読み方:しほんけい
大手企業の資本が投入され設立された企業・店舗・ブランド等の通称。主に「独立系」と対比される語。
「資本系」という区分はさまざまな分野・文脈で用いられ得るが、特にラーメン屋(ラーメンの提供を専門とする店舗)について、「家系」と対比・弁別される区分として言及されることが多い。
ラーメン屋における「資本系」は、いわゆる「家系」ラーメンの趣を踏襲し、かつ、「家系」とは似て非なる区分として扱われることがある。
「資本系」と対比される「家系」ラーメンは、横浜の「吉村家」を元祖とし、同店で修行を積みのれん分けされた店舗を直系とみなす個人店舗の系譜である。資本系のラーメン店は、家系ラーメンに特徴的といえる濃厚な豚骨しょうゆ味スープやトッピングのノリ、ホウレンソウ、サイドメニューの白米といった特徴を踏襲し、「横浜家系ラーメン」のように銘打ち、広範囲にチェーンまたはフランチャイズ展開している。
東洋経済オンラインで連載されている「井手隊長のラーメン見聞録」2017年05月19日付け記事では、「家系」と「資本系」という区分の対比を紹介しつつ、もともとは「吉村家とその系列店で修業したお店の総称」であったはずの「家系ラーメン」が、いつしかラーメンのジャンルになってしまったのだと述べている。
関連サイト:
「家系」ラーメンブームで見落としがちな真実 - 東洋経済オンライン
新語時事用語辞典とは?
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構造発色
読み方:こうぞうはっしょく
別名:構造色発色
物体表面の構造が光に干渉して反射光の波長を変えることで、物体そのもの本来の色とは異なる色に発色すること。および、同原理を応用した発色技術のこと。
構造発色は「構造色」と呼ばれる原理に基づいている。自然界においては、モルフォチョウと呼ばれる蝶の羽根が構造色を実現している典型例として知られている。モルフォチョウの羽根はもともとは無色ないし褐色お帯びた色とされるが、羽根表面のナノレベルの微細構造が青色の波長を際立たせる形で光に干渉し、羽色を青く見せている。
身近なところでは空や海が青色に見える現象も構造発色の例である。タマムシ(玉虫)の玉虫色の発色や、光ディスクが虹色に見える現象も、構造発色である。
トヨタ自動車が2018年4月に発表した「レクサスLC」の特別仕様車はボディカラーに「ストラクチュラルブルー」と名付けられた鮮やかで深い青色が特徴であるが、このストラクチュラルブルーは青色塗料を一切用いずに構造発色によって青色を再現している。
関連サイト:
LEXUS ‐ 特別仕様車 “Structural Blue”|特徴|LC - LEXUS
別名:構造色発色
物体表面の構造が光に干渉して反射光の波長を変えることで、物体そのもの本来の色とは異なる色に発色すること。および、同原理を応用した発色技術のこと。
構造発色は「構造色」と呼ばれる原理に基づいている。自然界においては、モルフォチョウと呼ばれる蝶の羽根が構造色を実現している典型例として知られている。モルフォチョウの羽根はもともとは無色ないし褐色お帯びた色とされるが、羽根表面のナノレベルの微細構造が青色の波長を際立たせる形で光に干渉し、羽色を青く見せている。
身近なところでは空や海が青色に見える現象も構造発色の例である。タマムシ(玉虫)の玉虫色の発色や、光ディスクが虹色に見える現象も、構造発色である。
トヨタ自動車が2018年4月に発表した「レクサスLC」の特別仕様車はボディカラーに「ストラクチュラルブルー」と名付けられた鮮やかで深い青色が特徴であるが、このストラクチュラルブルーは青色塗料を一切用いずに構造発色によって青色を再現している。
関連サイト:
LEXUS ‐ 特別仕様車 “Structural Blue”|特徴|LC - LEXUS
WLTP
別名:乗用車等の国際調和排出ガス・燃費試験法
別名:乗用車の燃費を算定するための試験法国際基準
英語:Worldwide harmonized Light vehicles Test Procedure
乗用車の燃費を算定するため実施される試験法の国際的統一基準。
従来は燃費・排ガス基準が国・地域ごとに独自に設定されており、単純比較が困難だった(別途試験が必要だった)。WLTPの導入によってこの基準が世界的に統一され、一度の試験で必要なデータが全て揃えられるようになる。
WLTPは、国連の下位組織である自動車基準調和世界フォーラムについて導入が推進され、2014年に成立した。日本は同フォーラムの作業部会において議長を務めるなど主導的役割を担っている。日本国内では、国土交通省が2016年に日本国内でWLTPを導入する方針を取りまとめた。これまで用いられてきた「JC08モード」に基づく試験方法からWLTPへ速やかに移行するとしている。
関連サイト:
乗用車の燃費試験法に国際基準を導入します! - 国土交通省 報道発表資料 2016年3月25日
別名:乗用車の燃費を算定するための試験法国際基準
英語:Worldwide harmonized Light vehicles Test Procedure
乗用車の燃費を算定するため実施される試験法の国際的統一基準。
従来は燃費・排ガス基準が国・地域ごとに独自に設定されており、単純比較が困難だった(別途試験が必要だった)。WLTPの導入によってこの基準が世界的に統一され、一度の試験で必要なデータが全て揃えられるようになる。
WLTPは、国連の下位組織である自動車基準調和世界フォーラムについて導入が推進され、2014年に成立した。日本は同フォーラムの作業部会において議長を務めるなど主導的役割を担っている。日本国内では、国土交通省が2016年に日本国内でWLTPを導入する方針を取りまとめた。これまで用いられてきた「JC08モード」に基づく試験方法からWLTPへ速やかに移行するとしている。
関連サイト:
乗用車の燃費試験法に国際基準を導入します! - 国土交通省 報道発表資料 2016年3月25日
台湾旅行法
読み方:たいわんりょこうほう
別名:アメリカ台湾旅行法
別名:タイワントラベルアクト
英語:Taiwan Travel Act
米国と台湾の官僚の交流・相互訪問を促進するための法律。2018年3月に米国第45代大統領ドナルド・トランプが署名し正式に成立した。
台湾旅行法は、アメリカの政府職員(officials)に対して、職員のレベルを問わず、台湾への渡航および台湾当局の職員との接触を奨励(encourage)している。
これまで米台は国交がなく官僚の交流は公には控えられてきたが、同法の成立によって積極的な交流が可能となり、とりもなおさず米台の関係強化が促される。
台湾旅行法について、台湾外交部は歓迎と感謝の意向を表明している。他方、中国(中華人民共和国)側は「一つの中国」の原則を主張し強く反発している。
関連サイト:
H.R.535 - Taiwan Travel Act - Congress.gov | Library of Congress
外交部、米国会上院による「台湾旅行法」可決に感謝 ― Taiwan Today 2018/03/02
別名:アメリカ台湾旅行法
別名:タイワントラベルアクト
英語:Taiwan Travel Act
米国と台湾の官僚の交流・相互訪問を促進するための法律。2018年3月に米国第45代大統領ドナルド・トランプが署名し正式に成立した。
台湾旅行法は、アメリカの政府職員(officials)に対して、職員のレベルを問わず、台湾への渡航および台湾当局の職員との接触を奨励(encourage)している。
これまで米台は国交がなく官僚の交流は公には控えられてきたが、同法の成立によって積極的な交流が可能となり、とりもなおさず米台の関係強化が促される。
台湾旅行法について、台湾外交部は歓迎と感謝の意向を表明している。他方、中国(中華人民共和国)側は「一つの中国」の原則を主張し強く反発している。
関連サイト:
H.R.535 - Taiwan Travel Act - Congress.gov | Library of Congress
外交部、米国会上院による「台湾旅行法」可決に感謝 ― Taiwan Today 2018/03/02