新語時事用語辞典とは?

2015年9月28日月曜日

1.57ショック

読み方:いちてんごななショック

1989年の人口動態統計において、合計特殊出生率が過去最低の1.57に低下した事態。

合計特殊出生率は女性が生涯に産む子供の数で、統計を取り始めた1947年は4.54だった。その後、合計特殊出生率は低下の一途を辿り、丙午の1966年には1.58まで落ち込んだ。その後、第2次ベビーブームで数値は持ち返したものの、1989年には1.58を下回る1.57という過去最低の数値を記録したことから「1.57ショック」と呼ばれるようになった。

ちなみに、1.57ショック以降も合計特殊出生率は低下の傾向にあり、2005年には1.26まで落ち込んだ。

出生動向基本調査

読み方:しゅっしょうどうこうきほんちょうさ

結婚や出産、子育ての現状調査を目的として、厚生労働省の国立社会保障・人口問題研究所が5年に1回行っている調査。

出生動向基本調査は、夫婦調査と独身者調査に分かれていて行われている。夫婦調査では、結婚している50歳未満の女性を対象に、夫との出会いのきっかけや初婚年齢、完結出生児数、出産後の就業などのアンケートが用意されている。また、独身者調査では、18歳以上50歳未満の独身者を対象に、結婚への意欲や異性との交際、性経験、希望の結婚像などのアンケートが用意されている。

関連サイト:
出生動向基本調査

全国将来人口推計

読み方:ぜんこくしょうらいじんこうすいけい

厚生労働省の国立社会保障・人口問題研究所が、日本の将来の人口規模や男女構成、年齢構成などの推移について推計を行ったもの。

全国将来人口推計は、国勢調査のデータをコーホート要因法によって将来の人口を求めたものである。

2012年の全国将来人口推計では、日本の人口は2048年には1億人を割り、2060年には8674万人になると推計している。また、高齢化の進行により、65歳以上の人口割合は2012年の23.0%から39.9%へ増加するという結果も出ている。この他には、合計特殊出生率は1.35、平均寿命は男性は84.19年、女性は90.93年との結果が出ている。

関連サイト:
日本の将来推計人口

ライフサイクルファンド

投資家のライフサイクルに合わせて組み入れ比率の変わるファンドのこと。

ライフサイクルファンドは、例えば年齢の若い投資家の場合、ファンドの運用期間が長期になるため、長期的に見てリターンの大きいアセットを組み入れて運用する。また、年齢の高い投資家の場合、運用期間が短期になるため、国内債券などの比較的リスクの低い資産を組み入れて運用する。

水月会

読み方:すいげつかい
別名:石破派

自由民主党の石破茂を中心とする派閥の名称。2015年9月に旗揚げした。石破派ともいう。

水月会の発足時の参加者はおよそ20人で、会長は石破茂、事務総長は古川禎久がそれぞれ就任した。この他に、山本有二や鴨下一郎、伊藤達也、田村憲久、後藤田正純などが水月会のメンバーとなっている。

水月会について石破茂は、次期総裁選を視野に入れての発足であることを明言している。