新語時事用語辞典とは?

2017年12月5日火曜日

アカデミックハラスメント

別名:アカハラ

高等教育機関・研究機関において、教授・指導教官の立場にある者が、自らの権威・権力をふりかざして、師事する者(学生)や相対的に立場の弱い職員に嫌がらせを行うこと。アカデミックな機関におけるハラスメント。「アカハラ」と略されることが多い。

アカハラの典型といえる行為の例としては、教員による理不尽な暴言や人格攻撃、正当な理由のない成果審理の不受理、学生の研究成果の横取り、性的接触の強要などが挙げられる。

大学や大学院における指導教官と学生との関係は、教官が絶対的であり、学生は教官に生殺与奪の権を握られている形といえる。卒論・修論の受理や審査における理不尽な対応は、就職活動などに直結して学生の将来を左右することもあり、学生を絶望感に陥れることもある。

時短ハラスメント

読み方:じたんハラスメント
別名:ジタハラ
別名:時短ハラ

長時間労働が常態化している労働環境にあって、作業の効率化や業務の削減といった具体的な対策が講じられないまま、定時帰宅や残業時間の削減が奨励され、実質的に無理な労働時間の削減を強いられること。

高度経済成長の時代に良しとされた「モーレツな」働き方は今や時代遅れとみなされ、長時間労働を是としない、過労をいさめてゆとりある時間を確保する働き方が推奨されるように考え方が変わりつつある。そうした世の流れに乗って勤務時間の削減・是正を(表向きは)進めても、仕事量は変わらなければ、従業員の負担が増すだけの結果につながり、かえって逆効果である。そうした状況が職場における新たなハラスメントとして認知されつつある。