
別名:黒田バズーカ

黒田東彦・第31代日本銀行総裁のもとで行われる、日本銀行(日銀)による金融緩和策のこと。株式市場や外国為替市場などに大きな影響をもたらすことから、黒田バズーカと呼ぶこともある。

黒田緩和は、デフレ脱却を目的として行われるもので、2013年4月のマネタリーベースの倍増や2014年10月のマネタリーベースのさらなる増額などが挙げられる。これらの黒田緩和によって、日経平均株価は30%近い上昇を遂げた。また、外国為替市場では、ドル/円が大きく円安へ推移している。

バレンタイン緩和

読み方:バレンタインかんわ
別名:白川バレンタイン緩和

2012年2月14日に、白川方明・第30代日本銀行総裁のもとで行われた、日本銀行(日銀)による金融緩和策のこと。2月14日がバレンタインデーだったことから、バレンタイン緩和と呼ばれている。

バレンタイン緩和の具体的な内容は、物価の1%上昇を目的とした資産買い入れ基金の10兆円の増額である。バレンタイン緩和により、日経平均株価は10%以上の上昇を示し、ドル/円も円安方向へ推移した。ちなみに、2012年4月頃から次第にバレンタイン緩和の効果が薄れていき、6月頃には株価、為替とも元の価格に戻っている。

品川開発プロジェクト

読み方:しながわかいはつプロジェクト
別名:品川再開発
別名:品川再開発計画
別名:品川再開発構想

JR東日本による、品川駅周辺の再開発の計画。主に、JR品川駅と田町駅の間にあるおよそ13ヘクタールのJR品川車両基地跡地の再開発を指す。

品川開発プロジェクトは2015年から始動し、まず、2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催に向けた新駅の暫定開業を目指すとしている。その間、都市基盤整備の一環として、公共施設などの建設や、道路、公園などもつくられることになっている。また、2027年のリニア中央新幹線開業に向けたインフラ整備や、駅と街が一体化した街づくりの開発を進めていくという。

関連サイト:
品川開発プロジェクトにおけるまちづくりの基本概要について - (PDF)

115の法則

読み方:ひゃくじゅうごのほうそく

資産の複利運用において、元本を3倍にするための利率や年数を算出する際に用いる法則。

115の法則は、おおよその年率や年数を算出する際に用いられる。

115の法則の計算式は、次の通りである。

年率(%)×年数=115

よって、「年数=115÷年率(%)」、「年率(%)=115÷年数」とも表すことができる。

例えば、年率5%の金融商品を複利運用すると何年で元本が3倍になるか、を求めたい場合には、「115÷5=23」となり、23年かかることがわかる。

ちなみに、年率5%の金融商品を23年間複利運用した場合の計算式は、「(1+0.05)^23」となり、3.07という計算結果になる。

ルンバブル

英語:Roombable

アイロボット・コーポレーションが製造、販売しているロボット掃除機「ルンバ」が部屋の隅々まで移動して掃除できるような、家具の状態を示す形容詞。「ルンバ」に「可能」を意味するableを加えた造語。

ルンバブルにするには、ルンバが椅子や机の脚の間を通過できるようにしたり、ソファーやベッドの下へ進めるように高さを調整したりする。また、部屋と部屋との間をバリアフリーにすることや部屋の扉を開けた状態にすること、電気コードをまとめておくことなどもルンバブルにする手段の1つである。

ちなみにルンバは、直径が約35センチメートル、高さが約9センチメートルの大きさとなっている。