新語時事用語辞典とは?

2017年8月15日火曜日

ソーシャルファーム

英語:social farm

公的な補助を事業の運営の拠り所とせず、通常の労働市場では就業が困難な人物の雇用を多数行う企業のこと。

ソーシャルファームで就業機会の増加が見込まれるのは、知的障害や受刑歴を持つ人物などである。特に、ソーシャルファームによる障害者の雇用について、日本では厚生労働省が、福祉的就労とは異なる新たな雇用形態として位置づけ、研究を進めている。

ソーシャルファームの事業形態は、1970年代に北イタリアの精神病院から始まったとする見方がある。また、ソーシャルファームの導入が広がる国々では、ソーシャルファームを定義づけ、就労困難者の就職先として確立させる法整備も進んでいる。

食べきりタイム

読み方:たべきりタイム

宴会などの参加者が料理を食べることに専念するための時間。食事が終了する10分~15分前が「食べきりタイム」として指定されることが多い。

食べきりタイムの導入は、宴会などから出る多量の残飯の削減につながると期待される。このため、農林水産省や環境省、全国の自治体などでは、食品ロス削減に向けた取り組みとして「食べ切りタイム」の導入を民間に呼び掛けている。また、消費者庁では宴会の時間に「食べきりタイム」の他「楽しみタイム」「味わいタイム」を設定し、宴会での食べ残し削減を目指した啓発活動が行われている。