新語時事用語辞典とは?

2017年7月27日木曜日

直轄警察犬

読み方:ちょっかつけいさつけん

警察組織のもとで育成・訓練された警察犬のこと。警察官が訓練する(トレーナーが警察官である)という特徴がある。

直轄警察犬に対して、民間の公認訓練士が訓練した警察犬は嘱託警察犬と呼ばれる。
警察犬は、出動する際にはトレーナーと行動を共にすることになる。そのため、民間の訓練士を伴う嘱託警察犬よりも、警察官でもあるトレーナーを伴う直轄警察犬の方が、より臨機応変な対応が可能となる。遭難の現場や殺傷事件の現場などには直轄警察犬(と警察官トレーナー)が重用される。

嘱託警察犬

読み方:しょくたくけいさつけん

警察犬のうち、民間の公認訓練士によって訓練され、警察からの出動要請に従って出勤する警察犬のこと。嘱託警察犬は、通常の飼育を飼い主が行い、警察犬としての訓練・勤務を公認訓練士が担当する形態をとることが多い。

嘱託警察犬は、日本で採用されている警察犬の大部分を占める。また、嘱託警察犬の登録は毎年更新され、各県警で採用試験が行われる。

民間の公認訓練士が訓練を担当する嘱託警察犬に対し、警察官が直接飼育管理する警察犬を直轄警察犬と呼ぶ。