新語時事用語辞典とは?

2016年3月10日木曜日

株価指数オプション

読み方:かぶかしすうオプション

株価指数を原資産とするオプションの総称。

株価指数オプションは、日本においては日経225(日経平均株価)を原資産とする日経225オプションや、TOPIX(東証株価指数)を原資産とするTOPIXオプションなどを挙げることができる。取引高はTOPIXオプションよりも日経225オプションの方が多く、個人投資家の多くは日経225オプションを利用している。ちなみにTOPIXオプションは主に海外投資家が利用している。

株価指数オプションでは、他のオプション取引と同様に取引最終日までに決済するのが一般的である。取引最終日まで持ち越した場合にはSQ値に基づいて権利が行使される。

予想変動率

読み方:よそうへんどうりつ
別名:インプライドボラティリティ
別名:インプライドボラティリティー
別名:IV
英語:implied volatility

主にオプション取引において、現時点のオプション価格と歴史的変動率などをもとにして算出した将来の変動率のこと。

予想変動率は、オプション価格が安定している時は0%に近い数値になる。一方、オプション価格が大きく上昇すると予想変動率は上昇する。また、オプション価格が大きく下降した場合でも予想変動率は上昇する。例えば、2008年のリーマンショックでは円ドル相場は円高へ大きくぶれたが、その時のドル円オプション取引の予想変動率は10%から20%近くまで上昇している。

予想変動率には、歴史的変動率に加えて市場関係者による将来の予測も反映されている。投資家は一般的に、予想変動率が上昇するとポジションを手じまいするなどリスク回避へ向けた取引を行う傾向にある。

歴史的変動率

読み方:れきしてきへんどうりつ
別名:ヒストリカルボラティリティ
別名:ヒストリカルボラティリティー
別名:HV
英語:historical volatility

株価や通貨などの価格が将来どの程度変動するのかを、過去の価格推移から予測して数値にして表したもの。

歴史的変動率は、ある一定期間の価格の標準偏差を求めたもので、標準偏差の値を元に今後の価格変動を予測する。例えば、ある銘柄の過去3年間の株価から標準偏差を求めた結果が10%だったとする。今日の株価が1000円であれば、今後1年間の株価は、68.26%の確率で、900円から1100円の間を推移すると判断することができる。

なお、標準偏差を2倍にした「2標準偏差」においては、今後1年間の株価は、95.44%の確率で、800円から1200円の間を推移すると予測でき、「3標準偏差」においては、今後1年間の株価は、99.73%の確率で、700円から1300円の間を推移すると予測できる。

保育園落ちた日本死ね!!!

読み方:ほいくえんおちたにほんしね
別名:保育園落ちた日本死ねブログ
別名:日本死ねブログ
別名:保育園落ちたブログ

保育園に入園できなかった子の母親とされる人物が、その思いをブログに書き綴った文章のタイトル。2016年2月に作成された。

「保育園落ちた日本死ね!!!」は、「何なんだよ日本。一億総活躍社会じゃねーのかよ。」の文章で始まっており、全文は、第3次安倍内閣の掲げた一億総活躍社会に対する抗議と批判により構成されている。

「保育園落ちた日本死ね!!!」は、同じ環境を持つ母親を中心に賛同の声が寄せられ、新聞やテレビなどでも取り上げられ社会現象にもなった。

関連サイト:
保育園落ちた日本死ね!!!

バリアオプション

英語:barrier option

オプション取引において原資産の価格が、ある価格に達した時に権利が発生したり消滅したりするオプションのこと。

バリアオプションで、権利が発生ものをノックイン、権利が消滅するものをノックアウトという。例えば、権利行使価格が100円のオプション商品に対して、にノックアウトが120円に設定されている場合、120円になった時点で権利が消滅する。そのため、ノックアウト回避のための売買が行われることもある。