新語時事用語辞典とは?

2017年8月21日月曜日

フードファディズム

英語:food faddism

食が健康に及ぼす影響を過大・誇大に捉え、関連情報を偏執的なほどに気にすること、および、そのために却って通常の健康的な食生活からかけ離れること。

フードファディズムの「ファディズム」は、英語で「(一時的な流行に)のめり込む」といった意味合いの語である。

フードファディズムは、医学的に効果が立証されているわけではないような、あるいは部分的に妥当性があるとしかいえないような「食品と健康との関係」に関する情報を、食生活に極端に反映させる。たとえば、健康によい・病気に効くとされる食品しか食べなかったり、健康を損ねる可能性があるとされる食品を徹底的に避けたりする。こうした傾向は偏食を招き、それ自体が健康を害する恐れもある。

フードファディズムの「のめり込み」の対象となる食品には流行があり、書籍やマスコミで大いに取り上げられて大いに購入されるという例が少なくない。納豆のように常に流通している食品がフードファディズム的な流行に乗る場合もあるが。「紅茶きのこ」や「カスピ海ヨーグルト」のように市場からほぼ姿を消す場合も少なくない。

コミケの2020年問題

読み方:コミケのにせんにじゅうねんもんだい
別名:コミケの2020年問題

「コミケ」の呼び名で知られる同人誌の即売イベントが、2020年夏に東京オリンピック・パラリンピックが開催される影響で、同年夏は例年と同様には開催できない、という問題の通称。

コミケの2020年問題の中心的議題は開催地の検討である。コミケの開催地として定着している江東区の東京ビッグサイトが2020年東京オリンピックで利用されることになっており、コミケには利用できない可能性が非常に高い。開催地を変更する案や、開催時期をずらす案、開催期間を延ばして一日あたりの規模を縮小する案などもあるが、いずれの案にしても困難がつきまとう。

コミケの2020年問題は、2020年夏季オリンピックの開催地が東京に決定した2013年にはすでに本格的な問題として浮上しているが、2017年時点でも決定的な打開策は打ち出されていない。もっとも、コミケに限らず同時期に東京ビッグサイト等で開催される各種展示会も同じ問題を抱えている。

コミケは1991年にもイベント会場の都合で中止が危ぶまれたことがあるが、その時は代替地が確保できたため無事に開催されている。