新語時事用語辞典とは?

2020年8月31日月曜日

リセマラ

別名:リセットマラソン

リセマラとは、リセマラの意味

リセマラとは、スマートフォン(スマホ)向けゲームにおいて、初回のガチャで目的のアイテムが入手できるまで、ゲームのインストール、アンインストールを繰り返すことである。リセットマラソの略である。

リセマラの間はお金を掛けずに(無課金で)ゲームを進行するのが一般的である。リセマラにおけるリセ(リセット)はゲームをアンインストールし再びインストールすることを意味し、マラ(マラソン)は何度も繰り返すことを意味する。

リセマラのメリットは、ゲーム進行に有利なアイテムをお金を掛けずに入手できる点である。ちなみに、一方、リセマラのデメリットは、時間がかかること、手間がかかることなどが挙げられる。リセマラをしたからといって、目的のアイテムが必ず入手できるというわけではない。

スキルシェア

スキルシェアとは、自分の能力を他者に供与したり、他者の能力を収受したりすることである。スキルシェアのスキルは「能力」という意味を持ち、シェアは「共有する」という意味を持つ。

スキルシェアの種類は広範囲にわたる。例えば、英語を教えてあげる(教わる)、動画を編集してあげる(編集してもらう)、恋愛の相談に乗ってあげる(乗ってもらう)などが挙げられる。

スキルを提供したり受けたりする人を仲介するサービスをスキルシェアサービスという。スキルシェをアサービスとして提供している代表的なWebサイトとしては「クラウドワークス」「ランサーズ」「ココナラ」などが挙げられる。

関連サイト:

2020年8月18日火曜日

赤ロム

読み方:あかロム

赤ロムとは、赤ロムの意味

赤ロムとは、SIMカードを挿入しても通信ができないように、通信キャリアが利用制限をかけた端末のことである。英語では locked phone、locked device などと表現する。

赤ロムは、中古端末を扱う専門店で販売されている。ただし、そのまま購入しても通信を開始することはできない。通信を開始するには、正規販売店による制限解除の手続きが必要である。

赤ロムになる理由は2つある。1つは、前の持ち主が端末代金や通信料の支払いを怠り利用停止になった場合である。もう1つは、前の持ち主が端末を紛失して利用停止にした場合である。

赤ロムに似た言葉に白ロムという言葉がある。白ロムとは、SIMカードを挿入することで通信が可能になる端末のことである。ただし、白ロムとSIMフリーとでは意味が異なる。SIMフリーは全てのキャリアに対応が可能だが、白ロムは1つのキャリアに固定されている。


通貨スワップ

読み方:つうかスワップ

通貨スワップとは、通貨スワップの意味

通貨スワップとは、デリバティブ取引の1つで、取引相手と一定期間の合意のもとに、異なる通貨間の元本と金利をあわせて交換することである。簡単にいうと、海外資金を調達する際に用いられる手法である。英語ではcross currency swap(クロスカレンシースワップ)と表現する。

外貨を利用する場合は、その国の銀行から借り入れるのが一般的だが、金利が高くなるため借り入れがしづらい状況にある。通貨スワップでは、金利を安く抑えることができるというメリットがある。ただし、為替相場の変動によるリスクがあるため、デリバティブ商品と組み合わせるなどしてリスクヘッジすることが多い。

ちなみに、各国の中央銀行が結ぶ通貨スワップ協定とは、自国が通貨危機に陥った際に、協定を結んだ相手国の通貨を自国の通貨の預け入れと引き換えに、あらかじめ定められたレートで融通する条約のことである。

未明

読み方:みめい

未明とは、未明の意味

未明とは、日の出前の2時間から3時間程度の時間帯を意味する言葉である。未明の「未」はいまだにという意味を持ち、「明」はあけるという意味を持っている。英語では before dawn が近い表現となる。未明といった場合の時間帯は具体的に何時頃を指すかについては、さまざまな考え方があるが、気象庁では「午前0時から午前3時頃まで」としている。

年の瀬

読み方:としのせ

年の瀬とは、年の瀬の意味

年の瀬とは、12月のあわただしい時期のことや、その年が終わりを迎えようとしていて世間一般的に忙しい時期のことである。英語で表すと year-end や end of the year となる。

年の瀬がいつからいつまでかについては明確な決まりはないが、だいたい12月中旬以降から12月31日の大晦日までを指すことが多い。年の瀬という言葉には単にその年の終わりという意味合いだけではなく、切迫した時期だというニュアンスも含んでいる。

年の瀬という言葉の語源は江戸時代のツケ払いであり、たまったツケ払いのせいで年の暮れは落ち着かないことから、年の瀬という言葉が生まれたといわれている。年の瀬の瀬は流れが急で速い川を示す言葉であり、年に瀬という言葉を組み合わすことで、12月の忙しく慌ただしく時間が過ぎていく様子を意味している。

年の瀬の類語は、「年末」「年の暮れ」「歳暮」などが挙げられる。ただし、どの言葉にも押し迫ったというニュアンスは含まれていない。年の瀬の対義語は、「年頭」「年始」である。

年の瀬の例文としては「年の瀬を迎えて忙しい日々を送る」「よい年の瀬を過ごす」などが挙げられる。

能動的

読み方:のうどうてき

能動的とは、能動的の意味

能動的とは、自らが考えて物事に取り組むという意味のことである。英語で能動的は active と表現する。

能動的の類語には「積極的」が挙げられる。積極的の語は、活発で主張が強い様子を指し示す言葉といえる。また、「行動的」も能動的に意味が近い。行動的の語は、思索にふけっているだけでなく、自ら活動を起こしていく姿を意味している。

能動的の対義語としては「受動的」が挙げられる。受動的とは、他人の行動や発言に対して受け身をとるばかりで自分の意思が希薄な状態を示す。「ビジネスパーソンとして出世するにはあまりにも受動的すぎる」といった表現をすることもあり、批判的な意味合いが強い。その点でも受動的は、能動的とは正反対のニュアンスを含んでいる。「消極的」も能動的の対義語として挙げられる。消極的は、後ろ向きで行動をためらいがちな様子を表す言葉である。

煩雑

読み方:はんざつ

煩雑とは、煩雑の意味

煩雑とは、物事がこみいっていて第三者に理解しにくくなっているという意味のことである。煩雑の「煩」は「わずらわしい」という意味である。また、「雑」は「散らばっている」という意味を表す。すなわち、2つの文字の組み合わせで、複数の事象が絡み合い混乱している状態を指し示している。物事が煩雑になることを「煩雑化する」という。なお、煩雑を表す英語は complicated である。

煩雑とはさまざまな場面で使われる言葉ではあるものの、最近はIT業界で用いられることが多くなってきた。例えば、社内のシステムが整備しきれておらず、ユーザーの使い勝手が悪くなることを「煩雑になる」と表現する。

煩雑の類語、対義語

煩雑の類語として「複雑」が挙げられる。ただし、複雑には「事情を説明しにくい」というニュアンスが含まれる。例文としては「彼の家庭の事情は複雑で口外しにくい」など。また、「難解」も煩雑の類語で、「受け手の理解が追いついていない状態」を指す。「この文学作品は難解ですらすらとは読めない」などの使い方をする。

煩雑の対義語には「単純」「簡潔」などが挙げられる。単純とは物事を構成する要素が少なく、事実関係がはっきりしているという意味である。「この事件の動機は単純だ」といった使い方をする。簡潔は物事の要点がしぼられていることを指す。例文としては「煩雑さに拍車がかからないよう、企画書は簡潔さを意識して作成するべきだ」が挙げられる。


中央値

読み方:ちゅうおうち
英語:median

中央値とは、中央値の意味

中央値とは、数値で構成された複数のデータを小さい順番に並べた時に、真ん中に位置する値のことである。数学や統計学の分野でよく使われる用語である。英語では median と表現される。

中央値は、例えば10から20までの整数がある場合、小さい方から6番目(あるいは大きい方から6番目)の数の15が中央値となる。

エクセル(Excel)で中央値を算出するには「MEDIAN関数」を使用する。例えば、A2セルからA10セルまでの数値の中央値を求めるには、「=MEDIAN(A2:A10)」とする。

中央値と平均値の違い

平均値とは、複数の数値の合計を、数値の個数で除した値のことである。エクセルでは、「AVERAGE関数」を使用する。例えば、A2セルが1、A3セルが2、A4セルが6の場合、「=AVERAGE(A2:A4)」で求めることができる。平均値は 3 となる。ちなみに「=MEDIAN(A2:A4)」とすると中央値として 2 が表示される。

数え年

読み方:かぞえどし

数え年とは、数え年の意味

数え年とは、生まれた年を1歳とし、以後正月になると一歳を加えて数える年齢のことである。正月に訪れる歳神様から1つ年を戴くという意味がある。数え年の計算は、誕生日前は満年齢に2を、誕生日以後は満年齢に1を加える。英語表記はeast Asian age reckoningである。また、a person's ~ calendar yearという表現もある。数え年で61歳は、a person's sixty first calendar year と表現する。

ちなみに厄年は、満年齢ではなく数え年である。厄年とは、人の一生のうち、厄に遭うおそれが多いから忌み慎まねばならないとする年のことである。

数え年の生まれた年を1歳とする理由は、胎内にいる期間を0歳とする仏教の考え方に基づく。命をとても大切にしている考えがある。人が亡くなって2年目の法要を、三回忌というのも数え年に由来する。

本来は数え年で行われる七五三や年祝いは、現在では満年齢でも行われている。満年齢とは、誕生日ごとに1歳ふえる年齢の数え方である。正確には、誕生日の前日の日付が変わる瞬間に年齢が増える数え方が正しい数え方である。つまり、誕生日の前日の午後12時に1歳増える。これは、4年に一度の閏日である2月29日に生まれた者を考慮している。

早生まれは、1月1日から4月1日までに生まれた者である。学校教育法において、小学1年生になるには6歳になった翌日以降に4月1日を迎える必要があるためである。同学年において、遅く生まれているにもかかわらず、早生まれと呼ばれる。早生まれという言葉は、数え年齢に由来する。4月2日以降に生まれた児童が数え年8歳で小学校に入学する。しかし、1月1日から4月1日までに生まれた児童は、それより早い数え年7歳で入学するためである。

随時

読み方:ずいじ

随時とは、随時の意味

随時とは、好きな時、気が向いた時にいつでも行うさまのことである。随時の「随」の字には、なりゆきに任せる、条件に従って逆らわずに動くといった語義がある。ビジネスシーンでは、「状況に合わせて」「いつでも臨機応変に」といったニュアンスで用いる。英語では、「随時」に直接相当する単語は存在せず、文全体の意味から keep you updated(更新があれば連絡する)や as needed/as necessary(必要に応じて) などと表現する。

随時の類語

随時の類語としては「逐次」や「適宜」が挙げられ、どれもビジネスでよく用いられる用語である。「逐次」とは、一つ一つ順を追って次々に対応するといった意味であり、規則性や順序性はなく「不定期」や「非定型」に流れのままに動くことを意味する「随時」とは、ニュアンスが異なる。また、「適宜」は、その場の状況にぴったりと合っていること、状況に応じて動くことを意味し、自分の意思で状況を判断し行動するといった語義が表現できる。

随時の例文、使い方

随時の語をビジネスシーンで用いる際の例文としては、「更新があり次第、公式サイトにて随時公開します」「そのポジションの仕事は随時募集しています」「市の公共施設は随時利用可能です」などが挙げられる。どの例文も「いつでも」「好きなときに」といった意味で「随時」を使用しており、「逐次」や「適宜」では文意が異なるため注意が必要である。

2020年8月6日木曜日

ワンストップ

英語:one-stop

ワンストップとは、ワンストップの意味

ワンストップとは、1か所でさまざまな用事が足りる、何でも揃うという意味のことばである。行政においては、従来サービスによって複数に分かれていた窓口を、総合窓口を設けて1カ所で行えるようにすることを指す。行政におけるワンストップを、ワンストップサービスという。

英語では、one は1つ、stop は止めるという意味で、one-stop で1つで用が足りるという意味になる。ワンストップサービスやワンストップショッピングといった複合語で使用される。ワンストップショッピングは、1か所でいろいろな商品が買える商業施設やショッピングセンターを指す。

ワンストップの言い換え語としては、総合窓口や窓口一元化、総合店舗などが挙げられる。

ロハス

英語:LOHAS
別名:Lifestyles Of Health And Sustainability

ロハスとは、ロハスの意味

ロハスとは、健康や環境に配慮した生活を心がけるという意味のことばである。ロハスの語源は英語の Lifestyles Of Health And Sustainability というマーケティング用語の頭文字を取ったものである。アメリカ合衆国の起業家のビジネスコンセプトに由来し、環境汚染や天然資源が枯渇することを憂慮した起業家が環境に配慮したビジネススタイルを構築することを提案した事から一般にも広まっていった。

日本においてロハスという言葉は2000年を過ぎてから浸透し始めた。日本においても環境汚染の問題が深刻になり、自身や家族の健康や環境に興味を示す人が増えてきたことがロハススタイルを定着させるきっかけとなった。

可能な限り添加物の少ない食品を選択したり、環境に配慮したりしている製品を好む人のことをロハス系と呼ぶ。ロハスを意識して生活するロハススタイルは、ゆとりのある生活をイメージさせるもので多くの人に受け入れられている。ロハス系の人は多少のお金がかかってもロハス商品を選びたいと考える傾向にある。特に、小さな子供のいる家族世帯から支持を集めており、主婦層をターゲットに、そのニーズに合わせたマーケットが徐々に拡大しつつある。ロハスビジネスは健康と環境だけでなく、地域経済にも良い影響を与えていると考える向きもある。

レンダリング

英語:rendering

レンダリングとは、レンダリングの意味

レンダリングとは、元のデータに処理や演算を行い画像や映像を生成するという意味のことばである。英語では rendering と書き、表現や演出という意味がある。レンダリングの語は、CGやデザインの世界でよく用いられる言葉であり、陰影を付けて立体的な表現を出したり、遠近感を出したりすることなどを総称してレンダリングと呼ぶ。レンダリングを行うにはパソコンのCPUやメモリなどの高いマシンスペックが求められる。

なお、Webブラウサが、HTML言語やCSS言語などから画面表示させるための画像を生成することもレンダリングと呼ぶ。

レセプション

英語:reception

レセプションとは、レセプションの意味

レセプションとは、歓迎会や招待会という意味のことばである。IT用語としては、受付を意味することばである。レセプションは、英語の receive(レシーブ)が由来となっており、名詞形がレセプションである。

レセプションとパーティーとの違いは、レセプションは一般的に公式のビジネスパーティーを指すのに対し、パーティーは身内のプライベートな集まりを指す点にある。最近は、レセプションとパーティーを区別せずに使うことも多く、「レセプションパーティー」という言い方をすることもある。

レジデンス

英語:residence

レジデンスとは、レジデンスの意味

レジデンスとは、住宅や邸宅という意味のことばである。レジデンスは、英語の residence をカタカナ表記したものである。英語の residence は、house や home よりも形式ばった語であり、不動産の説明などに使われる。日本では、集合住宅をレジデンスと呼ぶことが多い。レジデンスとマンションの違いは高級感にある。日本の不動産業界では、レジデンスが高級マンションというイメージである。

不動産業界では、レジデンスは、コンシェルジュの備えられているような高級マンションを指し、一般的なマンションと区別されている。不動産屋の商標にも、レジデンスを使う事業者が珍しくない。日本では、コンドミニアムのように調理設備など生活器具を備えた部屋を有するホテルでも、ホテル名にレジデンスを取り入れる所もある。高級感のあるレジデンスという言葉を使えば、ホテルのイメージアップにつながるというメリットもある。しかし、英語の mansion は、豪華な大邸宅を指し、レジデンスより劣るという意味はないため、日本のマンションのイメージとは少し異なると言える。

レジデンスを用いたフレーズには、さまざまなものがある。「レジデンスのある人」とは、高級マンションを所有できるような富裕層を指す。「レジデンスが高い」とは、居住性が高く住みやすいという意味である。

レコメンド

英語:recommend
別名:リコメンド

レコメンドとは、レコメンドの意味

レコメンドとは、おすすめという意味のことばである。英語由来の言葉で、スペルは recommend である。英語の recommend には委ねるという意味も含まれており、日本で使うカタカナのレコメンドよりもやや柔軟性が高い。なお、英語の発音はレコメンドよりもリコメンドの方が近いため、レコメンドではなくリコメンドと言う人も多い。

レコメンドの語は、顧客側から店員におすすめを聞く意味で使用されることが多いが、ビジネスの世界では顧客に対しておすすめしたい商品のことを指すことが多い。

レコメンドの例文


  • お客様の希望に合ったアイテムであれば、こちらをレコメンドする
  • レコメンドアイテムの写真を広告に多数掲載しよう

前者はユーザーベースでのおすすめ、後者はアイテムベースでのおすすめである。


ビジネス現場においては、レコメンドのロジックを明確にすることが必要とされている。基本的なロジックとしては、ルールをベースにしたものでシーズン商品など季節感を出したものなどが定番である。コンテンツ属性を分析してレコメンドするコンテンツベースフィルタリングなども定番で、ECサイトなどで自分が購入、閲覧したアイテムに関連したものがおすすめとして表示される仕組みになっている。


レイシスト

英語:racist

レイシストとは、レイシストの意味

レイシストとは、人種差別主義者という意味である。人種差別を表す英語の「レイシズム」と同じく race(人種)の派生語で、agent noun(人を表す名詞)という位置付けになる。

レイシストは、自分の人種が最上であると考え、他の人種を見下し公平に扱おうとしない。レイシストの中には、白人至上主義で黒人や黄色人種を劣等民族として差別している人もいる。

レイシストの活動

レイシストの活動は、ヘイトクライムとして社会から批判される傾向にある。ヘイトクライムとは、単なる憎悪表現ではなく、人種や肌の色などを理由とした偏見に基づき、弱い立場にあるマイノリティを罵倒したり嫌がらせをしたりする犯罪を指す。レイシストによるヘイトクライムに対しては、社会的反発が強い。そこで、レイシストが行う差別を助長するデモに対しては、レイシストカウンターと称して差別反対の市民による抗議活動が行われることが少なくない。

レイシストの対義語

レイシストの対義語として、ヒューマニスト(humanist)や、英語の democrat(民主主義者)、egalitarian(平等主義者)が挙げられる。ヒューマニストには人道主義者という意味もあるが、レイシストと対比される場合には、博愛主義者という意味で用いられる。英語の democrat は民主主義者という意味であるが、レイシストの反対勢力として引用する時は博愛主義者と解釈する。平等主義は英語で equality であるが、そのagent noun(人を表す名詞)はなく平等主義者を表す時には egalitarian が用いられる。


リプ

別名:リプライ
別名:reply

リプとは、リプの意味

リプとは、英語の reply を略したカタカナ語であり、返事や反応、応答という意味のことばである。Twitter(ツイッター)におけるリプとは返信のことであり、あるアカウントや、あるツイートに対して投稿されたツイートのことを指す。リプの仕方は、リプをするツイートの下にある吹き出しのマークをタップ、あるいはクリックして入力するか、画面の下にある「返信をツイート」の欄に入力するかの2通りがある。リプ欄とは、リプが一覧表示されるスペースのことである。

リプにはリプ返、初リプ、空リプ、巻き込みリプなどがある

リプの主たるものとして、リプ返、初リプ、空リプ、巻き込みリプなどがある。

リプ返とは、ツイートに付いたリプに対して返信をすることで、初リプは、初めてその人のツイートにリプを送ることである。

空リプとは、空中リプライと空リプライの2種類を指しており、どちらも略して空リプと呼ばれているが、意味合いは異なる。空中リプライは宛先がないリプのことであり、普通のツイートで誰かへ宛てたツイートをすることである。リプをするほどではないが、伝えたいことがあるときなどに使われる。空リプライは、内容がないリプのことを指す。

巻き込みリプは、リプライの内容と関係のない第三者をリプライに巻き込んでしまうことである。誰かと誰かがリプで会話をしているときに、どちらかに対してリプを送ると、最初に会話をしていた2人ともにリプが送られてしまい、リプを送ったつもりのない人にもリプの通知が行ってしまうことがある。これを巻き込みリプと言うが、巻き込まれた人は自分に関係のないやり取りにも関わらず、リプの通知が届いてしまうという現象が起こるため、巻き込まないよう注意が必要である。

レイヤー

英語:layer

レイヤーとは、レイヤーの意味

レイヤーとは英語で、階層または層という意味である。ヘアデザインにおいてはレイヤーは、毛先に段差をつけてカットすることをいう。髪にいくつかの段差を設けることで毛先に動きを出すことが目的である。具体的な方法としては上部にある髪を短めにカットし、その下部の髪はやや長めにカットすることで段差を作る。ボブスタイルのような髪型に用いられることが多く、レイヤーカットを施すことで髪の印象を軽くできるのも一つの目的である。

アプリケーションソフトにおけるレイヤーとは

レイヤーは、層を分けることで作業効率を高める役割として使われている。その一つが、アプリケーションソフトである。アプリケーションソフトにおけるレイヤーとは、作業画面の中で複数の層をセル画のように重ねる機能のことである。画像処理の際にレイヤーという仮想シートを作り、必要に応じて表示や非表示にすることで完成した状態を見ることができる。これによって一つの画面でいくつかのパターンを比較することが可能になる。



2020年8月5日水曜日

リテール

英語:retail

リテールとは、リテールの意味

リテールとは、個人客や個人事業主を含む中小企業を対象とした小売や小口取引のことである。英語の retail が語源であり、BtoC(Business to Customer)とも呼ばれている。リテールの対義語は、卸売を意味するホールセール(wholesale)が挙げられる。

リテールの語は、さまざまな業界で使われている。例えば、金融業界では個人を対象とした営業活動をリテール営業と呼んでいる。アパレル業界では、百貨店などの実店舗営業および自社EC営業をリテールという。

不動産業界においてリテールは、個人顧客向けの不動産の売却、購入を意味し、リテール営業やリテール部門と呼ばれている。リテール商品は、不動産(戸建、土地、マンション)のことであり、不動産業者は売却、購入、賃貸、活用を仲介、コンサルティング、代行することで利益を計上する。リテール商品の具体例としては、個人向け不動産売買仲介、個人向け不動産賃貸、個人投資家向け不動産資産コンサルティング、個人向け不動産管理サービスなどが挙げられる。

物流業界におけるリテールは。個人向け配送を意味しリテール配送と呼ぶ。リテール配送には、中小企業から個人顧客に向けた商品配送、配達はもちろん、個人から個人に向けた配送、配達も含まれる。

リッピング

英語:ripping

リッピングとは、リッピングの意味

リッピングとは、再度閲覧できるようにDVDなどのデータをPCに取り込むことである。リッピングは英語の ripping(盗み取る)に由来する。リッピングするためのソフトウェアをリッピングソフトという。

リッピングの方法はまず、リッピングソフトを使って対象となるCDやDVDを高速で読み取る。読み取りが終わったら、保存先を指定してデータを圧縮して保存する。保存したファイルは解凍して閲覧する。録画用のDVDにダビングすることも可能である。

リッピングは、複写ソフトを用いて情報の読み取りを行い、劣化させずに複製を作成できる点で、著作権法に抵触する恐れがある。著作権者が自分の著作物を利用して文化・経済活動を行う財産的権利、すなわち著作財産権が侵害されていると言わざるを得ない。著作権法違反となれば、罰則が適用される場合もある。

関連サイト:著作権法(e-Gov)

リソース

英語:resource

リソースとは、リソースの意味

リソースとは、資源や資産という意味のことである。IT用語としては、パソコンやサーバーそのものや、CPU・メモリといった構成要素の性能、容量であったり、開発プロジェクトに投入される人的資源や予算、という意味のことである。英語で資源、供給源、物資、財源を意味する名詞 resource を語源にし、ヒト・モノ・カネに関わる資源、資産を表す言葉として使用される。

リソースの言い換え語

リソースの語は、「アセット」「人材」と言い換えられる。アセットは、ほぼリソースと同義で使用されるが、所有しているだけで価値のあるものという語感である。不動産や金融商品などの保有資産という意味で、アセットを常用する。人材は、リソースが持つヒト・モノ・カネの資源という意味から、人材資源という語意を具体化した用語である。リソース確保は、人材確保と言い換えることが可能である。

リソースの語の使用例としては、プロジェクト要員や資金などの枯渇状況を表す用語である「リソース不足」や、プロジェクト運営に必要な人材や資金を適切にコントロールすることを表す「リソースマネジメント」などが挙げられる。

IT業界においては、稼働中のメモリやCPU領域の一部を別タスクに割り当てることを「リソースを割く」のように使用する。

リスク

英語:risk

リスクとは、リスクの意味

リスクとは、将来いずれかの時に起こる不確定な事象とその影響、という意味である。日本語においては、何か悪い事が起こる可能性、予想通りにいかない危険、危機が生じる度合いなど「危険」や「危機」をさすことが多いが、悪い事象そのものだけではなく可能性を含めた意味がある。つまり「不確定な要素を事前に測定できるもの」と定義される。英語の risk の語源はラテン語の risicare であり、その意味は「(悪い事が起こる可能性を承知の上)勇気をもって試みる」ことを意味する。

英語において「危険」そのものをさす言葉には「ハザード(hazard)」「デンジャー(danger)」「ペリル(peril)」などの種類がある。ハザードは日本語においてはリスクと同義に使われがちであるが、ハザードが「危険や悪い状況が発生するのか不確実」であるのに対して、リスクは「不確実であることを確率的に計測できる」点に大きな差がある。金融の分野においては、リスクの持つ「不確実な事象の可能性」に悪い事ばかりでなく良い事も含んだ使い方がされる。

リスクの語を用いた例文

例えば、「この投資はリスクマネジメントができていない」は、「リスク(損失を負う(悪い)可能性)を、マネジメント(管理する)ことができていない」のように使う。また、「ハイリスク・ハイリターンは覚悟の上だ」は、「ハイリターン(大きな見返り)を入手するためには、ハイ(大きい)リスク(不確実な可能性))を負うことは覚悟の上である」といった意味を含んでいる。


ラフ

英語:rough

ラフとは、ラフの意味

ラフとは、素朴や粗雑という意味をもつ言葉である。英語では、rough と表現する。ラフなデザインの服と言えば、細部に工夫を凝らさず、シンプルで大雑把な造りの衣類を意味する。

ラフには形式張らずに気取らない自然な感じというニュアンスが含まれ、ラフなファッションが直ちにだらしない格好を意味する訳ではない。インフォーマルでカジュアルなスタイルが、ラフなファッションである。

ラフの対義語

粗い、粗雑の意味を持つラフの対義語としては、スムーズ(滑らか)やデリケート(繊細)が挙げられる。

さまざまな分野におけるラフの意味

ゴルフ用語としてのラフは、ボールを打ちやすいように芝が短く刈られたフェアウェイの対義語で、芝が伸びていてボールのコントロールが難しいエリアを指す。

ラフドラフトのほか、ラフ案やラフ原稿といったように、細部を整えるまでに至っていない大雑把な原案や粗削りの原稿にラフを付けることが多い。同様に、ラフスケッチは、後で丁寧に仕上げるつもりで、とりあえず風景の全体像を大雑把に描いた絵画を指す。

ラフには、粗暴という意味もある。スポーツのラフプレーは、相手に怪我をさせるようなルール違反の乱暴な行為を指す。ラフプレーを繰り返す選手は退場させられることもある。

カタカナでラフと表現した場合、rough の他に laugh も挙げられる。laugh は「声を出して笑う」という意味である。


ラジカル

英語:radical

ラジカルとは、ラジカルの意味

ラジカルとは、急進的という意味である。簡単に言うと、急いで目的など成就するということである。英語の radical が語源の外来語で、現状を変えることに対して進んで働きかける様子も意味し、単独で意味が通じる形容動詞によく使われる。例えば、「君の意見はとてもラジカルだ」「あの人の思想はラジカルだ」などと表現する。

ラジカルは、さまざまな分野で使用される言葉で、その領域は政治やビジネス、数学や化学など多岐に渡る。化学分野においては、通常の電子通を持っていない不対電子の原子や分子、イオンのことを指す。

基本的にはラジカルは政治的なシーンで用いられることが多く、「ラジカルな原理」というと急進主義的な思想のことを指す。この場合、「根本的な」というラジカルのもう一つの意味と捉えて根本的な変革を目指す思想となり、右翼や左翼などを指すこともある。

ビジネスシーンでもラジカルは「根本的な」を意味するが、使い方としては「ラジカルな考え」など過激な印象を与えるものではない。しかし、否定的な意味で使用されることもあり、その場合は「急進的な」や「急激な」というニュアンスが含まれていることも多いため、どちらの意味を成しているのか正しい判断が求められる。

モラル

英語:moral

モラルとは、モラルの意味

モラルとは、倫理や道徳意識という意味である。わかりやすく言うと、日常生活に即した道徳的に正しい行動のことで、世代や状況によって変化するマナーとは異なる、普遍的な基準ということである。法的な根拠を持たない、道徳的、倫理的な基準である。また、人間関係における善悪を判断する感性という意味も持つ。英語では moral と表現される。

モラルの類語、対義語

モラルの類語として、道義、善徳、徳行などが挙げられる。対義語としては、徳行やインモラルなどがある。

モラルの例文、使い方

モラルの語を使った例文として、「彼女はモラルに欠ける行動が目立つので信頼できない」「モラルを守り、社会秩序を守る必要がある」などの文が挙げられる。前者は、倫理観や道徳観が欠如しているように見える行動がよく見られるため、信頼することができないという意味である。後者は、倫理的・道徳的に正しいとされる行動基準に従って動くことが、社会秩序を守るために必要であるという意味である。

モラルを用いた語にモラルハラスメントがある。モラルハラスメントとは、非道徳的な言葉や態度により人の心を傷つける精神的な暴力行為である。陰口や無視、身体的特徴やセクシュアリティ等に対しからかったり非難したりすることなどを指す。

モチーフ

モチーフとは、モチーフの意味

モチーフとは、芸術分野において創作の動機となる思想や題材という意味である。わかりやすく言うと、彫刻や絵画を制作する際に作品作りの基礎になる事柄ということである。モチーフの語源はフランス語の motif である。motif はそのまま英語としても使用されている。

モチーフには、音楽を構成する最小単位や装飾に用いられる模様の構成単位の意味もある。音楽の最小単位を意味するモチーフは、動機や主題とも呼ばれ、モチーフが反復することにより旋律が生み出される。装飾に用いられる模様の構成単位を表すモチーフは、繰り返し登場するパターンや模様を意味する言葉であり、ファッションやデザインの分野で用いられる。

またモチーフは、複数の小片を繋げてひとつの作品に仕上げる編み物やレース編みにおいて、小片そのものを意味する言葉でもある。

モチーフの類語

モチーフの類語としては、イメージやテーマ、コンセプトなどが挙げられる。これらの言葉はいくつかあるモチーフの意味の中でも、芸術における創作の動機となる思想や題材を意味するモチーフを言い換えたものである。この他にも題材や主題などがモチーフの類語として挙げられる。

モジュール

英語:module

モジュールとは、モジュールの意味

モジュールとは、建築用語としては設計上の基準となる基本寸法のことである。英語の module に由来する言葉であり、規格化された構成単位、それ自体独立した機能を持つもの、といった意味を持つ。IT用語としては、ひとまとまりの機能のことを指し示し、独立性の高い交換可能なものといった意味合いを含む。ソフトウェア、ハードウェア両面で用いられる概念である。

ソフトウェア開発時のプログラムへの影響範囲を測る指標として、モジュール強度とモジュール結合度が用いられる。いずれもプログラム部品の性質を示す言葉であり、モジュールが一つの機能のみ提供することをモジュール強度が強いという。一方、各モジュール間で与える影響が小さいことをモジュール結合が弱いという。一般に、プログラムへの影響範囲を特定できることから、モジュール強度が高くモジュール結合が弱い設計が好まれる。

モジュールを用いた用語として、モジュール学習、モジュールレイアウトなどが挙げられる。モジュール学習は15分程度の短期学習を差し、帯学習と呼ばれることもある。モジュールレイアウトは、鉄道模型のレイアウトの一つであり、一定の規格に従って作成された鉄道模型ボードをモジュールと呼び、これを用いて作成されたレイアウトのことをいう。

メタ

英語:meta

メタとは、メタの意味

メタとは、ある事象に対する異なる次元からの観点という意味である。例えば、「マイケルはアメリカ人である」という観点に対し、「マイケルはカタカナである」という観点は、「マイケル」に対する異なる次元の観点であり、メタである。メタは、特に高次の次元からの観点を指すことが多く、例えば映画の登場人物が、劇中の存在であることを離れ、作者や観客について発言することをメタ発言という。英語では meta と表記し、ギリシャ語に由来する。meta は何の略でもなく接頭辞である。

IT用語としてのメタ

IT用語としてのメタも同様の意味で使われる。例えば、あるデータについて、それがどのような内容であり、どのような性質を有しているかを記述したものをメタデータといい、プログラミング言語を説明するための言語をメタ言語という。また、プログラムをプログラマーが直に記述するのではなく、プログラムを記述するために設計された高次のロジックを使用してプログラミングすることをメタプログラミングという。

メタの対義語

メタは接頭辞であるため、単純な意味では対義語が存在しない。接頭辞を省いた言葉、すなわち「メタ言語」に対しては「言語」が、「メタフィクション」に対しては「フィクション」が対義語であると言える。ニュアンスとしては、接頭辞として「直接の」、「対象の」、「同次元の」といった言葉を付加したものが対義語になり得る。

メーデー

英語:May Day

メーデーとは、メーデーの意味

メーデーとは、英語の May Day を語源とし、英国の公休日である5月1日に行われる労働者の祭典のことである。メーデーとは簡単に言うと、5月1日の労働祭である。

メーデーは、平日であっても労働者の権利拡充を訴えるため多数の労働者が公園や会堂に集まり、集会やデモを行う。日本のメーデーには、国内最大規模の労働組合とされる連合も参加する。

メーデーの起源は、1886年の5月1日にアメリカ合衆国のシカゴで労働環境の改善を要求する労働者たちがゼネラルストライキを起こした事件に遡る。以来、5月1日に労働者の祭典を行うメーデーの習慣が、アメリカからヨーロッパへ広がっていった。日本でも、1920年に第1回メーデーが開催され、多くの労働者が上野公園に集結した。メーデーで何するかというと、労働組合の主催者や労働者代表の議員などの来賓が集会で挨拶するだけでなく、さまざまな参加団体が露店を開いたり、ステージショーで演奏を披露したりしている。

メーデーでは、楽しいイベントが目白押しというのが一般的になってきており、子どもも楽しめるような祭典になってきた。

メーデーは、労働者の祭典という意味のほかに、遭難の際に無線で発信する救難信号を表すこともある。この場合の起源は、フランス語の「ヴネ・メデ」(助けに来て)である。メーデーは、雑音がひどい状況でも相手に聴き取れるように、3回繰り返すことになっている。

マネタイズ

英語:monetize

マネタイズとは、マネタイズの意味

マネタイズとは、技術や知識などを収益化するという意味である。英語の monetize を語源としている言葉である。マネタイズはビジネスシーンでよく使用される語で、最近ではIT業界でよく使われている。

マネタイズという言葉が注目されるようになった理由として、Webビジネスなどを中心に多くの人が起業するようになってきたという時代背景が挙げられる。最近の情報化社会においては、革新的な知識や技術は企業の大きなセールスポイントとなる。しかし、それらだけでは実体がないので収益化は困難である。そこで、多くの企業がマネタイズ方法を工夫して収益化を図っている。

マネタイズの語は、名詞として認識される場面が多い。一方で、「マネタイズする」のように、日本語の動詞としての使い方もされている。例文として、「社長が思いついたアイデアは非常に画期的だった。後はどうやってマネタイズするかだ」といった使い方がある。また、ブログやSNSを広告収益化して稼ぐという意味でも「マネタイズする」という言葉が使われる。

マージ

英語:merge

マージとは、マージの意味

マージとは、英語のmergeから来ており、融合する、併合するという意味。IT用語としてよく使われており、「マージする」というと、複数のデータやファイルなどを、ルールに従って1つに統合することを指す。また、ソフトウェア開発においてのマージという言葉には、データを修正するという意味を持つこともある。

マージの語をIT用語として使用する際の融合には、単純にデータを繋いでまとめるのではなく、データの一貫性を保ちながら、融合していく操作を指すことが多い。

マージの反対語、類語

マージの反対語はパージ(purge)であり、パージには切り離す、追放などの意味がある。IT用語としてのパージには、必要のないファイルやデータを削除するという意味がある。削除や追放としての意味であれば、他にも、追放や駆除、駆逐などがマージの反対語になり得る。

マージの類語には、サマリー(summary)という言葉が挙げられる。サマリーは一般的に、要約という意味を持つが、IT用語としては合計という意味もある。前後の文によって意味合いが変わってくるので注意が必要である。マージとサマリーの違いは、マージは複数のデータをまとめて、新しいデータにすることだが、サマリーは、元々のデータをさらにまとめることを意味することである。

ポリシー

英語:policy

ポリシーとは、ポリシーの意味

ポリシーとは、方針という意味である。英語では policy と表記される。ポリシーの言葉は、政治や企業などの、組織における政策や指針を示す言葉としてよく用いられる。例えば、政治では「有言実行が我が党のポリシーである」、企業では「我が社のポリシーは社員同士の一致団結だ」といった例文が挙げられる。ビジネスシーンにおいては、「時間厳守が私のポリシーです」のような使い方をする。

ポリシーの類語

ポリシーは、目的を遂行するための方針、指針である。よって、「モットー」「信念」「こだわり」などの語は類語ではあるが似て非なるものである。モットーは、信条や座右の銘、信念は自分が強く信じていること、こだわりは個人的な執着である。例えば、依頼には何でも答えることをポリシーとしていて、モットーは一人を大切にすること、など言葉としては別の意味で使用される。言うなれば、ポリシーは目標があるからこそ存在する言葉だが、細かい説明を求められることもあり、何のためのポリシーなのかを人や世間に伝える手法でもある。

ポスドク

ポスドクとは、ポスドクの意味

ポスドクとは、博士号を取得あるいは大学院博士課程を修了後、大学などの研究機関において、任期制の雇用形態で研究業務に従事している者という意味をもつ語である。ポスドクという言葉はポストドクター(博士研究員)の略称であり、英語のpostdoctoral researcherに由来する。

2015年に文部科学省の科学技術・学術政策研究所が行った調査では、日本国内の大学・公的研究機関1157機関のうち、305機関にポスドクが在籍しており、ポスドクの延べ人数は 15910人だった。男女比は約7:3で、平均年齢は36.3 歳(男性 36.0 歳、女性 37.0 歳)であった。

ポスドクの専門分野としては、理学・工学などの理系分野が9割を占める。ポスドクは任期のない助教などの職と比べ、身分が極めて不安定である。独立した研究員として扱われるが給料も安く、勤務先から社会保険などの福利厚生を得ていない者も多い。

ポスドクは任期があるため、限られた期間で結果が出せなければ研究を続けることは困難である。2015年度にポスドクであった者が次年度に大学教員の職を得た割合は9.7%と低かった。年令が上昇するほど任期のない職につける確率は低くなり、35歳を超えると大学や公的機関で研究員としての職を得る可能性はほとんどなくなる。優れた研究者の離職を防ぐために、国が研究費を支援し研究員雇用を促進する「卓越研究員制度」が2016年から始まった。

プロモーション

英語:promotion

プロモーションとは、プロモーションの意味

プロモーションとは、消費者の購買意欲をあおる活動という意味である。日本語で宣伝や広報を表す、英語の promotion が語源である。

プロモーションと似た意味の言葉に「PR活動」「マーケティング」などが挙げられる。新規開拓から既存顧客への継続的な働きかけまで、プロモーションという言葉が使われる場面は広範囲にわたる。

プロモーション活動は、商品や人材を売り込むために行う広報活動の総称のことである。企業の社長がメディアに出演して自社商品を訴求する行為もプロモーション活動である。セールスプロモーションは、イベント開催から広告類の掲示など、消費者にアプローチする行為全般を意味する。

ミュージシャンのプロモーションビデオといった場合、消費者にアピールするという意味では他の広報活動と同じである。音源を基にした映像を発表することで、テレビやデジタルサイネージ、動画サイトなどに登場する頻度が飛躍的に向上するためである。

最近では、プロモーション活動において、インターネットユーザーを主なターゲット層に切り替える企業が増加している。

フロー

英語:flow

フローとは、フローの意味

フローとは、英語の flow をカタカナ表記したもので、流れや流動という意味。キャッシュフローやデータフローなど、流れに関する用語として、経営用語やIT用語として多用されている。

「フローチャート」のように、作業の一連の流れを説明する際にフローの語が使われる。また、精密機器の製造業の生産工程において、フローは、溶融したハンダの槽に部品を仮止めした基盤を流して接合することを指す。

フローの使い方は、ビジネスにおいて仕事の流れを意味するワークフローや心理学で没頭を意味するフローなど、多種多様である。IT用語としてのフローは、ソフトウェアやプログラミングの分野に必要な、プログラムに関する命令・処理の流れ・プロセスなどのことである。フローをベクトルや図で表したものを、フローチャートという。ITの通信分野では、伝送情報の流れをデータフローと呼んでいる。

経営におけるフローは、一定期間のお金の流れを示すもので、損益計算書に表れる。これに対し、ある時期の蓄積量を示し、貸借対照表で明らかになるものがストックである。フローが増えればストックも増加するという相関関係がある。フローに関し経済用語としてよく使われる言葉は、キャッシュフローである。キャッシュフローは、営業・投資・財務において、経営状態を査定する基準の1つである。キャッシュフローは、資金の流れを意味し、経済主体に入るキャッシュインフローと、出ていくキャッシュアウトフローの2つから構成される。

ブランチ

英語:brunch

ブランチとは、ブランチの意味

ブランチとは、朝食兼昼食という意味のこと。ブランチの英語のスペルは brunch であり、英語の朝食「breakfast」と、昼食「lunch」がもとになっている。この言葉は、19世紀にイギリスの週刊誌が取り上げたことがきっかけとなり、アメリカやカナダなどの欧米諸国を中心に流行するようになった。日本では、朝寝坊をした日の朝食兼昼食を表すときにブランチという言葉を使うことがある。

日本では、ブランチを何時にとるかに関係なく、午前中の朝食兼昼食をブランチと呼ぶことが多い。本来のブランチは、主に午前10時以降にとる朝食兼昼食を指す。昼食を兼ねたブランチには、トーストやサラダ、卵料理といった朝食の定番メニューのほかに、肉や魚介を使ったボリューム感のある料理も登場することがある。レストランでは、ランチやディナーのメニューと同様の扱いで、ブランチのメニューを別に用意しているケースも少なくない。

ちなみにブランチは、IT用語としては木の枝のようにつながる要素の相関関係のことを指す。枝を広げるようにつながる様子が木を連想させることから、このような関係を表す際に「枝」を意味する英語の branch という言葉が用いられるようになった。ビジネスでは、支部や支店などの本部からわかれる拠点を表すときにも、ブランチという言葉を使うことがある。

ブランク

英語:blank

ブランクとは、ブランクの意味

ブランクとは、英語の blank をカタカナ表記したもので、空白や空欄という意味である。IT用語としては、ハードディスクやSDカードなどの電磁的記録媒体に、デジタルデータが存在しない状態を指す。

ブランクの語は、さまざまな場面で用いられる。例えば、ブランクキーは、削って形を整え鍵として使用する前の凹凸がない金属片のことである。スポーツの場面では、怪我などにより練習ができなくなり選手の練習期間に空白が生じることをブランクという。

ブランクの類語、例文

空白期間や空欄を意味するブランクの類語は、スペースやマージンなどが挙げられる。

ブランクを使った例文

  • 退職してブランクが長い看護師は、復職の支援制度を利用できる
  • アンケート用紙のブランクに記入するよう指示された

前者のブランクは、仕事が中断した期間を指し、後者の場合は空欄や余白を意味する。ただし、ブランクに空白期間という意味を持たせる使い方は、英語の blank にはない。英語で空白期間を表す語は、blank ではなく gap である。ブランクを埋めるという表現は、空白期間と空欄の両方の意味において使用可能である。怪我で実戦的な練習をできない選手が筋トレでブランクを埋めるという場合は、空白期間に実戦的な練習以外のことに取り組んで充実した時間を過ごすことを示す。解答用紙のブランクを埋めると言えば、解答用紙の全ての空欄に記入するということである。

プラグイン

英語:plug-in

プラグインとは、プラグインの意味

プラグインとは、差込口という意味のことである。IT用語としては、アプリケーションの機能を追加するソフトウェアのことである。英語の plug-in が由来となっている言葉で、ITの世界ではブラウザなどのアプリケーションの拡張機能のことを指すことが多い。

プラグインは、インストールするだけで、通常のアプリケーション機能をより快適に動作させることができるツールである。例えば、通常では動画や音声を再生することができないアプリケーションでも、プラグインをインストールすることで動画や音声を再生できるようになる。

プラグインは、ブラウザの場合は拡張機能のメニューからダウンロードしてインストールすることができる。

プラグインと似た機能にアドインやアドオンが挙げられる。プラグインが機能追加のソフトウェアであるのに対して、アドイン、アドオンは本来の機能をベースにした拡張機能のソフトウェアを指す。

フォーマット

英語:format

フォーマットとは、フォーマットの意味

フォーマットとは、書式を意味するカタカナ語であり、コンピュータ用語では初期化という意味である。わかりやすく言うと、「定型の書式」「リセットする」という意味である。

フォーマットは英語では format と表現する。書式の意味としてのフォーマットは、英語の型や構成といった意味が語源の由来となっている。ただし、書式の形式や構成を指す場合はテンプレートと呼ぶ。「決まった雛形がないからフォーマット化しよう」「フォーマットに沿って書類を作成する」といった使い方をする。

コンピュータ用語の初期化を指すフォーマットは、USBメモリやハードディスクなどの記録媒体を、そのコンピュータで使えるようにすることである。「新品のハードディスクをフォーマットすることでPCに認識させる」などといった使い方をする。

フォーマットの方法はOS(オペレーティングシステム)により異なる。なお、フォーマットすると記録されていたデータは全て消えてしまう。

フェロー

英語:fellow

フェローとは、フェローの意味

フェローとは、特別研究員や仲間という意味。英語由来の言葉で、英語でもそのままフェローと呼ぶ。フェローという言葉は幅広い場で使用されているが、明確な定義がなく、曖昧に使われる傾向にある。

医学用語としてのフェローは、さまざまな立場の医師を指す。研修医をフェローと呼ぶこともあれば、主席研究員、上級研究員をシニアフェロー、ティーチング・フェローと呼ぶこともある。フェローの中でも管理職の立場にいる人をエグゼクティブフェローと呼ぶことがある。

ブースト

英語:boost

ブーストとは、ブーストの意味

ブーストとは「増加させる」こと全般を意味するカタカナ用語である。ブーストは英語では「boost」であり、通常は動詞や他動詞として使われる。

日本語におけるブーストは、「押し上げる」「圧力を高める」「機能を高める」などの意味で使われることが多い。例えば、音響機器の分野においては、ブーストとは音量を押し上げることである。ブーストボタン機能を有した音楽再生アプリでは、ボタンを押下することで音量全体の底上げや、低音の増強などが可能になる。

自働車の分野におけるブーストとは

自動車の分野においては、ブーストとはターボやスーパーチャージャーなどの過給圧を高めることである。ターボやスーパーチャージャーなどの過給機が搭載された自動車では、「ブースト」と呼ばれるチューニング(改造)により、エンジンに流れ込む空気の過給圧を高めることができる。過給圧を高めればその分だけ加速性能が向上するが、やりすぎるとタービンなどを破損することもある。

スマホにおけるブーストとは

スマホ(スマートフォン)における「ブースト」とは、動作が遅くなった(重くなった)スマホを元に戻す作業を指す。具体的には、使用しないアプリの削除や、キャッシュされたデータの消去などが挙げられる。



ビットレート

英語:bit rate

ビットレートとは、ビットレートの意味

ビットレートとは、1秒間に送受信できるデータ量のこと。ビットレートは、動画や音声の質について表しており、基本的には、ビットレートが高ければ高いほど、画質、音質が良くなるとされている。ビットレートの単位にはbps(bit per second)が使われる。計算式は、「静止画面1枚のデータ量×単位時間当たりの枚数+音声でデータ量」である。

オーバルビットレート

ビットレートは、1秒あたりに送受信できるデータ量のことだが、映像ビットレートと音声ビットレートを合わせたものをオーバルビットレートと呼ぶ。一般的に、オーバルビットレートが高ければ、高画質、高音質の動画が再生できるが、映像ビットレートと音声ビットレートのバランスが悪いと、高画質、高音質の動画にならないことがある。

ビットレートの上げ下げによるメリット、デメリット

ビットレートを上げるメリットは、1秒間にたくさんのデータを送受信できるため、その分高画質な映像や高音質な音声にすることができる。ビットレートを下げるデメリットは、画質や音質の低下である。ただし、ビットレートを上げると、機器のスペックやインターネット回線の速度が求められ、機器の発熱、誤動作などのリスクを招く可能性が高まる。ビットレートの上げ方や下げ方は、使用している動画編集ソフトなどの設定項目から変えることができる。

ヒスパニック

英語:Hispanic

ヒスパニックとは、ヒスパニックの意味

ヒスパニックとは、アメリカ合衆国における、スペイン語を日常語とするラテンアメリカ系の住民の総称。主にメキシコからの移民が多い。白人や黒人などは肌の色で判断するが、ヒスパニックの場合は肌の色で判断しない。

ヒスパニックの特徴としては、カトリック信者が多い点や、人口増加率が高く若年労働力が豊富な点、スペイン語のみの地域社会を形成し、独自の文化や価値観を維持する傾向にある点などが挙げられる。

ヒスパニックの推移

アメリカ合衆国の調査機関ピュー・リサーチ・センターの調査によると、アメリカ合衆国におけるヒスパニックの人口は2011年時点で約5200万人で、全米人口の16.7%を占める。ヒスパニック移民者は、2000年は1610万人だったが2010年には2120万人に増加している。ヒスパニックは、黒人を抜いて最大のマイノリティー集団となった。

関連サイト:
STATISTICAL PORTRAIT OF HISPANICS IN THE UNITED STATES, 2011
The Size, Place of Birth, and Geographic Distribution of the Foreign-Born Population in the United States: 1960 to 2010


ピーキー

英語:peaky

ピーキーとは、ピーキーの意味

ピーキーとは、特定の状況下や限定的な範囲においては非常に高い性能を発揮するが、それ以外の状況では神経質な挙動や低いテンションを示す特性をもつ、という意味。日本国内では主に、自動車やバイクなどのエンジン、ハンドリング性、タイヤの特性などを表現する形容詞として用いられることが多い。ピーキーは、英語のピーク(peak)に由来する言葉であり、本来のピーキー自体は単に「尖った」「針のような」「山のような」という意味を表し、自動車の特性を表現する言葉ではない。

自動車の特性としてのピーキー

自動車の特性としてのピーキーは、エンジンの回転数がピーク(peak)の時に強いトルクを発生し高回転型エンジンをさす。低い回転数ではトルクが弱く、エンストしやすい、シフトミスなどでエンジン回転数が落ちると極端に加速しにくくなるなどの特性があり、適正なギアシフトやクラッチ操作が求められるため、素人には扱いにくいタイプのエンジンとされる。このことから時に、特定の状況やテンション、場面でのみ普段以上のパフォーマンスを発揮する扱いづらい人物の、特性や個性を指し示すのに用いられることがある。

ピーキーの類語や対義語

ピーキーとは、その扱いの難しさから「玄人向け」「上級者用」「じゃじゃ馬」という類語に置き換えることができる。得意分野や特定の条件下でのみ発揮される最大限の能力をどう引き出すかが求められるからである。人に対して使用する際は「気まぐれ屋」などネガティブな面を表現する言葉になる場合もあるので使い方には注意が必要である。

ピーキーの対義語は「初心者向け」「一般用」という言葉になる。自動車用語としては特性や個性を欠いたイメージの言葉になるが、人に対して使用する際は、感情を統制し円滑な人間関係を築ける好人物をさすことが多い。

バルク

英語:bulk

バルクとは、バルクの意味

バルクとは、大きさや容量という意味である。英語由来の言葉で、スペルは bulk となる。日本語、英語とも意味は同じだが、英語では「一括する」「まとめる」といった意味で使われることも多い。ちなみにバルクという言葉は、学問やビジネスなど多くの分野で使われており、その分野によってさまざまなものをバルクと称している。

バルクの語は、化学分野においては、医薬品原料や中間体という意味で使われている。また、ボディービル用語、フィジーク用語ではバルクというと筋肉を指し、バックアップと言うと筋肉の量を増やす、増えたことを意味している。半導体用語としては、SOI結晶を従来のものと区別する際にバルクと呼ぶこともある。

物流用語としては、在庫品や工業用品などまとめて仕入れられた商品やパーツをバラ売りする際に、バルク品と呼ぶことが多い。IT用語としてのバルクも物流用語と同じ意味で使われている。主に、パソコン周辺機器やパーツ品に対して「バルク品」という言葉が用いられている。

バルクの対義語

バルク品の対義語として、パッケージ版や正規品などが挙げられる。しかし、同じ製品であれば、バルク品も正規品も中身は変わらない。ただし、バルク品は保証期間が短く設定されていたり、包装が簡易的になっていたりするため、パッケージ版よりも安い価格になっているのが一般的である。



パラダイム

英語:paradigm

パラダイムとは、パラダイムの意味

パラダイムとは、範例という意味のことである。簡単にいうと、思考の方法論やものの見方ということである。パラダイムは、英語の paradigm をカタカナ表記したものである。

パラダイム論とは

パラダイム論とは、「科学革命の構造」という著書で知られる米国の科学者T・クーン(Thomas Samuel Kuhn)が唱えた理論で、科学的業績により構築された思考法や解決法のモデルを明らかにしていくという科学論である。

パラダイムシフトとは

パラダイムというワードは科学論から生まれたが、パラダイムシフトやパラダイム転換などのように、科学以外の分野でも多用されるようになった。パラダイムシフトとは、特定の時代や分野において、不動のものとされていた主流の考え方や支配的な価値基準が劇的に変化することを指す。コペルニクス的転回が具体例として挙げられる。旧パラダイムが天動説であり、新パラダイムが地動説ということになる。日本では、個人の認識の変化や常識が覆ることなど広い意味でパラダイムシフトという言葉が使われている。しかし、パラダイムシフトは社会全体の価値観の変化などに使われる用語であり、本来は個人や個別の組織の発想転換や方針転換などを指すものではない。パラダイムシフトは、パラダイムチェンジやパラダイム転換とも言い換えることがある。

ハラショー

ハラショーとは、ハラショーの意味

ハラショーとは、ロシア語で素晴らしいという意味。ハラショーのスペルは Хорошо になる。ハラショーの語源は、ロシア語の形容詞「ハローシイ(хороший)」である。ハラショーの語は、日常会話においては形容詞ではなく、副詞として「素敵だ!」や「きれいだ!」のように感嘆を表す言葉である。ハラショーには、「了解した」という意味もある。発音は日本人にも比較的容易で、アクセントが正しければロシア人にも通じる。ハラショーには「素晴らしい」と「了解した」という意味があるので、英語では、great や fantastic、all right、OK などの表現が該当する。

ハラショーとスパシーバとの違い

ハラショーとスパシーバの違いはその意味にある。ハラショーが「素敵だ」という意味であるのに対して、スパシーバは「ありがとう」という感謝の気持ちを表す。ただし、ハラショーの別の使い方として、友達同士など気さくな間柄で、「ありがとう」と言う時にスパシーバではなくハラショーを用いることもある。

ハラショーが「素晴らしい」や「素敵だ」という意味で使う場合は、相手の行動を褒める時や美しい風景に感動した時があるが、美人に対してその美しさを称賛するために用いることも珍しくない。「了解した」という意味の場合は、相手の指示や提案の内容を理解した時や、許可や同意を求められて賛同する意図を伝える時に使う。友人同士で軽く謝意を示す場合は、「どうも」や「助かるよ」といった会話ができるラフな間柄に限定される。