新語時事用語辞典とは?

2019年3月22日金曜日

エコファー

人工素材を用い、動物の毛皮を模して作られた布地。元々は「偽物の毛皮」を意味する「フェイクファー」という名称が用いられていた。フェイクファーが持つ「偽物」というネガティブなイメージを払拭し、動物や環境を保護する意味合いを強調するという意図で、環境保全を意味する「エコ」という名称が使用され始めた。

ガトーインビジブル

別名:gateau invisible

りんごやいちごなどの果物を薄切りにし、重ねて焼いたケーキ。フランス語でケーキを意味する「ガトー」と目に見えないものを表す「インビジブル」を合わせた言葉。ケーキを切ると、中に入った具材が断層のように見えるが、出来立ての状態だと、中の具材が生地と一体化し、見えなくなったようになることが由来とされる。

AirDrop痴漢

読み方:エアドロップちかん
別名:airdrop痴漢
別名:エアドロップ痴漢

iOSの「AirDrop」を悪用した痴漢行為の総称。Airdropは、Apple社のスマートフォンやパソコン同士なら、無線でデータが共有できるサービスのこと。手軽に画像を共有できるメリットがあるが、電車や街中などの混雑した場所では画像の送信元が特定できないため、無作為に猥褻な画像や不快の画像を送りつける行為に悪用されるようになった。対策としては、AirDropを受け取る設定をオフにするか、連絡先を共有している者同士だけに設定することが挙げられる。

フォンダンウォーター

ドライフルーツとハーブを入れた飲料水や炭酸水のこと。韓国語で、何かが水に落ちた時の音を表した言葉の「フォンダン(pongdang)」と水を意味する「ウォーター」を合わせた言葉。韓国のSNSをきっかけに流行し始め、専用のボトルや果物をセットにした「フォンダンウォーターキット」も発売されている。

悪魔のおにぎり

読み方:あくまのおにぎり

白だしと炊いた飯に天かす、青海苔、天つゆなどの具材を混ぜて作られたおにぎりの名称。元々はコンビニエンスストアのローソンが発売したおにぎりの商品名であるが、同商品をまねて一般家庭などで作られるおにぎりも「悪魔のおにぎり」と呼ばれるようになっている。ローソンでは、2018年10月に発売されて以来、おにぎりの新商品としては異例の人気を獲得し、それまで20年にわたり一番人気だったツナマヨ(手巻きおにぎりシーチキンマヨネーズ)から売上げ個数首位の座を奪ったことで話題になった。なお「悪魔のおにぎり」は株式会社ミツハシの登録商標である。

2019年3月19日火曜日

爆買い外交

読み方:ばくがいがいこう

他国との外交において、大型の投資や契約を行うことを引き換えにし、交渉を優位に進めようとすること。例としては、中国がイギリスから年間100万トンの液化天然ガスを購入したケースなどが挙げられる。日本に訪れた観光客が、商品を大量に購入する「爆買い」から派生した言葉。

姉活

読み方:あねかつ

女性が年下の男性に対して、金銭的な面などで援助をすること。女性側は年下の男性を甘やかすことで、疑似姉弟の関係を楽しむことを目的とする場合が多い。具体的な内容としては、食事を奢る、買い物の代金を出すなどが挙げられる。基本的には、恋愛関係や肉体関係に重点を置くわけでなく、相手に支援を行うことが目的であることが多い。

多浪生

読み方:たろうせい

学校の試験や就職活動で複数回不合格になり、浪人している人を指す言葉。一浪や二浪ではなく、三浪以上している人を表す意味合いで用いられることが多い。医学部や美術大学、芸術大学など、入試が難関と言われる学部や大学を目指し、浪人している人に多いとされる。

介護脱毛

読み方:かいごだつもう

介護者の負担を軽減するために、陰毛や腋毛などをあらかじめ脱毛しておくこと。脱毛をすることで、身体を拭く時や排泄の時に、介護者が介助しやすくなるというメリットがある。また、高齢になり脱毛が身体の負担になることを見越し、40~50代のうちに、前もって脱毛しておくこともある。

2019年3月13日水曜日

マウントを取る

読み方:マウントをとる

自分が上位であるということを相手に理解させるために、自らの境遇や立場を誇示すること。元々は、猿などの動物が、他の個体に馬乗りになって、自らの優位性を示す行為を指す。意味合いの似ている言葉としては「自慢」がある。「自慢」が単に自分の優位性を誇る行為であるのに対し、「マウントを取る」という行為は、相手の地位を貶めるような言動や行動をするという特徴がある。

空白恐怖症

読み方:くうはくきょうふしょう

予定が何も入っておらずスケジュールが空白な状態を恐れる心理を、病気の症状に例えた言葉。主な行動としては、スケジュール帳やカレンダーにダミーの予定を書き込む、無理矢理予定を入れるなどが挙げられる。