新語時事用語辞典とは?

2015年10月22日木曜日

任意認知

読み方:にんいにんち

父が、嫡出でない子に対して父子関係であることを認め、自発的に認知届を出すこと。

任意認知は、民法779条により「嫡出でない子は、その父又は母がこれを認知することができる。」と規定している。

法律上の婚姻関係のない男女間に生まれた子(非嫡出子)は、母親の分娩の事実により母子関係が成立するが、父子関係は、任意認知、あるいは、強制認知といった認知により成立する。認知は、「認知は、戸籍法 の定めるところにより届け出ることによってする。」と民法で規定されており、届出をしなければ認知とは認められない。

関連サイト:
民法 - e-Gov

不法投棄ホットライン

読み方:ふほうとうきホットライン

大規模な不法投棄を発見した時に自治体などへ連絡するために設けられた直通の電話回線。

不法投棄ホットラインは、環境省が不法投棄の早期発見、および、拡大防止を目的として設けたものである。

不法投棄を発見した場合、その地域の自治体の廃棄物対策課へ電話やFAX、電子メールなどで連絡することができる。

なお、不法投棄の対象は大規模な投棄物であり、空き缶や家庭ごみ、電化製品、自転車といった小規模な投棄物は対象としていない。

関連サイト:
不法投棄ホットライン - (環境省)

家庭エコ診断制度

読み方:かていエコしんだんせいど

家庭で排出される二酸化炭素の削減を目的として、各家庭にマッチしたアドバイスや診断などを行う制度。

家庭エコ診断制度には、「うちエコ診断」と「独自の家庭向けエコ診断」がある。うちエコ診断は、環境省の認定する公的資格「うちエコ診断士」が、各家庭のエネルギー使用状況をチェックし、使いすぎていないかどうかの診断や二酸化炭素排出量の提案などを行うサービスである。また、独自の家庭向けエコ診断は、関西電力やENEOSなどの民間事業者による診断サービスで、電気やガスの使い方に無駄がないかなどを点検する。

関連サイト:
家庭エコ診断制度

うちエコ診断士

読み方:うちエコしんだんし

家庭エコ診断制度に基づき、家庭におけるエネルギー使用の診断や二酸化炭素の削減の提案などを行うことを職務とする者。環境省が認定する公的資格の1つ。

うちエコ診断士は、家庭における光熱料やCO2排出量などを環境省の制作したソフトウェア「うちエコ診断ソフト」を介して分析しアドバイスや提案を行う。

うちエコ診断士になるためには、筆記試験と実技試験からなるうちエコ診断士資格試験を受験し合格する必要がある。地球温暖化問題など関連する問題が出題される。また、実技試験では、うちエコ診断の受診者役に対して実際の診断を行う。

関連サイト:
うちエコ診断士

最良指値注文

読み方:さいりょうさしねちゅうもん
別名:最良指値

株式取引や外国為替証拠金取引(FX)などにおいて、売り、または、買いの注文の際に価格を指定しないで、注文した時点の最良気配値で約定するような注文方法。

最良指値注文は成行注文と似ているが、複数株(枚)の注文では約定金額で異なる場合がある。例えば、株価2000円で800株の売りが出ているとする。ここで1000株の成行注文をすると、2000円で800株が約定し、残りの200株は2001円以上の売りに割り当てられる。一方、最良指値注文では、800株が約定し200株は2000円のまま買い板に残る(FASの場合)か、注文数に満たないためすべて失効する(FOKの場合)か、800株だけ約定し、残りの200株は執行する(FAKの場合)のようになる。なお、FAS、FOK、FAKは、最良指値注文の際にオプションで指定できる。