新語時事用語辞典とは?

2018年1月15日月曜日

ながら運転

読み方:ながらうんてん
別名:ながら走行

運転中に運転以外の何らかの行為を行うこと。何かを行いながらの運転。

一般的には、「ながら運転」といえば自動車もしくは自転車の走行・運転中に携帯電話やスマートフォンを使って通話、メールの確認、あるいはゲームアプリを使用する行為を指す場合が多い。飲食やテレビ視聴を含む場合も多々ある。

ちなみに歩行中にスマホを操作する行為は「歩きスマホ」と呼ばれることが多い。

ながら運転を行えば当然ながら運転に向けられるべき注意力は著しく削がれる。前方の車両の動向に気づかず追突したり、車道をはみ出したり、歩行者をよけきれずにはねたり、といった事故のリスクが増大する。

ながら運転は、携帯電話が普及・浸透しはじめた当初にも社会問題となっている。1999年には道路交通法が改正されて運転中の携帯電話の使用が原則禁止された。2004年には厳罰化されいる。2018年1月現在もさらに厳罰化する方針が進行中と報じられている。

潜没潜水艦

読み方:せんぼつせんすいかん

水の中に潜って(潜行して)航行している潜水艦のこと。

潜水艦が潜没しているか、それとも浮上しているか、という違いは、潜水艦が他国の領海内あるいは領海付近を航行する場面において特に問題視される。他国の領海付近を潜行するということは、潜水艦の機能を活かして密裏に行動しようとしていることを意味するためである。

日本では、領内に侵入した潜没潜水艦に対しては自衛隊が浮上と旗の掲揚を要求し、これに応じない場合は領海外への退去要求を行う、という方針をとっている。

2018年1月半ば、日本政府は尖閣諸島周辺の日本の接続水域において潜没潜水艦が航行したこと、それが中国海軍の原子力潜水艦であることを確認したと公表した。

クレーンゲーム詐欺

読み方:クレーンゲームさぎ

アミューズメント施設(いわゆるゲーセン)に設置されているクレーン操作型のプライズマシン(クレーンゲーム)を、景品がまず取れないように設定して客を遊ばせ料金を取る行為。大阪府警察が2017年12月に府内のゲームセンター運営者を詐欺容疑で立件、逮捕もしくは書類送検している。

大阪府警察が詐欺容疑で逮捕したゲームセンター運営会社は、高額商品を景品にして、ゲームの操作が必ず微妙にズレる(そのため正確に操作してもうまく景品が取れない)ように設定しておき、はじめに無料で客に遊ばせた後、「もう少しで取れる」などと応援して多く遊ばせる、という流れがマニュアル化されていたという。射幸心を煽り、コンコルド効果を利用してより多く金を使わせる手口である。さらに後で揉め事にならないように遠方から遊びにきた観光客をカモるという指針もあったという。

「クレーンゲーム」は「UFOキャッチャー」の呼び名で広く認知されているゲーム機の一般名である。なお「UFOキャッチャー」は株式会社セガゲームスの登録商標である。