新語時事用語辞典とは?

2016年1月28日木曜日

空港型免税店

読み方:くうこうがためんぜいてん
別名:保税売店

消費税や関税、酒税、たばこ税などが免除される、空港の外に店舗を構える免税店のこと。

空港型免税店では、訪日外国人や出国予定の日本人などを対象に、時計や宝飾、化粧品、酒、たばこ、電化製品、ファッションブランド商品などを取り扱っている。

空港型免税店で商品を購入する際にはパスポートや航空チケットなどの提示が必要で、商品は出国手続きが終わった後に受け取ることができる。客は、購入した商品を持ち歩く必要がないというメリットがある。

空港型免税店は、2004年に沖縄振興特別措置法の施行により沖縄県に店舗がオープンしている。沖縄県以外では2016年1月、東京都の三越銀座店に空港型免税店がオープンした。

関連サイト:
沖縄振興特別措置法 -e- Gov

下水熱

読み方:げすいねつ

家庭や事業所などで使用され捨てられた水や雨水などから発生する熱のこと。

下水熱は、主に下水道から発生する熱を指す。下水道は地中に設置されているため、下水の温度は年間を通して安定しており、気温と比較すると夏は冷たく、冬は暖かいという特徴がある。下水熱と気温との差は温度差エネルギーと呼ばれ、公共施設の冷暖房などに活用されている。

2015年に改正下水道法が施行され、民間企業による下水道への熱交換器の設置が可能になった。下水熱ビジネスには、積水化学工業や関西電力、日水コンなど数多くの企業が参入している。

関連サイト:
下水道法 - e-Gov
エスロヒート下水熱 - 積水化学工業

キラーシンプトム

患者の急変する際に見られる兆候を意味する造語。シンプトム(symptom)は兆候や兆しを意味する。

キラーシンプトムは、主に看護師が患者と接する際に、外見や意識、呼吸、末梢循環などの確認によって発見することができる。

キラーシンプトムの具体例としては、呼びかけへの無反応や呂律の回らない話し方、皮膚の蒼白、呼吸音の異常、脈拍の弱さ、冷汗などが挙げられる。

特別緑地保全地区

読み方:とくべつりょくちほぜんちく

都市計画区域内において、自然環境の保全の対象となっている地域のこと。

特別緑地保全地区は、樹林地や草地、水辺地、岩石地などを指し、都市緑地法では、秩序な市街化の防止や、公害又は災害の防止となるもの、伝統的・文化的意義を有するものなどが指定の対象になっている。また、風致景観が優れているものや動植物の生育地なども特別緑地保全地区の対象となっている。

特別緑地保全地区においては、建物の建築や木の伐採などの行為を行う場合には都道府県知事の許可が必要になる。

関連サイト:
都市緑地法 - e-Gov

レントロール

マンションなどの集合住宅の賃貸条件を一覧表にまとめたもの。

レントロールには、部屋、あるいは、フロアごとの家賃や共益費、敷金、契約期間などが記載されている。また、法人か個人か、男性か女性か、家族かどうかなどの借主の属性も記載されていることがある。

レントロールは、集合住宅の購入やアパートローンの審査の判断材料として用いられる。一般的に、法人利用が多いほど安定した家賃収入が期待できるため、集合住宅の価値は高くなる。また、アパートローンの審査にも良い影響を及ぼすことが多い。