新語時事用語辞典とは?

2017年12月28日木曜日

梅田墓

読み方:うめだはか
読み方:うめだばか

かつて大阪市北区周辺にあった墓地の呼び名、および、同跡地の呼び名。江戸時代頃に設営され、「大阪七墓」のひとつに数えられた。

梅田墓の存在は明治時代の地図などの文献を通じて確認できるが、現存せず、今はJR大阪駅「うめきた」が所在する地域として利用されている。2017年に行われた発掘調査によって墓地としての実態が初めて明らかになった。

発掘調査はうめきたの敷地700平方メートルを対象に行われた。当該箇所から200体以上の人骨が発見された他、廃棄された骨壺や水田の跡なども見つかったという。

関連サイト:
報道発表資料 「大坂七墓」のひとつ、「梅田墓」を初めて発掘調査しました - 大阪市 2017年1017日

2017年12月20日水曜日

炭疽菌

読み方:たんそきん
別名:炭そ菌
別名:Bacillus anthracis

炭疽病をもたらす桿菌。炭疽病の症状が皮膚に現れると、黒い(炭に似た)かさぶたができることから「炭疽」の名がある。

炭疽菌は主に野生動物の間で感染し、動物を媒介してヒトに感染することもある(人獣共通感染症である)。ヒトからヒトには感染しない。炭疽菌の感染経路によって主な症状に差があるが、いずれも死の危険性が高い。特に、大気中に飛散した炭疽菌を、呼吸により肺へ侵入させてしまった場合、適切に治療が行われなければ90パーセントが死亡するとされる。

炭疽菌は生物兵器としての利用に都合のよい特性を備えており、生物兵器利用が危惧されている。米国ではテロ事件に炭疽菌が使用され数名が死に至った事件も発生している。

最も危険なパスワード

読み方:もっともきけんなパスワード
別名:最も安全でないパスワード
別名:最悪なパスワード
英語:most dangerous passwords
英語:most insecure passwords
英語:worst passwords

多くの人がパスワードとして用いている、その分だけ第三者に当てられやすい、安易なパスワードの総称。および、パスワードとして用いられがちな文字列をランキング形式で公表する企画の呼び名。

パスワードは本人確認に用いられる情報であり、他人が推測できないような文字の組み合わせを設定しておく必要がある。しかしながらパスワード管理を面倒がり、誰でも思いつくような安直な文字列を適当に設定しておく人は多い。

「最も危険なパスワード」は毎年調査・集計され公表されているが、その上位に位置する文字列は決まって「123456」のような数字の単純な羅列である。「password」や「admin」、あるいはキーボードを配列の通りに打つ「qwerty」も多い。

誰でも思いつくような安直な文字列は、悪意ある第三者にも容易に推測されることになる。不正アクセスを試みる攻撃者にユーザーIDが入手されてしまったら、その時点で不正アクセスは成功したも同然といえる状況となる。パスワードは管理が面倒であっても複雑で推測困難な文字列を設定しておくことが強く推奨される。

関連サイト:

2017年12月19日火曜日

経口免疫療法

読み方:けいこうめんえきりょうほう
英語:Oral ImmunoTherapy
英語:OIT

食物アレルギーを誘発する食物を、アレルギー反応が出ない程度の微量だけ摂取し、段階的に摂取量を増やしていき、最終的にはアレルギーを克服する(耐性を獲得して普通に食べられるようになる)という治療法の総称。主に小児の食物アレルギー発症を予防する方法として期待されている。

これまでは、食物アレルギーを抱えた場合は、対象となる食べ物を徹底的に避ける他ないという考え方が一般的だった。経口免疫療法はアレルギーを克服するという点で画期的といえる。

ただし、経口免疫療法は高度な専門知識を持った専門医が綿密に管理しつつ進めるべき療法であり、決して素人が生兵法で試してよいものではない。分量を間違えればアレルギー反応を誘発するだけでなく、アナフィラキシーショックを含む重篤な症状を引き起こす可能性が高い。

2017年には日本小児アレルギー学会が医療関係者向けに経口免疫療法に関する提言を発信し、マスメディアに取り上げられる機会も増えているが、他方で臨床研究のさかなに重篤な症状を発したケースが数例報告されているなどの調査結果も報告されている。

経口免疫療法は一見すると取り組みやすそうにも思われるが、決して安易な気持ちで行ってはならない。そうした啓発・注意喚起の情報発信も必要との声も多い。

2017年12月18日月曜日

CICO

別名:CICOダイエット
別名:CICO diet
別名:Calories In, Calories Out

食事を漏らさずに記録し、摂取したカロリーの総量を算出、その数字を上回るカロリー消費量の分だけ運動すれば太ることはない(やせられる)という考え方。

CICOは、毎日・毎食の熱量を計算し、それを運動で消費する、いわばカロリーの収支のコントロールに徹する考え方である。それ以外には特にルールはない。単純明快である。

CICOそのものには、摂取するべき栄養素・控えるべき食べ物・食事のタイミングやバランスといった指針が特にない。極端にいえばジャンクフードばかり食べて大量に運動すればCICOの主眼には沿う。しかしながらそのような偏食はカロリー消費の問題とは別に健康を損なう危険を招く。そのためCICOは一概には推奨されない考え方としてしばしば警鐘が鳴らされる。

2017年12月16日土曜日

共有私道

読み方:きょうゆうしどう

道路として利用されている個人所有の土地(私道)のうち、複数の主体が共同で所有・利用している土地を指す、通俗的な呼称。

共有私道は民法(第3節)における「共有」の規定に基づいて扱われる場合が多い。基本的には、共有私道は道路に接している敷地の所有者が同士の取り決めによって共有される。全員で持分を共有するか、もしくは土地を分割してそれぞれ所有する、といった形態が一般的といえる。

共有私道は権利関係が曖昧になりやすく、混乱やトラブルの要因になりやすい。共有私道の利用の承諾は誰に得るべきか、工事を行う際に誰の同意を得るべきか、固定資産税は誰が払うか、通行を阻害するような物が置かれた場合にどう対処するか、等々の状況は、場合によって異なり一概にはいえない。

法務省は2017年に「共有私道の保存・管理等に関する事例研究会」を設置し、共有私道の保存と管理に関するガイドラインの取りまとめを進めている。

関連サイト:
共有私道の保存・管理等に関する事例研究会 - 法務省

SLIM

別名:月面着陸機SLIM
別名:小型月着陸実証機SLIM
別名:Smart Lander for Investigating Moon

JAXA(宇宙航空研究開発機構)が開発している、月面へのへの高精度着陸技術の実証を主目的とする実証機の呼び名。従来より大幅に小型化・軽量化された探査機を、任意の場所にピンポイントに着陸させる技術を確立し、将来の月探査・惑星探査の高度化・高頻度化に貢献する。

SLIMには、画像認識により月面のクレーターを照合して自らの位置を正確に測定する技術や、エアバッグに換わる衝撃吸収素材となる発泡アルミニウムといった新技術が導入されている。従来の「降りやすいところへ降りる」という考え方を脱して「降りたいところへ降りる」着陸方法への質的転換が目指されている。

2017年12月現在、SLIMは2020年度の打ち上げの向けて開発が進められている。

関連サイト:
SLIM - ISAS/JAXA

2017年12月15日金曜日

セラピードッグ

別名:セラピー犬
英語:therapy dog
英語:therapy dogs

ドッグセラピーの役務を担う犬のこと。人と接し、接触やコミュニケーションを通じて人の心身の癒やしとなるよう訓練された犬。

認定NPO法人日本レスキュー協会は、セラピードッグを「触れ合いや交流を通じて病気やケガまたは精神的な痛手を受けた人の不安を減らし気力を高め心と体を癒す働きをする高度な訓練を受けた犬たち」と定義している。

セラピードッグは、猟犬や警察犬、介助犬などのような使役犬の区分に数えられる。一般的には、セラピードッグは所定機関において訓練され認定を得た犬を指す。訓練や認定試験は、たとえば日本アニマルセラピー協会などが実施している。

孫疲れ

読み方:まごづかれ
別名:孫づかれ

高齢者世代の祖父母が帰省シーズンに孫を迎えて共に過ごし、心身に過度の負担がかかって疲弊すること。

普段は子や孫と離れて暮らしている祖父母らにとって、盆正月に孫の顔を見ることは、基本的にとても喜ばしいことである。しかしながら、育ち盛りの小児と祖父母とでは体力に大きな差があり、面倒を見るだけでも大きな負担となり得る。生活も子や孫に合わせることになりリズムが乱れ、炊事なども一手に担うとなると普段以上の重労働になる。

近年では帰省シーズンには孫疲れのリスクを顧慮して親子間で事前に相談すること、家事を分担したり協力すること・しないことを分別したりするような姿勢がを持つよう呼びかける声が多い。

2017年12月14日木曜日

微笑外交

読み方:ほほえみがいこう
読み方:びしょうがいこう
別名:微笑み外交
別名:微笑み外交戦術

外交において首脳が強面ではなく微笑みを携えて外交に取り組むこと。すなわち、友好的・協調的な柔和な物腰で他国と接する(ように振る舞う)外交姿勢あるいは外交戦略のこと。

微笑み外交は、必ずしも衷心から協調を求める姿勢を意味するとは限らない。強硬姿勢から協調姿勢への転換という意味でも用いられ得るが、むしろ、表面上は友好的で協力的であるかのうように装いつつ、搦め手から付け入る隙を窺うような姿勢を示唆する語として用いられやすい。


重大インシデント

読み方:じゅうだいインシデント

航空、鉄道、船舶の交通における、「事故が発生するおそれがあると認められる事態」のこと。通俗的には「あわや大事故」となりかねなかった事態というように理解される。

航空法や鉄道事業法では、事故につながる懸念が認められる事態が発生した場合に、その状況を国土交通大臣に報告する義務が設けられている。この規定に該当する事態が重大インシデントと呼ばれている。

航空法では、重大インシデントは「航空事故が発生するおそれがあると認められる事態」
を指す。そして、「航空事故」とは、航空機の墜落・衝突・火災による機体の炎上、航空機による人の死傷、航空機内における人の死亡・行方不明、および、航行中の航空機の損傷、といった事態を指す語である。すなわち、航空における重大インシデントは、航空事故には至らずに済んだものの一歩間違えれば事故が発生しえいたという状況を指す。

国土交通省運輸安全委員会が、重大インシデントの発生した原因の調査や再発防止のための研究を行っている。

関連サイト:
運輸安全委員会の業務

2017年12月12日火曜日

今年の漢字

読み方:ことしのかんじ

毎年末に、その年の世相を象徴的に表す字として発表される漢字1文字。毎年12月12日の「漢字の日」に京都清水寺で、同寺の貫主の揮毫によって発表されている。

今年の漢字は、「漢字検定」の運営者である日本漢字能力検定協会が主催している。選定は基本的に一般公募で最も多く票を得た字が選ばれる。

「今年の漢字」は1995年に開始された。1995年の第1回は、阪神淡路大震災や地下鉄サリン事件などの出来事に日本が震撼したといった意味合いで「震」の字が選出された。

過去に「今年の漢字」に選ばれたことのある字が再選される場合もある。たとえばオリンピックの開催年には「金」の字が選ばれることがしばしばある。

関連サイト:
「今年の漢字」 財団法人 日本漢字能力検定協会

2017年12月7日木曜日

生分解性プラスチック

読み方:せいぶんかいせいプラスチック
別名:生分解プラスチック

自然界に存在する微生物によって完全に消化・分解される(生分解される)プラスチックの総称。最終的には水や二酸化炭素となり、完全に自然に還る。それでいて、硬さ・柔軟さや熱への強さ・弱さといった性質は従来のプラスチック製品と同等であり、既存のプラスチック製品を代替できる。

旧来のプラスチックは石油製であり、加工しやすく、腐食しにくい性質を持つ。安価で製造できることもあり、極めて利便性が高いものの、使い終えて廃棄する段になると極めて処理しにくい厄介なゴミに変じる。自然環境の中に捨てられるといつまでも残り続け、景観を損ねるだけでなく周辺の生態系に対して大きな悪影響を及ぼし得る。焼却処分においては(等にプラスチックが不完全燃焼した場合には)有害物質の発生につながるという側面もある。

生分解性プラスチックは、万が一自然の中にうち捨てられても、いずれ完全に分解される。このため自然環境に優しいプラスチック素材として実用化と普及が期待されている。

プラスチックの区分としてはバイオマス原料に由来するポリ乳酸を素材とする「バイオマスプラスチック」もある。バイオマスプラスチックは化石燃料を素材にしないプラスチックを指す呼び名であり、生分解性プラスチックとは定義が異なる。

ジョン・マドックス賞

別名:ジョン・マドックス・プライズ
別名:マドックス賞
英語:The John Maddox Prize

科学的根拠(エビデンス)に立脚しつつ公共の利益のため情報発信等の活動に尽力した人物を顕彰する制度。イギリスの科学誌「ネイチャー」(Nature)が創設した。賞の名称はネイチャーの編集長を長らく務めたジョン・マドックス(John Royden Maddox)の名にちなむ。

ジョン・マドックス賞は2012年に最初の授与者が発表され、以降毎年1~2名に授与されている。2017年には村中璃子(むらなかりこ)が日本人として初めて受賞者に選ばれ、日本国内でも話題となった。

関連サイト:
The John Maddox Prize ― Sense about Science
Women's health champion, Dr Riko Muranaka, awarded the 2017 John Maddox Prize for Standing up for Science ― Nature.com

2017年12月6日水曜日

ジェルボール

P&Gが開発した洗濯洗剤の形態。1回分の洗濯に必要な量の洗剤が、水溶性の包装素材に封入された形になっている。1回分の洗剤量を測る必要もなく、手を汚す心配もなく、洗濯機に投入できる。

「ジェルボール」の名称は、P&G(ザ・プロクター・アンド・ギャンブル・カンパニー)の登録商標である。

ジェルボール型の洗濯洗剤は2014年に初めて販売された。2017年までの3年間で、本体および詰め替え用の総売り上げ数が1億個を突破したとされる。

2017年には3層フィルム構造の中に液体洗剤を封入した「ジェルボール3D」が発表された。ジェルボール3Dでは、混ぜてしまうと化学反応を起こして変質してしまう複数種類の洗剤成分を別個に保持する構造となっており、扱いの手軽さは維持しつつ洗剤の効果を最大限に発揮できるように改良されている。

ジェルボール3DはP&Gの「アリエール」および「ボールド」ブランドのもとで展開されている。

関連サイト:
アリエール(ブランドサイト)ジェルボール洗剤製品一覧

2017年12月5日火曜日

アカデミックハラスメント

別名:アカハラ

高等教育機関・研究機関において、教授・指導教官の立場にある者が、自らの権威・権力をふりかざして、師事する者(学生)や相対的に立場の弱い職員に嫌がらせを行うこと。アカデミックな機関におけるハラスメント。「アカハラ」と略されることが多い。

アカハラの典型といえる行為の例としては、教員による理不尽な暴言や人格攻撃、正当な理由のない成果審理の不受理、学生の研究成果の横取り、性的接触の強要などが挙げられる。

大学や大学院における指導教官と学生との関係は、教官が絶対的であり、学生は教官に生殺与奪の権を握られている形といえる。卒論・修論の受理や審査における理不尽な対応は、就職活動などに直結して学生の将来を左右することもあり、学生を絶望感に陥れることもある。

時短ハラスメント

読み方:じたんハラスメント
別名:ジタハラ
別名:時短ハラ

長時間労働が常態化している労働環境にあって、作業の効率化や業務の削減といった具体的な対策が講じられないまま、定時帰宅や残業時間の削減が奨励され、実質的に無理な労働時間の削減を強いられること。

高度経済成長の時代に良しとされた「モーレツな」働き方は今や時代遅れとみなされ、長時間労働を是としない、過労をいさめてゆとりある時間を確保する働き方が推奨されるように考え方が変わりつつある。そうした世の流れに乗って勤務時間の削減・是正を(表向きは)進めても、仕事量は変わらなければ、従業員の負担が増すだけの結果につながり、かえって逆効果である。そうした状況が職場における新たなハラスメントとして認知されつつある。

2017年12月4日月曜日

ペトロ

別名:仮想通貨ペトロ
英語:Petro

ベネズエラで通貨としての導入が公式に進められている仮想通貨の呼び名。2017年12月初頭にニコラス・マドゥロ(Nicolas Maduro)大統領が発表した。

2017年現在ベネズエラで流通している通貨は「ボリバル・フエルテ」であるが、著しいインフレーションの最中にあって下落が続いている。ボリバル・フエルテは2008年に「ボリバル」に替わって採用された通貨であり、その名称は「強いボリバル」といったところであるが、通貨を変更してもインフレは歯止めが利かない状況に陥っている。

関連サイト:
Enter the 'petro': Venezuela to launch oil-backed cryptocurrency - Reuter, DECEMBER 4, 2017

ブレークスルー賞

読み方:ブレークスルーしょう
別名:ブレークスループライズ
別名:ブレイクスルー賞
英語:Breakthrough Prize

科学分野における顕彰制度。数学・生命科学・基礎物理学の3分野において顕著な業績を残した人物を顕彰する。

ブレイクスルー賞は米国で2010年代に設立された、比較的新しい賞である。IT分野で成功を収めた起業家が出資して設立された賞として知られ、賞金の額が300万ドルという高額にであることでも知られる。

ブレイクスルー賞の設立者には、Facebookの創業者マーク・ザッカーバーグ、Googleの共同創設者セルゲイ・ブリン、Appleの取締役会長アーサー ・レビンソン、シリコンバレーのベンチャーキャピタリストであるユーリ・ミルナーなどが名を連ねる。

日本人科学者としては、2013年に山中伸弥、2015年に梶田隆章、2016年に大隅良典、2017年には森和俊がブレイクスルー賞を授与されている。

関連サイト:
Breakthrough Prize in Life Sciences

リカレント教育

読み方:リカレントきょういく
別名:学び直し教育
別名:回帰教育
別名:社会人の学び直し
別名:リカレントエデュケーション
英語:recurrent education

社会に出た者(社会人)が教育機関に入り直して改めて教育を受けるということ、および、そうした活動を支援する制度や取り組み、考え方のこと。

リカレント教育の概念は1960年代ヨーロッパにおいて提唱された。いわゆる生涯学習の具体的あり方の一つとして認知されている。

リカレント教育には、高等教育機関(大学・大学院)で教養を深める学び方も含まれれば、職業訓練も含まれる。教育を受ける時期・年齢は問わず、いちど妊娠・出産などの事情で離職した者や、定年退職した者なども該当し得る。

2017年11月現在、日本では政府が推進する「人生100年時代」構想のもと、定年退職者や出産のため離職した女性を主な対象とするリカレント教育の拡充が議論されている。


ビジラントエース

英語:Vigilant Ace

米国と韓国の空軍による合同軍事演習のコードネーム。韓国とその周辺において毎年初冬頃に行われている。

ビジラント(vigilant )は英語で「油断がない」「注意を怠らない」「絶えず警戒している」といった意味を示す形容詞である。

いわゆる米韓合同軍事演習は、演習の趣旨や性格、実施時期などによってコードネームが呼び分けられている。ビジラントエースは空軍を主体とする、空中での活動の演習という性格が強い。ビジラントエースの他には「チームスピリット」「キーリゾルブ」「フォールイーグル」などの演習コードネーム」がある。

2017年のビジラントエースは12月4日から数日間の日程で、例年通り実施された。同年は北朝鮮による挑発行為が甚だしくエスカレートした年であったが、ビジラントエースの規模も米韓合同軍事演習としては空前の大規模な演習になったと伝えられている。

2017年12月2日土曜日

JPN TAXI

読み方:ジャパンタクシー
別名:トヨタ ジャパンタクシー

トヨタ自動車が開発したタクシー用車両の名称。2017年10月に販売が開始された。

従来トヨタが製造してきたタクシーはセダン型のクラウン・コンフォートをベースとしていたが、JPN TAXIはミニバン型のシエンタをベースとして設計されている。乗降しやすく、車いすのまま乗車も可能である。車高が高いため室内空間も広々としており、大きな荷物も積み込める。

JPNの駆動システムは、タクシーに最適化されたLPGハイブリッドシステムが新たに開発されている。優れた燃費性能を発揮、ライニングコスト低減に寄与するという。

JPN TAXIは標準グレード車両「和」と、上級グレード「匠」の2モデルが用意されている。グレードによって内装外装の装飾性などに違いがある。

関連サイト:
トヨタ ジャパンタクシー