新語時事用語辞典とは?

2017年7月24日月曜日

仮想発電所

読み方:かそうはつでんしょ
別名:バーチャル・パワープラント
英語:virtual power plant

複数の小規模な発電設備や電力需要抑制システムを統合し、一つの発電所として機能させる概念または統合体そのもの。

仮想発電所では沢山の小規模な発電設備を連動させるため、電力の供給源を従来の数ヵ所の大規模な発電所に限定せず、電力供給バランスの最適化が見込まれる。また、電力市場の自由化が進んだ国々では、仮想発電所の構築が民間の自家発電設備導入を促すと考えられている。

各自家発電設備の設置費用は大規模な発電所の建設より安価であることから、仮想発電所の普及が各国の発電コストを相対的に引き下げるとも期待されている。

日比国際児

読み方:にちひこくさいじ
別名:日比混血児
別名:JFC
英語:Japanese Filipino Children

日本人の父親とフィリピン人の母親の間に生まれたこども。日比国際児の多くには何らかの理由で父親が家庭に不在で、母子家庭の家族構成にあることが多い。

日比国際児は父親から認知されていない場合、日本国籍の取得も難しく、母親についても父親から日本への呼び寄せがないとビザの取得は難しい。このため、日本人の父親が一方的に関係性を絶ち、日比国際児とその母親が困窮した経済状況のもとフィリピン国内に取り残されることが問題となっている。

日比国際児を取り巻く問題を巡っては、NGOによる父親との面会支援や移民政策の改善議論などが見られる。