新語時事用語辞典とは?

2016年1月15日金曜日

カバー取引

読み方:カバーとりひき
別名:カバー取引き
別名:カバー取り引き

外国為替証拠金取引(FX)などの相対取引において、受け手側がリスク回避のために行うヘッジ取引のこと。

カバー取引は、金融取引業者が顧客から注文を受けた際に、逆の注文(顧客が買い注文をした場合には売り注文)を銀行などの金融取引業者に対して行う。

相対取引では、顧客に利益が発生すれば金融取引業者はその分の損失を被る。特に、顧客が大口注文した場合は、金融取引業者には大きなリスクが発生する。カバー取引は、リスクヘッジのための手段の1つとして用いられる。

外国為替ブローカー

読み方:がいこくかわせブローカー
別名:外為ブローカー

インターバンク市場を通じて外国為替取引の仲介を行う業者のこと。

外国為替ブローカーは、自らは為替ポジションを保有せず、外国為替の売り手と買い手を見つけて取引を成立させ、双方から受け取るブローカレッジフィーを収入源としている。ちなみに、為替ポジションを保有して利鞘を収入源とする者のことを外国為替ディーラーと呼ぶ。

近年においては、外国為替ブローカーを通じた取引は電子ブローキングが主流となっている。

割引国債

読み方:わりびきこくさい
別名:割引き国債
別名:割り引き国債

発行時に、額面より安い価格で発行される国債のこと。

割引国債は、あらかじめ満期までに利息として支払われる金額を差し引いた価格で発行される。割引国債の購入者は利息を受け取ることはできないが、発行時に購入して満期まで保有すれば償還差益が発生する。

新型窓口販売方式国債

読み方:しんがたまどぐちはんばいほうしきこくさい
別名:新窓販国債

郵便局や民間の金融機関を通じて購入できる国債の総称。

新型窓口販売方式は、郵便局が財務省の指定した価格で募集する、いわゆる募集取扱方式をベースに、募集残の引き受け義務の撤廃や、郵便局以外の民間の金融機関でも扱えるように緩和した方式である。

新型窓口販売方式国債は、固定利付国債で、満期は2年、5年、10年の3種類がある。最低5万円から5万円単位で購入でき、半年ごとに利息が受け取れる。

関連サイト:
新窓販国債 - 財務省

マイポスト

英語:MyPost

日本郵便が管理し提供するメールサービスの名称。パソコンやスマートフォン、タブレットなどから利用できる。2016年1月に会津若松市などで試験サービスが開始された。

マイポストは、主に公共機関や企業などからの重要書類をインターネットを通じて送受信することができる。具体的には、自治体からの各種通知や公共料金の明細、給与明細など個人情報の記載された書類の送受信に用いられる。

日本郵便によれば、マイポストでは差出人を選択することができるため、利用者は、いわゆるスパムメールのような迷惑、被害に遭うことがないという。

関連サイト:
日本郵便(株)の新サービス MyPost スタート!! - 会津若松スマートシティ推進協議会

プライムブローカー

英語:prime broker

主にヘッジファンドの運用者を顧客として、ファンド運用のためのサービスを提供する企業のこと。

プライムブローカーは、主に、資金の調達や証券の借入・保管、決済の代行、リスク管理などの、いわゆるプライムブローカレッジサービスを提供する。モルガン・スタンレーやゴールドマン・サックスなどの投資銀行業務を行う金融機関が行っている。