新語時事用語辞典とは?

2015年12月1日火曜日

ジャパンディスカウント

別名:ディスカウントジャパン
別名:ジャパンディスカウント運動
別名:ディスカウントジャパン運動
別名:卑日
別名:卑日運動

日本という国を貶め、あるいは卑しめ、それによって国際世論における日本の失墜や信用喪失をもくろむ活動の総称。

「ジャパンディスカウント」の語は、つとめて中立的な観点に立って慎重に用いられる場合もあるが、いわゆる右翼的な立場に立脚しつつ対立意見を闇雲にジャパンディスカウントと認定してけなそうとする場合も見られる。

ジャパンディスカウントの語は日本を敵視する特定国の編み出した語とされるが、使用者・実施者は外国とは限らず、日本人の身で「ジャパンディスカウント」を積極的に展開している例jもままある。

ぱよぱよちーん

別名:ぱよちん

自身の政治的信条にそぐわないという理由で特定のFacebookユーザーの個人情報を公にばら撒いた、という疑惑の渦中にあった人物が、過去にソーシャルメディアで使用していたフレーズ。迷言と目されている。一連の騒動が炎上の様相を呈する中、同騒動を象徴する間抜けなフレーズとして半ばネットスラング化した。


爆買い

読み方:ばぐがい
別名:爆買
別名:爆买

財力にモノを言わせて一度に大量に品物を購入すること。とりわけ中国人が日本などを訪れ、日本製品などを一気に大量に購入していくことを指す。

日本を訪れた中国人観光客が「日本製」に価値を見いだして商品を買い求める、ということ自体は特に目新しいことではない。しかし2010年代半ば頃にはこの動向がより顕著で大規模な購買活動となっており、2014年頃までに「爆買い」の呼び名で呼ばれるようになった。

中国人観光客による爆買いは、親族の分も含めたまとめ買い、あるいは、中国に持ち帰ってから転売して一儲けしようとする算段が背景にする場合も多いとされる。新聞などはたびたび、外国人観光客をターゲットとする商店などは爆買いの効果によって売れ行きを伸ばし喜ぶ一方、日本的マナーを尊重しない観光客が増加していることに苦慮している、といった状況を報じている。

爆買いの語は2015年「ユーキャン新語・流行語大賞」の候補語にノミネートされ、そして「トリプルスリー」と共に年間大賞に選出されている。

トリプルスリー

別名:トリプル3
別名:トリプルサーティ
別名:3割30本30盗塁

球界の用語で、プロ野球において1人の選手が同シーズン内に「打率3割以上」「本塁打30本以上」および「盗塁30以上」の成績を収めることを指す言い方。

プロ野球では、打率・本塁打・盗塁の3つを同シーズンで達成する記録はなかなか生まれない。打率3割と本塁打30本は同時達成できても30盗塁を同時に達成する、あるいは、打率3割と30盗塁は達成できても30本塁打をも同時に達成する、といったケースは少なくはない。3つ同時=トリプルスリーとなると格段に難易度が高いといえる。

日本プロ野球界で初めてトリプルスリーが達成された記録は、1950年、松竹ロビンスの岩本義行によるとされる。その後、2014年シーズンまでに計9人がトリプルスリーを達成している。

2015年のシーズンでは、福岡ソフトバンクホークスの柳田悠岐、および、東京ヤクルトスワローズの山田哲人の2名がトリプルスリーを達成し少なからず話題を呼んだ。

「トリプルスリー」の語は2015年の「ユーキャン新語・流行語大賞」の候補にも挙げられ、さらに、「爆買い」と並び年間大賞に選ばれた。

アベ政治を許さない

別名:アベせいじをゆるさない
別名:安倍政治を許さない
別名:安倍政治をゆるさない

2015年半ばに「安保法案」の是非や在り方を巡って国会で審議が進められていた最中、ノンフィクション作家の澤地久枝らが世論に呼びかけた政権批判のスローガン。

「アベ政治を許さない」は国会議事堂前で行われたデモでスローガンとして掲げられるなどした。同時期に、大阪府堺市の公立小学校では非常勤の職員が学校の廊下に「アベ政治を許さない」と書かれた紙を張り出すという行為に及んだことが発覚し、市の教育委員会が謝罪している。

澤地久枝は安保法案を「戦争法案」と呼ぶ立場を取る。

 「アベ政治を許さない」は2015年の「ユーキャン新語・流行語大賞」の候補キーワード50選のひとつに挙げられ、大賞には選ばれなかったものの「トップテン受賞語」には選出されている。なお同年の新語流行語大賞(年間大賞)は「爆買い」と「トリプルスリー」の2語となった。


ユーキャン新語・流行語大賞の選考委員会は下記7名で構成されている。

  • 姜尚中(東京大学名誉教授)
  • 俵万智(歌人)
  • 鳥越俊太郎(ジャーナリスト)
  • 室井滋(女優・エッセイスト)
  • やくみつる(漫画家)
  • 箭内道彦(クリエイティブ・ディレクター)
  • 清水均(『現代用語の基礎知識』編集長)


関連サイト:
新語・流行語大賞