新語時事用語辞典とは?

2016年9月23日金曜日

もらい公害

読み方:貰い公害

外部で発生した公害の影響が及ぶこと。他所からもたらされた公害。

公害は、種類によっては、長距離を移動して公害の発生源でない場所に影響をもたらすことがある。たとえば大気汚染やその影響による酸性雨などは、汚染された大気が風にのって運ばれ、国境すら越えて近隣の国・地域に影響を及ぼすことがある。

老老詐欺

読み方:ろうろうさぎ
別名:老々詐欺

老人が老人を欺すタイプの詐欺の総称。高齢者が実行犯であり同年代の高齢者を欺して金品を奪うという構図の犯罪。

従来一般的に詐欺といって連想される構図は、いわゆる「振り込め詐欺」に代表されるように、若者や成年くらいの者が老人を欺す構図が典型的だった。最近では自身も還暦を過ぎた位の高齢者が、同世代を食い物にする犯罪が増えつつあると言われている。

被害者側の老人も、義理堅い世代であるはずの同年代の加害者に気を許してしまい、犯行計画は比較的ずさんであっても比較的容易に詐欺にひっかかってしまう傾向があるという。

股のぞき

読み方:またのぞき
別名:股覗き

上半身を屈ませて自分の股下から背後の景色を見るしぐさ。

股のぞきの姿勢で見える景色は、普段の(直立して前方の景色を見る)見方とは前後も上下も逆さまに映る。日本では股のぞきを非日常の異世界を見るしぐさと考える向きがあり、そうした風習も各地に伝わっている。

股のぞきを行って見える景色は、直立して見る景色とは見え方が多少異なる。この見え方の違いを実証的に研究した東山篤規・立命館大学教授は2016年にイグノーベル賞(知覚賞)を受賞した。

関連サイト:
Ig Nobel Prizes