新語時事用語辞典とは?

2015年11月30日月曜日

ファミコン言葉

読み方:ファミコンことば
別名:コンビニ敬語
別名:ファミレス敬語
別名:バイト敬語

ファミリーレストランやコンビニエンスストアの店員が、客に対して用いる特徴的な言葉のこと。コンビニ敬語、ファミレス敬語ともいう。また、アルバイト店員がよく用いるということから、バイト敬語ともいう。

ファミコン言葉は、例えば、「デザートも一緒にいかがですか?」を「デザートのほうも一緒にいかがですか?」のように「~のほう」を用いた表現や、「こちらは紅茶です。」を「こちら紅茶になります。」のように「は」を抜いたり「~になります」を用いた表現、「1000円お預かりします。」を「1000円からお預かりします。」のように「~から」を用いた表現などが挙げられる。

文化庁の「国語に関する世論調査」によれば、「1000円からお預かりします。」の言葉が気になると回答した割合は、1996年は38.4%だったが、2002年には45.2%へ上昇し、2013年には55%と半数を超えた結果が出ている。

関連サイト:
国語に関する世論調査の結果について - 文化庁

常人逮捕

読み方:じょうじんたいほ
別名:私人逮捕

一般人による現行逮捕のこと。私人逮捕ともいう。

常人逮捕は、刑事訴訟法の「現行犯人は、何人でも、逮捕状なくしてこれを逮捕することができる。」の規定により行うことができる。また、逮捕した後は、「直ちにこれを地方検察庁若しくは区検察庁の検察官又は司法警察職員に引き渡さなければならない。」とも規定している。

常人逮捕の例としては、痴漢の被害者が加害者を取り押さえるケース、スリの犯行現場を目撃した人が現行犯人を取り押さえるケースなどが挙げられる。

関連サイト:
刑事訴訟法 - e-Gov

出廷拒否

読み方:しゅっていきょひ

被告人が公判期日に出頭しないこと。

公判廷は、検察官と被告人、弁護士などが出席して行われる。しかし、刑事訴訟法では、「被告人が公判期日に出頭しないときは、開廷することはできない。」と規定している。従って、被告人が出廷拒否した場合には公判廷は行われない。

出廷拒否に対する罰則規定はないが、一般的には裁判官の被告人に対する心証が悪くなるとされる。ちなみに、証人が正当な理由がなく出頭しない場合には10万円以下の罰金、または、拘留に処せられる。

関連サイト:
刑事訴訟法 - e-Gov

要保護者

読み方:ようほごしゃ

保護を受けている、受けていないにかかわらず、保護を必要とする状態にある者のこと。

要保護者は、生活保護法により規定されており、生活扶助や教育扶助、住宅扶助、医療扶助、介護扶助、出産扶助、生業扶助、葬祭扶助などの生活保護の一部、または、全部を受けることができる。

要保護者の認定は、本人、あるいは、扶養義務者などの申請に基づき、都道府県知事や市町村長によって決定されるが、急迫した状況などの場合には保護の申請がなくても必要な保護を受けられることができる。

関連サイト:
生活保護法 - e-Gov

介護扶助

読み方:かいごふじょ

公的扶助の1つで、介護サービスを利用する際に、その維持のために行われる扶助のこと。

介護扶助は、生活保護法に基づいて実施されるもので、自己負担分である1割が支給される。また、介護保険の被保険者以外の人が介護サービスを利用した場合は全額が介護扶助の対象になる。

関連サイト:
生活保護法 - e-Gov