新語時事用語辞典とは?

2017年3月2日木曜日

水防法

読み方:すいぼうほう

水防に関する法律。洪水、津波、高潮といった水災に対応することを目的とする。

水防法は、主に、水災の警戒や水害の軽減のために行政側が取るべき行動について規定している。たとえば第7条では都道府県は水防計画を定める事としている。

水防法第15条では、社会福祉施設などの「要配慮者利用施設」については洪水などが発生した場合に備えた避難訓練や避難計画を用意する旨が規定されている。ただし、従来の水防法では、する「よう努めなければならない」という努力目標の扱いだった。

2016年8月、岩手県に台風が上陸して小本川が大雨により氾濫、下流の高齢者施設が濁流に呑まれて、施設を利用していた高齢者9名が死亡した。同水害を受けて2017年2月に水防法が改定、要配慮者利用施設における避難計画の作成は義務として規定されることとなった。

関連サイト:
水防法 - e-Gov

バイオ3Dプリンタ

読み方:バイオスリーディープリンタ
別名:バイオ3Dプリンター

細胞その他の生体材料を立体的(3次元的)に配置して、医療分野に活用できる生体組織を構築する装置の総称。3Dプリンタの技術や考え方を再生医療に活用する新技術として注目されている。

バイオ3Dプリンタは各種細胞を有機的に配置し、積層させていくことで、皮膚のような生体組織を作成する。具体的な技術は多種多様であるが、リコーが開発しているバイオ3Dプリンターの場合はインクジェット方式で細胞を吐出する方式が採用されている。インク的に扱われる細胞はナノメートル単位という極小の世界である。