新語時事用語辞典とは?

2017年7月3日月曜日

退位特例法

読み方:たいいとくれいほう

125代天皇の生前退位を認める特例法。皇室典範第4条の規定の特例として、2017年6月9日に成立した。

退位特例法の施行日より、125代天皇は退位し、皇嗣が天皇に即位する。退位特例法によって退位した天皇は上皇とされ、その皇后は上皇后となる。また、退位特例法によって生前退位が認められるのは、125代天皇に関してのみである。以降の生前退位については、その時々の状態に応じて法律を整備し、生前退位に向けた準備を行う。これは、生前退位の恒久化による恣意的・強制的な退位が実現し、日本国憲法第4条に明記された「天皇の権能と権能行使の委任」に抵触することを防ぐためとされている。

退位特例法の施行は、同法の成立より3年以内(2020年6月まで)に行われる。

シンデレラ角度

読み方:シンデレラかくど

自分の写真を撮る際、小顔に写るために取られる顔面の角度。特に証明写真の撮影に有効で、印象の良い写真写りを実現できるとされる。

シンデレラ角度では、額をカメラに対して前に出す。これによって顎が写真上で引かれているように見え、二重顎なども写らず、小顔に写ることができる。小顔に写る効果を、ヨーロッパ民話の主人公「シンデレラ」がストーリー中で美しい姿へ変わることへなぞらえ、シンデレラ角度と呼ばれる。

ヒアリ

別名:火蟻
別名:アカヒアリ

南米中部原産のアリの一種。ヒアリは毒針を持ち、人間が刺されると火傷のような激しい痛みを生じさせる。また、この毒針からの毒は非常に強く、個人によっては強いアレルギー反応(アナフィラキシーショック)によって死に至ることもある。

日本では外来生物法によって、ヒアリは「特定外来生物」に登録されている。この登録によってヒアリの飼養、栽培、保管、運搬、輸入は規制されているが、2017年5月に日本でも兵庫県で複数の個体が確認された。近隣国の中国・台湾での生息が定着しているため、貨物コンテナなどを経由した日本への侵入が警戒されている。

准公園

読み方:じゅんこうえん

国土交通省が2017年度から導入する公園の形態。民営公園の運営費を国が一部負担して、空地の活用を図るための制度。

准公園として認定された民営公園は、遊具設置などに必要な運営費の最大3分の2が公費によって補助される。また、准公園を運営する民間団体に土地を無償で貸与する地権者は、固定資産税や都市計画税の軽減が適用される可能性がある。

都市部の荒れ地や耕作放棄地が准公園として利用されることにより、公園不足の解消と空地の有効活用が期待される。