新語時事用語辞典とは?

2018年9月18日火曜日

ベジブロス

英語:vegebroth

野菜を使ってとる出汁(だし)のこと、とりわけ普通なら使わず廃棄してしまうような切れ端や皮・ヘタといった野菜くずを用いて野菜エキスを抽出した出汁を指す語。

一般社団法人ホールフード協会では「ベジブロス」を「野菜の皮や種、ヘタなど今まで捨てていた部分でとる野菜だし」と紹介している。

ちなみに「ブロス」(broth)は英語で、肉や魚の煮汁、ブイヨンのような出汁を指す。

野菜はもともと栄養豊富であるが、特に機能性に優れた栄養成分は実はヘタや皮などの切れ端に多く含まれていると言われている。ベジブロスはそうした栄養素を捨てずに活かし、食材をまんべんなる有効に利用する考え方として注目される。

関連サイト:
ベジブロス普及活動・ベジブロスとは ― ホールフード協会

退職代行

読み方:たいしょくだいこう
別名:退職代行業
別名:退職代行事業
別名:退職代行サービス

会社を辞める(退職する)ために必要な諸々の手続きを本人に替わって遂行するサービスの通称。

多くの人にとって退職には煩わしさや気まずさがつきまとう。事務手続きも煩わしいが、精神的に辞めにくくなるという困難もある。とりわけ会社の人間関係などを苦に退職を決めた人にとっては、会社に連絡して退職の意向を伝えるだけでも大きな精神的負担になりやすい。退職代行はそういった退職時の苦労を軽減できるサービスとして潜在的需要を発掘している。

国内における退職代行サービスの例としては、センシエス合同会社が運営する「EXIT」などが挙げられる。

命に関わる暑さ

読み方:いのちのかかわるあつさ
別名:命にかかわる暑さ
別名:命にかかわる危険な暑さ
別名:命の危険がある暑さ

適切な対策を講じなければ誰もが熱中症などで死亡に至る危険のあるような猛烈な暑さ、を表現した言い方。

2018年7月、気象庁が臨時記者会見を開いて「命の危険がある暑さ」および「(この猛暑は)ひとつの災害と認識している」という趣旨のコメントを出した。いくら猛暑とはいえ気象庁が記者会見を開いてまで警戒を呼びかけるのは異例といえる。同夏はニュース番組の天気予報などでも「命に関わる暑さ」という言い回しがしばしば用いられた。

2018年夏は全国各地で気温が35度を超え、「体温超え」とも表現されるような暑さが続いた。まめな水分補給、日中は不要不急の外出を控える、日傘を差すなどして直射日光を避ける、といった対策が推奨された。