新語時事用語辞典とは?

2015年9月10日木曜日

持ち帰り残業

読み方:もちかえりざんぎょう
別名:持ちかえり残業
別名:持帰り残業
別名:風呂敷残業

やり残した作業を、自宅に帰って引き続き行うこと。

持ち帰り残業は基本的に時間外労働の一種であり、かつ賃金の支払い対象に含まれない、いわゆるサービス残業の一形態に該当する。ただし、会社に居残って行う残業と比べて自由度が高く、必ずしも同一視はされない。最近ではコンピュータとインターネットを通じて家でも作業できる環境が整いやすくなっており、かつてに比べて持ち帰り残業を行う敷居が低くなっている。

2011年に石川県金沢市で塾講師の女性が自殺する事件があり、遺族は2015年9月に自殺の要因が持ち帰り残業の負担を要因とする過労自殺だったとして提訴する構えであることが報じられている。

大雨特別警報

読み方:おおあめとくべつけいほう

気象庁が、台風や豪雨などで数十年に1度の降雨量になる大雨が予想されると判断した時に発表される警報。

大雨特別警報は、大雨警報が発表された後、大雨が一層激しくなり広範囲で数十年に1度の大雨になると予想した時に発表されるもので、最もレベルの高い警報・注意報となっている。

気象庁では、大雨特別警報が発表された場合、地元市町村の非難情報に従い避難所へ避難するか、外出が困難な場合には家の2階などの安全な場所にとどまるよう、呼びかけている。

特別警報は2013年から新たに導入された警報・注意報で、大雨特別警報に相当する過去の災害としては、室戸台風や伊勢湾台風などが挙げられる。

関連サイト:
特別警報 - (PDF)