新語時事用語辞典とは?

2017年10月12日木曜日

遺伝子ドーピング

読み方:いでんしドーピング
英語:gene doping

人口の細胞や遺伝子を体内に導入し、筋肉の成長や修復を助長するドーピング方法。

遺伝子ドーピングの手法には、遺伝子を改変した細胞を体内に取り入れたり、遺伝子配列を人工的に改変するゲノム編集技術などが用いられる。遺伝子ドーピングによって体内で生成されたタンパク質などは筋肉組織中に留まるため、血液検査や尿検査では検知ができない。また、体内の天然タンパク質と遺伝子ドーピング由来のタンパク質には実質的な違いも現れないため、検知が非常に困難なドーピング方法として対策の研究が続けられている。

世界反ドーピング機関(WADA)が発表した2018年版の禁止薬物リスト(PROHIBITED LIST)には、遺伝子ドーピングの一種としてゲノム編集が新たに加えられた。



手ぶら決済

読み方:てぶらけっさい

静脈認証によって個人を識別し、認証データに登録されたクレジットカード情報を呼び出して支払いが行われる決済方法。「手ぶら決済」は株式会社ジェーシービーの登録商標である。

手ぶら決済では本人確認から支払いまでが静脈認証によって完了するため、決済者はクレジットカードなどを持ち運んだりする必要がない。また、静脈は体内に存在するので損傷を受けることが少なく、その偽造も困難であるため、手ぶら決済は防犯性の高い生体認証による決済方法とされている。

手ぶら決済の静脈認証システムは、富士通株式会社、富士通フロンテック株式会社、株式会社ジェーシービーの三社によって構築されている。