2010年11月27日土曜日

高効率二重管式薄肉エキゾーストマニホールド

読み方:こうこうりつにじゅうかんしきはくにくエキゾーストマニホールド

トヨタ自動車、住友金属直江津、住友金属工業、三五によって共同開発された「プレス成形法による二重管式エキゾーストマニホールド」の技術を活用して、トヨタが設計したエキゾーストマニホールド。

通常、エキゾーストマニホールドは曲げや溶接などの加工を経て形成されるが、「プレス成形法による二重管式エキゾーストマニホールド」では、プレス加工によってエキゾーストマニホールドを形成する。さらに新素材の開発によって薄肉、軽量、かつ十分な耐久性を実現している。

この「プレス成形法による二重管式エキゾーストマニホールド」を基にトヨタ自動車が設計した高効率二重管式薄肉エキゾーストマニホールドは、内管の肉厚を0.2mmほど薄型化。25%の低熱容量化と軽量化を実現した。さらに、高価なレアメタルの一種であるニッケルの使用量は、代替素材も採用することで合計41%の削減に成功した。

これらの功績をもって、2010年11月に開催された「第16回素形材月間記念式典」で、トヨタ自動車、住友金属直江津ら4社は財団法人素形材センター会長賞を受賞している。

関連サイト:
環境に優しい「プレス成形法による二重管式エキゾーストマニホールドの開発」で、財団法人素形材センター会長賞を受賞 - SUMITOMO METALS:プレスリリース:プレスリリース2010