新語時事用語辞典とは?

2020年4月18日土曜日

パラダイムシフト

英語:paradigm shift

パラダイムシフトとは、パラダイムシフトの意味

パラダイムシフト(paradigm shift)とは、時代や社会において、常識的な考え方の枠組み(パラダイム)が、革命的、劇的に大きく転換(シフト)すること。パラダイムシフトの語はもともと、科学、学術分野において、革命的転換を意味する語として使われていたが、最近ではさまざまな分野で使われるようになってきた。

パラダイムシフトの語源

パラダイムシフトのパラダイムは、科学史・科学哲学者のトマス・クーンが「科学革命の構造」で用いており、各時代の科学者集団が研究や議論の前提とする共通の考え方の枠組みであると定義している。パラダイムがなければ科学の進歩はあり得ないが、科学の進歩に伴ってこれまでのパラダイムでは説明のつかない問題が明らかになることがある。ここで以前のものとは全く異なるパラダイムに則って考えることで、これまで説明のつかなかった問題が解決され、科学が大きく前進することがある。このような革命的な転換をパラダイムシフトというようになった。

パラダイムシフトの事例

科学におけるパラダイムシフトの例として、コペルニクスの地動説やアインシュタインの相対性理論、ダーウィンの進化論などが挙げられる。ビジネスシーンでは、「発想の転換」「常識を覆す」「固定観念を捨てる」などの言葉がパラダイムシフトに相当する。パラダイムシフトの最近の例としては、サブスクリプションが挙げられる。サブスクリプションは、人々の物の消費性向の変化によるものである。

パラダイムシフトの類語


  • パラダイムチェンジ
  • コペルニクス的転回
  • 定説・常識を覆す
  • 発想の転換
  • 固定観念を捨てる


パラダイムシフトの語の例文


  • 時代遅れの発想をやめて、今こそパラダイムシフトすべきだ
  • 人々の消費スタイルの変化に応じたパラダイムシフトが必要だ
  • 彼の提案は、わが社の経営管理にパラダイムシフトを引き起こした
  • ビッグデータとAIの活用によって、近い将来大きなパラダイムシフトが起こるだろう
  • テレワーク制の導入は、仕事は出社して行うという常識を覆すパラダイムシフトだった



リマインダー

リマインダーとは、リマインダーの意味

リマインダー(reminder)とは、備忘や念押しを意味する語。IT用語としては、仕事の予定や遊びの予定などを忘れないように通知する機能、あるいはサービス、アプリケーションのことである。

リマインダーに予定の内容と日時を入力しておけば、予定日、予定時間の前になるとアラートで知らせてくれる。毎週決められた時間、毎週決められた曜日、毎月決められた日など、繰り返しの予定がある場合でも、1回の設定で登録することもできる。

リマインダーの中には、位置情報を使った機能をもつものもある。例えば、急用ではないが、ホームセンターに寄った時に購入したい商品があったとする。ホームセンターの位置情報をリマインダーに設定しておくことで、ホームセンターの近くに来た時にアラームで知らせてくれるというものである。

リマインダーは、引っ越しの手続きや旅行の準備といったイベントに活用することができる。例えば、引っ越しの手続きの場合、役所への転出の手続き、銀行への連絡、下水道、電気、ガスの契約会社への連絡、免許証の書き換え、保険加入、管理人への挨拶というような、やるべきことをリマインダーで管理することもできる。