新語時事用語辞典とは?

2019年1月8日火曜日

単位農協

読み方:たんいのうきょう
別名:単協

農協(農業協同組合)のうち、地域(市町村)ごとに設置されている農業協同組合のこと。単に「農協」というと全農(全国農業協同組合連合会)などを指す場合が多い、という事情が念頭に置かれた便宜的な(呼び分けのための)呼称といえる。

全農を中心として組織されている事業者グループ(通称「JA」)の下位組織に位置づけられる各地域のJAは「単位JA」あるいは「JA単協」などと呼ばれることがある。単位JAと単位農協は、必ずしも同義とは限らないが、同義語として扱われる場合は多い。

単位農協は地域に根ざした組織であり、その土地々々の農家や地域住民との関わりが密接な、地域密着型の組織である。

5'-リボヌクレオタイドナトリウム

別名:5'-リボヌクレオチドナトリウム
英語:Sodium 5'-ribonucleotide
英語:5'-ribonucleotides

うま味成分として調味料などに利用されている混合物。うま味調味料「味の素」の主要なうまみ成分に用いられていることなどが知られている。

5'-リボヌクレオタイドナトリウムは「5'-イノシン酸ナトリウム」および「5'-グアニル酸ナトリウム」を合成して作られている。このイノシン酸ナトリウムグアニル酸ナトリウムが合成されると、うま味の強化や水溶性の向上といった相乗効果が得られるという。

5'-リボヌクレオタイドナトリウムは「味の素」の他にもラーメンのダシをはじめ様々な食品に用いられている。

5'-リボヌクレオタイドナトリウムをはじめとする、うま味調味料の添加物は、遺伝子組み換え技術によって作られた「遺伝子組み換え細菌」を使用して製造される場合がある。こうした添加物は「遺伝子組み換え添加物」と呼ばれており、食品衛生法上、安全性審査を受ける必要がある。

関連サイト:
5’−リボヌクレオタイドナトリウムとは何ですか。 ― 味の素株式会社 商品に関するご質問

遺伝子組み換え細菌

読み方:いでんしくみかえさいきん
別名:遺伝子組み換え微生物

うま味調味料(化学調味料)の添加物などを製造する際に利用される微生物のうち、遺伝子組み換え技術を用いて改良が加えられた微生物。

遺伝子組み換え細菌を使用して作られた添加物は「遺伝子組換え添加物」と呼ばれる。食品衛生法上、遺伝子組み換え添加物は厚生労働大臣の安全性審査を経なければ国内で流通させることができない。

2011年12月5日、「5'-グアニル酸二ナトリウム」と「5'-イノシン酸二ナトリウム」、および、この2種類の混合物である「5'-リボヌクレオチド二ナトリウム」が、遺伝子組み換え添加物として安全性審査を経ないまま輸入・流通していたことが発表された。厚生労働省は該当の添加物の輸入・販売を停止するように指示したという。

関連サイト:
食品衛生法に基づく安全性審査を経ていなかった遺伝子組換え微生物を利用した添加物についての対応 - 報道発表資料 報道発表資料 2011年12月5日