新語時事用語辞典とは?

2018年9月19日水曜日

お見せ合い婚

読み方:おみせあいこん

婚活において自分に合う人を見つけるために、自分を包み隠さずにさらけ出す、というSNS世代の今回の在り方のコンセプト。リクルートホールディングスが「2018年のトレンド予測」において提唱した。

最近の婚活の中心世代である20代や30代の男女は、価値観は多様化しているが、他方SNSなどを通じた自己表現・自己開示への抵抗は少ない。こうした背景のもと、一般的な価値観に基づく評価ではなく「自分の価値観と合うかどうか」という評価に基づき結婚相手を見定める時代が訪れている。これをリクルートホールディングスは「お見合い婚」ならぬ「お見せ合い婚」と名付けた。

同「2018年のトレンド予測」では「まなミドル」「ボス充」「熟戦力」といったキーワードも挙げられている。

関連サイト:
2018年のトレンド予測を発表 ― 株式会社リクルートホールディングス 2017年12月12日

パズワク

別名:パズルワーク

個人の力を活かして個々の社員の強み弱みを互いに補い合い、チームとして成果を出す、という考え方。何でもこなせる人材1人を登用して仕事を完結させようとするのではなく、得意・不得意のある人材をパズルのように適材適所に配置し、効果的に機能させようとするもの。

「パズワク」および「パズルワーク」という言葉は主にリクルートジョブズなどにより発信されている。

関連サイト:
「2017年のトレンド予測」発表 ― リクルートホールディングス
パズワク ― 株式会社リクルートジョブズジョブズリサーチセンター

スラッシュキャリア

英語:slash career

肩書きに複数のキャリア(経歴・職種)を並置させている人、ならびに、そのように並置されたキャリアのこと。たとえば「実業家 / コラムニスト / 料理研究家」というように、スラッシュを用いて複数の職名が並べられていることにもとづく呼び方。

スラッシュキャリアという呼称の初出はMarci Alboher(マーシー・アルボアー)の著書「One Person/Multiple Careers: A New Model for Work/Life Success」とされる。

部活離婚

読み方:ぶかつりこん

中学校や高校で部活の顧問を務めている教員が、部活の指導のために多大な時間を割かれ、自身の家庭を顧みる余裕が奪われてしまい、結果として離婚にまで至る状況のこと。

部活動の顧問を務めると、授業に加えて放課後や休日に多くの時間を費やすことになる。特に運動部では朝練が加わる場合も少なくない。おのずと家族と接する時間は減り、会話も減る。そのような状況に配偶者が耐えきれなくなり離婚に至る場合は決して少なくないとされる。

離婚(部活離婚)に至らずとも、配偶者(主に夫)が部活動への従事に忙殺されて居ないも同然、半ば母子家庭のようになっている状況を「部活未亡人」を表現する場合もある。