新語時事用語辞典とは?

2020年9月14日月曜日

ハンマー&ダンス

英語:The Hammer and the Dance
別名:ハンマーアンドダンス

ハンマー&ダンスとは

ハンマー&ダンスとは、2020年に流行した新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の感染者数が増加している時は、休業要請や不要不急の外出自粛要請といったハンマーで叩くような強い施策を行い、減少している時はダンスを踊るような緩やかな施策を行うという考え方である。フランスのトーマス・プエヨ(Tomas Pueyo)が提唱した。

ハンマー&ダンスは、1人の感染者が何人に感染させるかを表す「実効再生産数(R)」に注目し、ハンマーの時期とダンスの時期を分ける。ちなみに新型コロナウィルスのR値は約2.5であるとされる。

ハンマー&ダンスの考え方では、新型コロナウィルスが流行している時は実効再生産数を0.5まで下げることが必要としている。つまり、人との接触機会を80%(1-0.5÷2.5=0.8)減らさなければならないということになる。

一方、ダンスの時期においては、実効再生産数が1を超えないようにすることが求められている。つまり、人との接触機会を60%(1-1÷2.5=0.6)以上減らさなければならないということになる。

関連サイト:Coronavirus: The Hammer and the Dance(Tomas Pueyo)

社会機能維持者

読み方:しゃかいきのういじしゃ

社会機能維持者とは

社会機能維持者とは、国民生活や社会機能を維持するために最低限必要とされる業務に就いている人の総称である。特に、ライフラインの破綻防止に資する業種や職種の従事者を指す。

社会機能維持者とされる主な業種、および職種は次の通りである。


  • 電気・原子力・ガス・石油
  • 熱供給事業
  • 水道関連事業
  • 郵便
  • 航空
  • 空港
  • 水運
  • 鉄道
  • 道路旅客・貨物運送
  • 道路管理
  • 倉庫
  • 運輸附帯サービス
  • 食料品・生活必需品の製造・販売・流通
  • 金融
  • 情報システム
  • 火葬・埋葬
  • 廃棄物処理
  • 国家・地方公務員(最低限の生活維持に不可欠な事務事業に携わる者)


社会機能維持者は、感染症によるパンデミックが起きた時に、先行してプレパンデミックワクチンが接種できる。

選択登校制

読み方:せんたくとうこうせい

選択登校制とは

選択登校制とは、登校して授業を受けるか、自宅でオンライン授業を受けるかを保護者の判断で選択できる仕組みである。選択登校制は、2020年に流行した新型コロナウィルス感染症拡大の防止策として、一部の小学校や中学校などで導入された。アフターコロナ、ウィズコロナにおける学校の新しい生活様式の1つである。

選択登校制では、オンライン授業を選択した場合は欠席扱いにはならない。児童、生徒は、家庭にあるタブレット端末やスマートフォンなどを使ってライブ配信による授業を受ける。

小学校や中学校では、選択登校制の他に分散登校や時差通学、短縮授業などにより段階的に学校を再開している。

ワリキリ

ワリキリとは、ワリキリの意味

ワリキリとは、「割り切った交際」を意味するスラングで、成年男性が未成年者、あるいは成年者に対して金やモノを差し出し、見返りとして性交に及ぶことである。援助交際と同義である。

相手が未成年者の場合、ワリキリの買春側には「児童買春、児童ポルノに係る行為等の規制及び処罰並びに児童の保護等に関する法律」が適用され、5年以下の懲役、または300万円以下の罰金に処せられる。ちなみにこの法律は児童を保護することを目的としているため、未成年者に対する罰則等は規定されていない。

関連サイト:
児童買春、児童ポルノに係る行為等の規制及び処罰並びに児童の保護等に関する法律(e-Gov)

売春防止法(e-Gov)

自営型テレワーク

読み方:じえいがたテレワーク
別名:在宅ワーク

自営型テレワークとは

自営型テレワークとは、企業からの委託を受け、自宅または自宅に準ずる場所でパソコンやインターネットを活用しながら仕事をすることである。在宅ワークともいう。

自営型テレワークを行う者を自営型テレワーカー、在宅ワーカーという。自営型テレワーカーのほとんどは会社に属さない個人事業主である。中には、会社に属しながら副業として自営型テレワークを行っている者もいる。

自営型テレワークの業務内容には、プログラミングやデザイン、システム設計・開発、文章作成、データ入力、電話やインターネットによるオペレータ―などが挙げられる。

関連サイト:5分でわかる自営型テレワーク(厚生労働省)