新語時事用語辞典とは?

2017年8月7日月曜日

異常天候早期警戒情報

読み方:いじょうてんこうそうきけいかいじょうほう

1週間(7日間)の平均気温や降雪量が例年の水準とは著しく異なったものになると見込まれる場合に発表される情報。

気象庁は「5日後以降の7日間」を対象として週2回の頻度で予測を更新している。異常な高温、異常な低温、または異常な降雪のいずれかが発生する確率が30%以上と見込まれると、要警戒と判断され、異常天候早期警戒情報が発表される。

平年を大きく上回ったり下回ったりする気温は、農作物や家畜の育成管理などに深刻な影響を与え得る。異常な降雪は家屋や果樹を損壊させたり除雪に多大な手間を要したりといった難が生じ得る。異常天候早期警戒情報を参考にあらかじめ対策を講じれば、被害・損害の抑制が期待できる。

関連サイト:
異常天候早期警戒情報について ― 気象庁

国石

 読み方:こくせき

国の象徴(シンボル)と位置付けられた石のこと。国花・国鳥・国獣・国魚といった「国を代表する種」の石バージョン。ただ、国石を指定している国は、国花や国鳥に比べると多くはない。

国石も国花や国鳥と同様、その国の地理や歴史と深いかかわりを持ち、国民にも親しまれている種類が選ばれる。たとえば、スイスの国石は水晶である。水晶はスイス国内でも産出される上に、時計産業においてクオーツ時計の重要な素材として多用されている。

日本では、2016年に日本鉱物科学会がヒスイ(翡翠)を国石として選定する旨を表明している。これは法的根拠があったり国が公式に認めた見解だったりするわけではないが、その点は国花や国鳥も同様、基本的に非公式な性質のものである。

関連サイト:
「ひすい」を我が国の「国石」として選定 ― 一般社団法人日本鉱物科学会