新語時事用語辞典とは?

2015年11月19日木曜日

共済契約

読み方:きょうさいけいやく

共済者と共済契約者(被共済者)との間で締結される契約のこと。

共済契約は、共済契約者の死亡や後遺障害、建築物の火災などの共済事故が発生した場合に、共済者による共済金が支払われるものである。共済金は、共済定款や契約書に基づき支払われる。

共済契約における共済者には、全国労働者共済生活協同組合連合会(全労済)や全国共済農業協同組合連合会(JA共済)などが挙げられる。

共済事故

読み方:きょうさいじこ
別名:共済事由

共済者が共済金を支払う原因となる事故や病気のこと。

共済事故は、共済契約が締結された時点で、その発生が不確定である必要がある。例えば、共済契約者の死亡や突発的な事故、建物の火災などが挙げられる。

共済事故は、共済定款や共済契約時の申込書に記載されている内容に対して適用される。そのため、記載内容以外の事故については共済事故の対象外となる。

連動ETF

読み方:れんどうイーティーエフ
別名:連動型ETF
別名:連動上場投資信託
別名:連動型上場投資信託

ある株価指数と同じように価格が推移するETFの総称。

連動ETFは、例えばTOPIXや日経平均株価などの株価指数を元にファンドが組まれる。これらの商品は、TOPIX連動型ETF、日経平均連動型ETFなどと呼ばれる。

連動ETFは、株価指数が上がれば連動ETFも上がり、株価指数が下がれば連動ETFも下がるという特徴がある。

連動ETFでは、元となる株価指数の構成銘柄が変更された場合、連動性を維持するために連動ETFの構成銘柄を調整することがある。

時価総額加重型

読み方:じかそうがくかじゅうがた

株価指数を構成する銘柄の時価総額をある一定時点の時価総額で除した数。株価指数を算出する際の計算方法の1つとして用いられる。

時価総額加重型は、時価総額の高い銘柄ほど寄与度が高いという特徴がある。

時価総額加重型の株価指数は、次の計算式で求めることができる。

株価指数=構成する銘柄の時価総額÷ある一定時点の時価総額

構成する銘柄の時価総額は、株価に上場株式数を乗したものである。また、ある一定時点の時価総額とは、例えばTOPIXの場合には、1968年1月4日の時点の時価総額(約8.6兆円)を100として指数を算出している。

時価総額加重型を採用している株価指数には、TOPIXをはじめ、S&P500m、FTSE100、ナスダック総合指数などが挙げられる。

ちなみに、株価指数を算出する際の計算方法には、時価総額加重型の他に株価平均型がある。

株価平均型

読み方:かぶかへいきんがた

株価指数を構成する銘柄の株価の合計を銘柄数で除した数。株価指数を算出する際の計算方法の1つとして用いられる。

株価平均型は、株価の高い銘柄(いわゆる値嵩株)ほど寄与度が高いという特徴がある。そのため、市場全体が値上がりしたとしても、1つの値嵩株の値下がりで株価指数も値を下げることがある。

株価平均型の株価指数は、次の計算式で求めることができる。

株価指数=構成する銘柄の株価の合計÷銘柄数

構成する銘柄の株価の合計は、例えば日経平均株価の場合には、採用されている225銘柄の株価の合計である。

株価平均型を採用している株価指数には、日経平均株価の他にダウ平均株価などが挙げられる。

ちなみに、株価指数を算出する際の計算方法には、株価平均型の他に時価総額加重型がある。