新語時事用語辞典とは?

2016年6月10日金曜日

MUFGコイン

読み方:エムユーエフジーコイン

三菱東京UFJ銀行が2016年秋から発行する仮想通貨。

MUFGコインは、ビットコインと同じ位置付けの仮想通貨の1つだが、ビットコインと比較するといくつかの相違点がある。例えば、ビットコインには運営者や発行者はいないが、MUFGコインでは三菱東京UFJ銀行が運営し発行する。円などの法定通貨と交換する場合、ビットコインでは交換比率が変動するが、MUFGコインでは交換比率の変動はなく、1コインを1円で交換できる。なお、仮想通貨を個人同士で取引きすることは、ビットコインもMUFGコインも可能となっている。

MUFGコインの利用は、主にスマートフォンを用いた代金の支払いを想定している。利用者は、あらかじめスマートフォンのアプリを通じて自分の口座の預金をMUFGコインに交換しておくことで、代金の支払いをスムーズに行うことができる。個人同士での取引きも可能なため、会費の徴収や割り勘の支払いなども容易にできる。

バイオマス発電

読み方:バイオマスはつでん

動物や植物などから作り出される有機エネルギーを用いて発電する仕組みのこと。

バイオマス発電では、可燃性のごみや木材などを燃やして蒸気タービンを回し発電する。また、生ごみや木くずは、加熱して発生したガスでガスタービンを回し、家畜の糞尿や下水の汚泥は発酵により発生したバイオガスでガスタービンを回し発電する。

バイオマス発電は、カーボンニュートラルという概念に基づいた発電方法で、原子力発電や火力発電と比べて環境への影響が小さいという特徴がある。一方、原子力発電や火力発電よりも工程が多くなるため発電コストがかかってしまうという面がある。