新語時事用語辞典とは?

2015年9月11日金曜日

改正派遣法

読み方:かいせいはけんほう
別名:改正労働者派遣法
別名:労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律等の一部を改正する法律

派遣事業者の運営や派遣労働者の雇用などについて定めている派遣法を改正した法律の名称。2015年9月に成立した。

改正派遣法では、派遣労働者の受け入れ期間の上限撤廃(従来は上限3年)や全ての労働者派遣事業を許可制にしたこと(従来は届出制と許可制)などが主な改正点となっている。

また、派遣事業者に対しては、派遣期間を終了した派遣労働者の安定した雇用の継続を図るために必要な措置を取ることを義務付けている。その他にも、派遣労働者が派遣先の労働者とバランスの取れた待遇を確保するための措置を強化することなどが盛り込まれている。

関連サイト:
労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律 - e-Gov

はん濫発生情報

読み方:はんらんはっせいじょうほう
別名:氾濫発生情報

気象庁や国土交通省、地方自治体などが、はん濫が発生したことを住民へ周知するために発表する情報。指定河川洪水予報の1つで、最も危険度の高い情報。

はん濫発生情報は、はん濫危険情報の発表後さらに水位が増し、はん濫の発生が確認された時(水位危険度レベル5)に発表されるものである。気象庁では、逃げ遅れた場合は、市町村らの援助を受けるなどして、すみやかに避難するよう呼びかけている。

関連サイト:
指定河川洪水予報 - (気象庁)

水位危険度レベル

読み方:すいいきけんどレベル

河川の水位の高まりによる危険度を示したもの。

水位危険度レベルは、洪水などが発生した際に周辺住民が的確で安全に避難できるように、レベル1からレベル5までの5段階で示したものである。

水位危険度レベル1は、水防団待機水位ともいい、この時点では注意報や警報などは発表されない。水位危険度レベル2は、はん濫注意水位ともいい、はん濫注意情報が発表される。

また、水位危険度レベル3は、避難判断水位ともいい、はん濫警戒情報が発表される。水位危険度レベル4は、はん濫危険水位ともいい、はん濫危険情報が発表される。

そして、水位危険度レベル5は、はん濫が発生した状態で、はん濫発生情報が発表される。

法人企業統計

読み方:ほうじんきぎょうとうけい

財務省が、法人の企業活動の実態を明らかにすることを目的として行われる調査の名称。

法人企業統計では、商品や繊維、鉄鋼などの製造業や農林水産、運輸、卸売、不動産、金融、サービスなどの非製造業などさまざまな業種の法人を対象にしている。

法人企業統計の調査は年次、および、四半期ごとに行われ、その内容は、売上高や資産、費用、損益、人件費、従業員数などとなっている。

法人企業統計の結果は調査項目ごとにまとめられ、前年度比や業種別の動向やなどを知ることができる。

関連サイト:
法人企業統計調査

トレジャリー

別名:米国債
英語:treasury

アメリカ合衆国の発行する国債の総称。

トレジャリーは、償還期限が1年以内の短期債「トレジャリービル(treasury bills)」、10年以内の中期債「トレジャリーノート(treasury notes)」、10年超の長期債「トレジャリーボンド(treasury bonds)」の3種類に分類される。

トレジャリーは、他国の発行する国債よりも比較的信用性の高い国債で、日本や中国をはじめとする多くの国がトレジャリーを購入している。アメリカ合衆国財務省によれば、2015年2月の時点で、日本が保有するトレジャリーはおよそ1.2兆ドルとされる。

関連サイト:
U.S.DEPARTMENT OF THE TREASURY - (英語)