新語時事用語辞典とは?

2015年11月16日月曜日

パリ同時多発テロ

読み方:パリどうじたはつテロ
別名:2015年パリ同時多発テロ
別名:パリ同時多発テロ事件
別名:2015年パリ同時多発テロ事件

2015年11月13日午後9時頃(現地時間)、パリの国立競技場「スタッド・ド・フランス」とバタクラン劇場、飲食店などで爆発、銃撃があった事件。事件の発生した場所は7か所に及ぶ。

パリ同時多発テロの最初の事件は、フランスとドイツのサッカー親善試合が行われていたスタッド・ド・フランスの入り口ゲート付近での襲撃犯による自爆死である。その後、競技場の外でも数回、自爆死によるテロが発生した。当時、フランスのオランド大統領とドイツのシュタインマイヤー外相が試合を観戦していたとされる。また、最初の事件から30分内に、パリ10区や11区にある飲食店やバタクラン劇場など6か所で銃撃によるテロが発生した。

パリ同時多発テロによって少なくとも100人以上が死亡したとされ、2015年11月13日、フランスのオランド大統領は非常事態を宣言した。なお、翌14日にはイスラム国(IS)がインターネットを通じてパリ同時多発テロの犯行を声明した。

TATP

別名:過酸化アセトン
別名:トリアセトントリペルオキシド
英語:acetone peroxide

過酸化水素水やアセトン、塩酸、硫酸などによって生成される有機過酸化物。

TATPは、炎や熱などを加えることで爆発するという特徴がある。また、衝撃によっても爆発する。TATPの成分の入手は比較的容易で、テロに使用されることもある。過去には、2005年のロンドン同時多発テロや2015年のパリ同時多発テロに用いられたとされる。

南京大虐殺文書

読み方:なんきんだいぎゃくさつぶんしょ
別名:南京大虐殺公文書

中国が所蔵する南京大虐殺に関する資料の総称。中国では南京大虐殺公文書と呼んでいる。

南京大虐殺文書は11点からなる資料で、2013年に中国がユネスコ(国連教育科学文化機関)に世界記憶遺産として申請し、2015年に登録された。

南京大虐殺文書は、南京大虐殺の起きた1937年当時の資料と、第二次世界大戦後に行われた調査の資料や文献などにより構成されている。

ちなみに中国は、世界記憶遺産として南京大虐殺文書の他に従軍慰安婦に関する資料を申請していたが、南京大虐殺公文書のみが登録された。

関連サイト:
Documents of Nanjing Massacre - ユネスコ(英語)

2人っ子政策

読み方:ふたりっこせいさく
別名:二人っ子政策

中国政府による、夫婦1組について子どもを2人まで産んでもよいという人口政策のこと。2015年10月の中国共産党・中央委員会第5回全体会議(5中全会)において決定された。

中国政府はこれまでに、人口政策として1979年から1人っ子政策を実施している。2002年には特例として1人っ子同士の夫婦に限って2人目の出産が認められるようになった。2015年には労働力の低下や高齢化問題などを背景に2人っ子政策を実施した。

中国の国家衛生・計画出産委員会によれば、2人っ子政策の実施により労働人口は2050年までに3000万人以上増加するとの試算を出している。

ダブル11

読み方:ダブルイレブン
別名:独身の日
別名:双11
別名:双十一
別名:光棍節

中国の、毎年11月11日に独身者を祝うイベントのこと。

ダブル11は中国の光棍節にあたる。11月11日は「1」が4つ並んだ日で、「1」がつるつるの棒(光棍)に似ていることから独身の日とも呼ばれている。ダブル11の日は、独身者のためのお見合いパーティーが開催されたり、独身者へプレゼントを贈ったりする。

近年においては、小売店やアリババなどのインターネット通販サイトが特別セールを開催するなど、バーゲンの日としても知られている。日本においても、Yahoo! JAPANが「いい買物の日」として特別セールを開催している。