新語時事用語辞典とは?

2018年6月11日月曜日

サブリース事業

読み方:サブリースじぎょう

主に不動産の賃借において、借り受けた物件を第三者に転貸すること。つまり物件の又貸し。

住宅のサブリースは、商業施設におけるテナント誘致や、集合住宅の運用といった事業に活用される。サブリース事業の事業主は自らのノウハウを駆使して賃貸経営に必要な誘致や管理を行う。不動産の所有者には安定的な経営を提供し、入居者には良質な環境を提供し

不動産のサブリース事業には貸主の承諾が必要である。貸主の承諾を得ない転貸は民法で禁じられている。

2010年代後半現在、賃貸住宅のサブリース事業において、転貸を承諾する契約(サブリース源契約)を締結し、契約後に借り上げ家賃の減額を巡りトラブルになる事例などが報じられ、少なからず問題視されている。

関連サイト:
不動産サブリースのしくみ ― 国民生活センター

サ高住

別名:サービス付き高齢者住宅
別名:サービス付高齢者住宅

高齢者向けのバリアフリーの住居と高齢者を支援するサービスを併せて提供する事業、および、その施設のこと。

サ高住は、一言でいえばシニア向けのサービス付き住宅である。サービスが付帯するとはいえ、あくまでも住宅を賃貸する形態であり、入居者は自宅住まいの暮らしを送ることができる。その上で、高齢者の生活上の懸念や需要に応えるサービスが付随する。

サ高住で提供されるサービス内容は、入居者の生存・安否の確認と生活相談が最低限の要件となっており、さらに事業者によっては介護や食事提供、各種生活支援といったサービスの提供が受けられるところもある。受けられるサービスの具体的内容は事業者ごとに違いがあることになる。

サ高住は2011年の「高齢者住まい法」(高齢者の居住の安定確保に関する法律)の改正に伴い実現された。最低限必要な支援は確保しつつ、有料老人ホーム等の施設よりも自由度の高い生活を送れる施設形態として、需要を拡大しつつある。

関連サイト:
サービス付き高齢者向け住宅 - 国土交通省
一般財団法人 サービス付き高齢者向け住宅協会

エアフォース・ウン

英語:Air Force Un

北朝鮮が保有する、同国最高指導者・金正恩(キムジョンウン)専用の航空機の通称。2018年6月半ば、シンガポールで米朝首脳会談が開かれることになった際、北朝鮮側の交通手段の候補として話題に上った。

「エアフォース・ウン」という呼び名は通称であり、米国の大統領専用機「エアフォース・ワン」(Air Force One)をもじった、半ば揶揄まじりの呼び名といえる。北朝鮮における正式名称は「チャムメ1号」、同機体は旧ソ連が(旧ソ連時代に)開発した大型航空機とされる。いわゆる年代物の機体であり、老朽化も進んでいるものと推察される。

北朝鮮~シンガポール間は優に4000キロメートルを超えるが、エアフォース・ウンことチャムメ1号はこのレベルの長距離飛行を行った実績はないとされる。

金正恩は結局、中国国際空港の大型旅客機に搭乗してシンガポールに向かい、2018年6月10日に無事到着した。