新語時事用語辞典とは?

2015年12月10日木曜日

爆買い銘柄

読み方:ばくがいめいがら
別名:爆買銘柄

中国人観光客の爆買いによって業績が変化する上場企業の総称。

爆買い銘柄は、主に中国人観光客の立ち寄る小売店や、四宝と呼ばれる炊飯器や魔法瓶、温水洗浄便座、セラミック包丁をはじめ、化粧品や家庭用品を生産、販売している企業などが挙げられる。

爆買い銘柄とされる主な銘柄には、マツモトキヨシホールディングスやラオックス、ビックカメラ、ヤマダ電機、象印、資生堂などが挙げられる。

元安

読み方:げんやす
別名:人民元安

中華人民共和国の通貨である人民元の価値が下がること。

元安は、例えば人民元/円の場合では、1元19円から18円に値下がりした場合である。

元安は、外国為替取引においては人民元が相対的に売られていることを表す。元安の主な原因は、中国の政治や経済の状況悪化などが挙げるられる。

近年においては、元安は日本経済に影響を及ぼす傾向にある。元安によって、爆買いで知られる中国人の訪日者数が減少し、日本の小売業や化粧品メーカーなどのいわゆる爆買い銘柄の株価は下落することになる。

ベーシスポイント

別名:bp
英語:basis point

金利や債券の利回りなどの変動幅を表す単位のこと。

1ベーシスポイントは0.01%に相当する。10ベーシスポイントならば0.1%ということになる。例えば、金利が3.0%から2.5%へ引き下げられた場合は0.5%の引き下げになるので、50ベーシスポイント引き下げたことになる。

債券の利回りでは、ベーシスポイントの他に、ベーシスポイントの半分であるハーフ・ア・ベーシスポイントを用いることもある。

ちなみに、金利が1ベーシスポイント変化した時の、金融商品の変動額をベーシスポイントバリューという。

ハーフ・ア・ベーシスポイント

別名:ハーフ・ベーシスポイント
英語:half a basis point

ベーシスポイントの半分の値(0.5bp)のことで、債券の利回りの変動幅を表す単位として用いられる。

ハーフ・ア・ベーシスポイントは0.005%に相当する。ハーフ・ア・ベーシスポイントで取引されている金融商品には、東京金融取引所に上場しているユーロ円3ヵ月金利先物やユーロ円3ヵ月金利先物オプション、無担保コールオーバーナイト金利先物などが挙げられる。

ちなみに、ユーロ円LIBOR6ヵ月金利先物(2015年12月現在、取引停止中)は、ハーフ・ア・ベーシスポイントの半分である0.0025で取り引きされていた。

権利行使期間

読み方:けんりこうしきかん

オプション取引の買い手側、あるいは、新株予約権の保有者が権利を行使できる期間のこと。

オプション取引においては、権利行使期間中であればあらかじめ決定されている価格で原資産を買い取ることができる。また、新株予約権を保有している場合は、株式を発行している会社から新株を受け取ることができる。

権利行使期間はその内容によりまちまちだが、権利行使期間満了日までに権利行使しなければオプションや新株予約権は失効する。