新語時事用語辞典とは?

2016年2月12日金曜日

マイナス金利詐欺

読み方:マイナスきんりさぎ

日本銀行が2016年2月に実施したマイナス金利政策を利用してお金をだまし取る手段のこと。

マイナス金利詐欺の手口は、いま預け入れている銀行では残高が目減りするので、目減りのしない金融機関に預け入れ直すように促す。詐欺犯は、話に乗ってきた被害者に対して、自身の口座へ振り込ませるよう促したり、被害者宅に訪問するなどしてお金をだまし取る。

なお、マイナス金利は、銀行などの一部の金融機関が日本銀行に預け入れているお金に対して適用されるものであり、個人の預金口座に対しては適用されない。

日柄分析

読み方:ひがらぶんせき

株価や為替などの価格が高値、あるいは、安値を付ける周期を見出すことで相場を予想する手法のこと。

日柄分析では、ある期間において出現するいくつかの高値と安値をもとに、高値を付けた日から安値を付けた日までの日数や、高値を付けた日から次に高値を付けた日までの日数、
安値を付けた日から次に安値を付けた日までの日数などを算出する。これらの数値をもとに、銘柄の価格推移の周期を見つけて、将来の高値、あるいは、安値を予想するものである。

対比チャート

読み方:たいひチャート
別名:比較チャート

1つのチャート画面上に、複数の銘柄のチャートを描画したもの。

対比チャートは、対象銘柄と参考銘柄を1つのチャート画面に表示することによって、対象銘柄に割安感、あるいは、割高感があるかどうかなどを調べる時に用いられる。

対比チャートの参考銘柄には、日経平均株価などの株価指数や、同業種の銘柄、親会社、関連会社などが用いられる。一般的には、対象銘柄と同じような価格推移をする銘柄を採用することが多い。

対比チャートでは対象銘柄と参考銘柄の日々の乖離率を算出し、乖離率の大小によって売買のエントリーポイントを探し出すという手法が用いられる。

ちなみに、NT倍率やST倍率、TS倍率などは対比チャートを数値化したテクニカル指標である。