新語時事用語辞典とは?

2016年5月13日金曜日

情状弁護

読み方:じょうじょうべんご

刑事裁判において、弁護士が被告人の量刑を軽くするために行うさまざまな活動の総称。

刑事事件のほとんどは被告人が罪を認めているため、起訴状の事実関係の立証は争点にならない。代わりに弁護人は被告人の量刑を軽くするために活動することになる。こうした量刑軽減のための活動が情状弁護と呼ばれる。

情状弁護では、被告人に有利な事実が述べられる。例えば、被告人に前科がないことや相手方との示談が成立していること、会社を辞めて社会的制裁を受けていることなどが挙げられる。また、情状証人による証言も情状弁護で用いられる。

情状証人

読み方:じょうじょうしょうにん

刑事裁判において、被告人の量刑を軽くするための証言をする人のこと。

情状証人は、弁護人の情状弁護の手段の1つで、被告人の親や配偶者、兄弟などがなることが多い。会社の上司など被告人と親しい人がなることもある。

情状証人は、弁護人からの質問に答えるかたちで情状酌量の証言をする。一般的には、被告人が事件以外では真面目に生活していたこと、2度と犯罪を繰り返さないように指導監督することなどを証言する。

なお、証言後は、検察官や裁判官からの質問を受ける。ちなみに検察官からは、証言内容は本当なのかといったことや、指導監督が実行できるのかなどといった質問を受ける。

文房具図鑑

読み方:ぶんぼうぐずかん

小学6年生の男子児童が、さまざまな文房具をイラスト付きで解説した書籍のタイトル。いろは出版が発行している。

文房具図鑑は、もともと男子児童が母親からプレゼントされた白紙のノートに、文房具の機能や使用感などをイラストともに書き綴ったものである。その後、SNSを通じて話題になり、出版社から書籍化された。書籍では、元となる文房具図鑑をそのまま印刷したもので、著者の紹介文、感想に対する文房具メーカーからのコメントが付せられている。